『サモンズボード』をざっくり説明すると、4×4マスの召喚盤の上で戦う将棋風ボードゲームです。と言っても、ルールは単純。将棋のルールがわからなくても問題ありません。直感的な操作で、誰でも簡単にプレイできます。『パズル&ドラゴンズ』でお馴染みのルールも取り入れられているので、『パズドラ』をプレイしたことがあるなら、さらに『サモンズボード』の世界に入りやすいはずです。
戦いの舞台になるのは、4×4マスの計16マスの召喚盤。将棋の駒に当たるものが、モンスターです。プレイヤーのパーティー最大4体と敵が、16マスの召喚盤に配置されることになります。バトルはターン性で、移動は1ターンに1回のみ。移動できる方向と攻撃できる方向は、モンスターに表示されている「やじるし」で表されています。
『サモンズボード』のポイントは、この「やじるし」です。モンスターは、「やじるし」が向いている方向に移動、攻撃します。攻撃回数は、「やじるし」の数の分だけ。さらに、モンスターごとに移動方向と攻撃方向が違うのですが、常に「やじるし」が表示されていることで、直感的な操作が可能です。モンスターをタッチすると、移動できる場所が青い円で表示されるので、とてもわかりやすいですよ! ボードゲームをすると、「えーと、この駒の特性は……。なんだっけ?」となってしまう私にも安心の優しさです。
移動後に、「やじるし」の隣に敵がいると自動的に攻撃。敵が複数いれば、複数の敵に攻撃します。敵を複数の自軍ユニットで攻撃した場合は、コンボとなって攻撃力がアップ。わかりやすくシンプルなルールながら、自軍と敵の「やじるし」の向きを考えながらプレイする必要があるため、戦略性が高いゲームになっています。でも、1プレイにそれほど時間がかからないところが魅力。16マスという絶妙な設定のおかげで、サクサクとプレイできるようになっています。
新しい要素がいっぱいの『サモンズボード』ですが、『パズドラ』でお馴染みのルールも採用されています。まず、モンスターの属性。モンスターには、「火」「木」「水」「光」「闇」の5属性が設定されています。「火は木に強く、水に弱い」「木は水に強く、火に弱い」「水は火に強く、木に弱い」「光は闇に強く、闇は光に強い」という点は、『パズドラ』と同じです。
モンスターの「スキル」も、『パズドラ』でお馴染みのものです。「スキル」は、「スキル」と「リーダースキル」の2種類。通常の「スキル」は、条件を満たせばバトル中に発動することができます。「リーダースキル」は、そのモンスターをリーダーにしたときに使用できるものです。
ゲームを有利に進めるために欠かせないものとなりそうな要素が、「ギルド」です。これは、ギルドに所属することで、モンスターを強化することができるから。ギルドは、「ランキングバトル」で入手できる「BP」で強化可能で、強化していくと、モンスターの能力をアップさせることができます。
ちなみに、「ランキングバトル」は、「VSチケット」を消費して行う対人戦です。他プレイヤーとバトルすることで、BPが手に入り、所持しているBPでランキングが決まります。ランキングの順位に応じて、報酬も用意されていますよ!
わかりにくくなりそうな将棋風のルールを、スマホならではの直感的でシンプルなものに仕上げているので、最初は難しいことを考えずにプレイできます。でも、慣れてくると、頭を使って考える戦略的な楽しさを味わえるように。この辺りの流れがスムーズです。1プレイが短時間というのも、個人的には好印象。召喚盤が16マスでは物足りないような気もしますが、サクサク遊ぶにはこれくらいが丁度良いです。「左持ち」「右持ち」を選べる細かさもナイス! ただ、ギルドがモンスター強化に繋がるため、他プレイヤーとの協力が必須になりそうな点で好みが分かれるかもしれません。この辺りは、実際に触ってみて判断を。ボードゲームが好きな方は、ぜひプレイしてみてください。
『サモンズボード』は、好評配信中で基本プレイ無料のアイテム課金制です。
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ファミコンのA/Bボタンが四角だった頃からのゲーム好き。最近はAndroidにご執心。のんびりライターとして活動しながら、ゲームをプレイ中。ときどきすれ違いを求めて、3DS片手に福岡を徘徊しています。
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