【ガチレポ!】第28回 Vitaのゲームは大画面でも美麗だった!「PS Vita TV」の開封から使い方、インプレッションまで

みなさんこんにちは、Amiです。今週のガチレポ!で扱うのは、14日にソニーから発売されたばかりの新機種「PS Vita TV」です。開封から導入手順、使用感までをなぞってご紹介していきます。

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PS Vita TV
PS Vita TV 全 12 枚 拡大写真
みなさんこんにちは、Amiです。今週のガチレポ!で扱うのは、14日にソニーから発売されたばかりの新機種「PS Vita TV」です。開封から導入手順、使用感までをなぞってご紹介していきます。

「PS Vita TV」は、ゲーム、ビデオ、エンタメと様々な楽しみ方ができる周辺機器のような機能を備えた新機種です。映画をみたり音楽を聴いたりする専用のコンテンツも利用できますが、ゲーマー的に気になるのはやはりゲームのこと。

「なんと、PS Vita TVを使えば、PS Vitaのゲームをテレビの大画面で遊ぶことが出来てしまうのです!」

というわけで、今回はPS VitaのゲームをPS Vita TVで楽しむ事をメインに据えてお伝えしていきます。

■予想を上回るコンパクトさ
14日の朝、ソニーストアから到着したPS Vita TVの箱を手にとって思ったことは「予想以上に小さい」ということ。そして軽い。

開けてみるとPS Vita TV本体と説明書、テレビと接続するためのHDMIケーブル、アダプタの4つが入っていましたが、そこでPS Vita TV本体が占めていた割合は極わずか。実際に手にとってみると、驚くことに筆者のスマホの面積のほうが一回り大きく、重量も重く感じるほど。厚みはPS Vita TVのほうが厚いものの、それでもスマホ2つ分といったところです。これならちょっとした旅行や出張先のホテルで楽しむ事も十分すぎるほどに可能ですね。

※本記事で使用している画像はデジカメを使用してTV画面を直取りしたものになります。PS Vitaと同じく、PS Vita TVでスクリーンショット撮影(PSボタン+スタートボタン)することも可能です

■早く遊ぶために!PS Vita TVの導入ウォークスルー
PS VitaのゲームとデータをPS Vita TV側で引き継いで遊ぶための手順をまとめてしまうと、以下のようになります。「1」と「2」はあとからでも可能ですが、最初にやってしまったほうが面倒も少なくてオススメです。

1 :PSアーカイブなどのダウンロードタイトルを既に2つ以上の機器で遊んでいるなら、いずれかの機器認証を解除する
2 :PS Vita TVに遊びたいゲームソフトと、共有したいデータが入っているメモリーカードを挿入する
3 :PS Vita TVをテレビと接続。画面表示に従って初期設定とネットワーク設定を行う
4 :PS Vitaで使っているアカウントを使い、プレイステーションネットワークにサインイン
5 :「1」で機器認証解除をした場合、ホームメニューの「設定」から機器認証をおこなう
6 :遊びたいゲームソフトにアップデートがないか確認し、アップデートする
7 :うまくゲームが起動しない時はPS Vita TVを再起動する
(サポートセンターによると、再起動したほうがいい場合もあるそう)


まずは「1」の機器認証について。本体を沢山所持していない人には耳慣れない言葉だと思いますが、ダウンロードタイトルには1つのタイトルが多数のゲーム機で遊ばれる事態を防ぐため、ゲーム・アプリに限らず認証登録数に上限が設けられているのです。
上限に達してしまっている場合は、いずれかの機種の機器認証を解除しないとPS Vita TVでは遊べませんので、任意の機種で解除を行いましょう。

私の場合、PSPとPS Vitaの両方で楽しんでいたダウンロードゲームをPS Vita TVで遊ぼうとしたところ、機器認証のエラー表示がでてプレイできなかったため、PSP側でPSPの機器認証を解除することにしました。どの機器認証を解除するかはもちろん自由で、解除後に再度登録しなおす事もできるので安心です。

なお、先日ソニーより認証台数の増加がアナウンスされました。変更実施日は近日中に改めて発表とのことですので、続報をお待ちください。

■セーブデータ共有方法は2種類
それが終わったら、PS Vita TVにソフトとメモリーカードをセット。当然あとからでも出来ますが、ソフトとメモカの挿入は電源オフ状態でないと行えないため、先にやってしまうとスムーズです。

メモリーカードをPS Vita TVに挿入すれば、PS Vita側ですでにダウンロードして遊んでいた色々なアプリやダウンロードゲームをそのままPS Vita TV側ですぐに楽しめるようになるのでラクチン!

