『ゾンビU』は、ユービーアイソフトから発売されたサバイバルホラーアクションゲームです。Wii U専用に開発された、本体同時発売ソフトということもあり、コアなファンから注目を集めていた本作。Wii Uの機能を最大限に利用した操作方法が特徴的なソフトとなっており、Wii U GamePadをスキャナーに見立てたり、スコープとして照準を合わせたりと臨場感溢れる操作性が魅力となっています。
舞台となるのは2012年のロンドン。謎の殺人ウィルスが発生し、人類は絶滅の危機に瀕します。この状況でプレイヤーは「生き残れるかどうか」ではなく、「どれだけ長い間、人間のままでいられるかどうか」を問わるサバイバルに身を投じていきます。
2013年1月16日より、その『ゾンビU』の体験版が配信されました。国内のWii Uタイトルとしては初の体験版配信となる本作。ニンテンドー3DSの体験版ソフト同様に起動回数が設定されており、今回の『ゾンビU』では30回となっています。
体験版の舞台となっているのは保育園。ここから薬を見つけ出して持ち帰るというミッションになっています。単純なミッションとはいえ道中には様々な要素が満載で、体験版ながらかなりの高難易度となっています。生存者数は3人までと設定されており、それ以上のプレイヤーキャラが死ぬとゲームオーバーになります。
開始時に操作方法の説明はありますが、プレイ中にもひと通りの操作方法のレクチャーが挿入されます。基本は左スティックで移動、右スティックで視点操作、Xボタンでメインアクション、Lボタンでスキャナー、ZLボタンで照準、そこからZRボタンで攻撃となっています。他にもサブアクションや押し返し、クイックターンなど細かいボタン操作が設定されており、武器の装備やアイテムなどはタッチスクリーンにて行うことが可能です。
アイテム画面を開いている間もメイン画面でゲーム進行が止まることはなく、常に状況は動き続けています。この仕様は特に秀逸で、意図的に画面から目を離させることにより、程よい緊張感と恐怖感の演出に一役買っています。
敵であるゾンビへの攻撃手段は初期から装備しているクリケット・バットによる殴打とL9A1拳銃による射撃などとなっています。拳銃の方は弾数が制限されているので道中で逐一調達する必要があり多様は禁物。基本は音を立てずに使えるクリケット・バットによる攻撃が主たる手段となります。他にも発煙筒などのアイテムを有効活用してゾンビとの戦いを有利に進めていくことが可能です。
プレイ内容にもよりますがこの体験版は1時間程度の内容で、やりごたえはかなりの物となっていました。それなりにゲームの腕に自信のあった筆者も3度ゲームオーバーになり、ゾンビとの集団戦では予想以上に苦戦しました。
近年のゾンビゲームといえば「いかに敵を倒すか」というゲーム性が多く見られましたが本作では「いかに長くゾンビから逃れられるか」に重きが置かれており、ゾンビゲームはやりつくした、という方にも新鮮な体験ができるものと思います。まだ買うかどうか迷っていた、という人も是非体験版をプレイしてみてはいかがでしょうか。
『ゾンビU』は、好評発売中で価格は6,980円(税込)となっています。
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■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
ホラーゲームは割と本気でビクビクしながらプレイする方。敵との激しい戦いよりも、謎解きやじっくり探索するタイプのゲームが好き。
Twitter:hibiki_magurepo