『鉄拳』プロジェクトには、かつて「乳揺れ禁止令」が発令されていた ─ 原田氏が解禁に関する秘話を明かす

3D対戦格闘ゲームの名作として、今なお最前線で活躍を続ける『鉄拳』シリーズ。『鉄拳2』ではミリオンセールを達成し、また最新作となる『鉄拳 レボリューション』ではシリーズ初のF2Pを採用するなど、高い人気を博しつつも挑戦する姿勢を止めない意欲的なタイトルです。

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バンダイナムコゲームス 原田勝弘氏
バンダイナムコゲームス 原田勝弘氏 全 2 枚 拡大写真
3D対戦格闘ゲームの名作として、今なお最前線で活躍を続ける『鉄拳』シリーズ。『鉄拳2』ではミリオンセールを達成し、また最新作となる『鉄拳 レボリューション』ではシリーズ初のF2Pを採用するなど、高い人気を博しつつも挑戦する姿勢を止めない意欲的なタイトルです。

奥深い駆け引きや練り込まれたゲーム性だけでなく、個性的なキャラクターたちも大きな魅力となる本シリーズ。精悍な男性陣はもちろんのこと、あどけなさが残る少女から健康美溢れる女性、そして妖艶な美女まで幅広く参戦しています。

3D格闘ゲームで女性陣といえば、とかく話題に上りやすいのが「乳揺れ」。ゲーム本来の面白さとは直接の関係はないものの、リアルな挙動で揺れれば思わず注目してしまいがち。そこに大きな意義を見出す方も少なくありませんし、時にはプレイ意欲を促進させるちょっとしたスパイスになることもあります。

そんな「乳揺れ」ですが、「鉄拳プロジェクト」においては長年、「乳揺れ禁止令」なるものが発令されていました。ですが『鉄拳5』のモデル作成時に、モデルデザイナーがこっそりと揺らすためのリグを仕込み、「デバッグ時点では揺れず、終ロム提出時に揺れている」というアクロバティックな工作を経て、本シリーズで「乳揺れ」が実現したとの秘話を、プロデューサーの原田勝弘氏が明かしました。

当時の流れを原田氏がどう感じたのか、それに関しては語られませんでした。ですがその代わりに、「乳揺れ」に対する考え方が最近少し変わったという、もうひとつの秘話をこぼしました。


◆原田氏 コメント

ただ、最近とある格闘術を教えてくださる女性教官が、

「どんなに押さえても揺れるといえば揺れますよ」

とスカイプでおっしゃっていたので、

「揺れるんですか?」 

と聞き返し、 

「ええ揺れますね」

とおっしゃったので、

「揺れてしまうんですね?」

と聞き返したところ、

「ええ私の場合は揺れてしまいますね」

とお答えになったので、

「揺れるというのはどのように?」

というやりとりを15分ほど続けた結果、揺れても仕方ないのかもしれない、と最近思うようになりました。

<原田勝弘氏のTwitLongerより(http://www.twitlonger.com/show/n_1s0sv5v)>


◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

経験者による「どんなに押さえても揺れるといえば揺れますよ」との言葉は、原田氏にとっても重い一言だったようです。こう証言されてしまっては、「乳揺れ禁止令」を復活させるのも難しいと言わざるを得ないと思われるので、今後の『鉄拳』シリーズでも彼女たちの胸は揺れ続けることでしょう。「乳揺れ」肯定派の方々は、枕を高くしてお休みください。

(C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc.

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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