PS Vita TV未対応のタイトルやアプリは残念ながら遊ぶことができませんが、これについては公式サイトに対応タイトルリストが出ているので、そちらで確認してください。対応タイトルであれば、PS Vitaとのマルチプレイも問題なく利用できます。

肝心のセーブデータの共有方法は大きく分けて2種類あって、プレイステーションPlusの会員であるなら、オンラインストレージの「セーブデータお預かり」サービスを利用してダイレクトにデータを共有するか、単純にメモリーカードを両機種間で移動させるかのどちらかになります。メモリーカードを使用する場合は、必ずPS Vitaで使用しているものと同じメモリーカードを使用するようにしましょう。

また、PS Vita TVの本体には1GB分のハードディスクが内蔵されているので、それも含めて活用すれば、一層取り回しよく楽しめます。


■初期設定は超簡単。PSN接続時はアカウントに注意
準備が済んだら、テレビとPS Vita TVをHDMIケーブルで接続し、電源を入れて初期設定とネットの設定を開始。といっても、画面に表示される指示に従うだけなので非常に簡単です。初期設定後にアップデートが求められた時は、それに従ってアップデートしてしまいましょう。

PSNに接続する際は、メモリーカードの時と同じく、必ずPS Vitaで使用しているものと同じアカウントを使ってサインインする事。そうしないとトロフィーやセーブデータを共有することができなくなるので要注意です。「共有する場合は必ず統一する」。これを忘れないように!

以上で、ひとまずPS Vitaと共有して遊ぶことができるようになりました。PS Vita TVのホームメニューのアイコンを整理したいときは、△ボタンを押せばOK。編集モードでは、PS Vitaのボタン操作時と同じ感覚でフォルダを作ったり、並び変えたりできるようになります。

ただ、このホームメニューのアイコンの並び順はPS Vita TV側とPS Vita側とで引き継ぐことができないのが難点。つまり、機種別に整理しなおす必要があるのです。地味な点ではありますが、大量のアイコンを抱えている場合はコレが予想以上に面倒であるため、今後のバージョンアップでの改善に期待したいところです。


■PSタイトルの魅力を再認識できるPS Vita TV
手始めに遊んだのはPS Vita『討鬼伝』ですが、大きなコントローラーで操作する快適さもさることながら、PS Vitaタイトルのグラフィック表現がいかに緻密かという事を再認識させられました。さすがにPSPタイトルになると画質は劣りますが、十分許容範囲です。綺麗なグラフィックを小さな画面で遊ぶなんて勿体無いな、と少しでも思ったことがある人ならきっと感動するはずです。

現時点で対応ソフトがまだ少なめな事や、特にPS Vitaの機能をフル活用したタイトル―『グラビティ デイズ』や『キルゾーンマーセナリー』など―は対応が難しいと言われていたり、と残念なところはあるものの、「大画面でプレイしたい、大きなコントローラーで悠々と操作したい!」とかねてから切に願っていた私としては満足度は高めです。同じような思いをした経験があるなら、それだけでも値段以上の価値はあるといっていいのではないでしょうか。

外でPS Vitaを遊んで、帰宅後はPS Vita TVで続きをプレイ。眠くなったら布団の中にPS Vitaを持ち込んでマッタリと…なんて、常に満足出来る環境でPS Vitaタイトルを遊ぶことができるなんて嬉しい限りです。PS4が発売されてからはPS4のリモートプレイも可能になるため、利便性はさらに広がっていくことでしょう。

ゲームのプレイ環境にちょっとコダワリがある。いつでもどこでもゲームしたい。もっと便利に楽しみたい。なんて人は、PS Vita TV導入を考えてみるのもいいかもしれません。

「PS Vita TV」は現在好評発売中。価格は9,954円(税込)です。

(C) 2013 Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved

■筆者プロフィール
Ami
元・ゲームグラフィッカーのボス戦好きなアマゾネス。PS Vita TVのせいで益々PS4発売が楽しみになってきました。ジュルリ
ゲームは雑食で、国産から海外、RPGからFPSまでなんでも遊ぶ、食い散らかし系です。とりあえず、ゲームができればそれで幸せ。
ブログ:http://blog.livedoor.jp/xxxplus/

《Ami》

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