スクエニ、『ドラクエX』RMT不正者数を公表 ― 660アカウント、総額1億7393万ゴールド凍結・没収

 人気ゲーム「ドラゴンクエストX」で、RMT(リアルマネートレード:ゲーム内データの売買)行為による懲戒処分アカウント数と凍結ゴールドが公表された。販売、購入で計660アカウントが処分された。

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 人気ゲーム「ドラゴンクエストX」で、RMT(リアルマネートレード:ゲーム内データの売買)行為による懲戒処分アカウント数と凍結ゴールドが公表された。販売、購入で計660アカウントが処分された。

 今回、同ゲーム運営より公表されたのは、2013年3月中旬までに実施した不正行為者への対応。RMT販売者(ゲーム内の 「ゴールド」 および 「アイテム・装備品」 などを現実の金品を用いて販売していたキャラクターおよびアカウント)が552アカウントで9057万ゴールドを凍結、RMT利用者(現実の金品を用いて 「ゴールド」「アイテム・装備品」 などを購入していたキャラクターおよびアカウント)が108アカウント、8336万ゴールドが没収された。

 これら不正ユーザーには、「RMT行為で不正に獲得したゴールドやアイテムの凍結」「永久利用停止」「一時利用停止」といった懲戒処分が下されたという。ゴールドに関してRMT販売者が凍結、RMT利用者が没収という処分から見て、利用者への厳罰が適用されたと見られている。

 運営側は今後の対応について、「『ドラゴンクエストX』では、規約に基づき、RMT行為について禁止しており、定常的に調査・対応を実施しております。RMT行為、およびそれに加担する行為を行ったキャラクターについては、必ず特定し、しかるべき措置をとらせていただきます」とRMT撲滅へ強い態度で臨むことを明らかにしている。

 「ドラゴンクエストX」をはじめとしたオンラインゲームでは、ゲーム内アイテムやゲーム内通貨を、オークションなどで売買する行為があとを絶たない。運営側の厳正なる態度がこういった不正行為を減らす一助となる一方、ユーザー側にもモラルが求められる。

「ドラゴンクエストX」RMT不正者数を公表、660アカウント1億7393万ゴールドが「凍結・没収」

《関口賢@RBB TODAY》

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