「妖怪ウォッチ」は人間と妖怪が混じり合う不思議な世界を舞台に、主人公のケータが妖怪と友達になることのできる腕時計「妖怪ウォッチ」を手に入れ、妖怪たちを育て、バトルを行っていくという物語の作品。玩具展開では「妖怪ウォッチ」やそれに装着する「妖怪メダル」も販売され、大ヒットとなっているそうです。
本作についてニュースポストセブンは次のように解説。
『妖怪ウォッチ』の登場キャラクターは妖怪とはいってもおどろおどろしさとは縁遠く、ゲーム内で不気味と分類されているものでも可愛らしさが残る。その可愛い妖怪キャラクターを育てることや、友達とのけんかや学校での出来事など子どもに身近なトラブルを、妖怪を発見し交流することで解決してゆく。こういった多面的なゲームの面白さが支持され、小学生を中心に広まっていった。
ニュースポストセブン「小学生を虜にする「妖怪ウォッチ」 関連グッズが品切れ続出」(3/26 16:00)
また、クロスメディア展開についてもレベルファイブとバンダイという長年のタッグの上手さを評価する声があります。「妖怪メダル」は既に300万個を突破しているとか。
巧妙なのは、「おもちゃ展開を見据えた上でゲームシステムを作っている」にも関わらず、「ゲームシステムがまずあって、後から玩具を展開した」かのように見えることで、ゲーム内では「妖怪ウォッチ」と「妖怪メダル」がごく自然な形で登場し、商売っ気を感じさせない。過去にクロスメディア展開を幾度となく成功させてきたレベルファイブとバンダイならではの巧さだろう。
マイナビニュース「『妖怪ウォッチ』はなぜヒットしたのか? 爆発的ヒットの裏にあるクロスメディアの公式」(3/30)
人気の過熱を象徴するかのように3月中旬には、東京駅一番街でナムコとバンダイが企画したキャラクターイベントショップ「妖怪ウォッチ 発見!妖怪タウン」がオープンから僅か2日間で「予想を上回る客足」で一時休業となったというニュースもありました。
レベルファイブらで作るゲーム開発会社の団体「GFF」が30日まで福岡で開催していた「妖怪ウォッチ」のスタンプラリーでも参加者が一週間で1万2000人を超えたそう。暫くはその人気が続きそうです。
【GFF2014情報】GFF2014イベント「妖怪ウォッチ」スタンプラリーの参加者が1週間で1万2千人を突破しました!3月30日(日)までキャナルシティ博多にて実施しております!!http://t.co/WyBGBlmhMj
レベルファイブ (@LEVEL5_times) March 27, 2014
GFF2014情報☆
GFF2014最終日!沢山の人で賑わってます!
GFF協賛ブースではゲームの試遊コーナーや「妖怪ウォッチ」の写真スポットなどがあります!
大人気の「妖怪ウォッチ」スタンプラリー本日最終日です。ぜひお越しください! pic.twitter.com/mOaJkCIGqL
GFF (@GFF_PR) March 30, 2014
『レイトン教授』『イナズマイレブン』『ダンボール戦記』そして次は『妖怪ウォッチ』と立て続けに人気作品をプロデュースする同社の日野晃博氏の手腕を再び評価する声も上がっています。
妖怪ウォッチ(3DSのソフトは2013年の夏に発売されてるけど当時はあまり売れなかった)がアニメ化された結果、今、男子小学生の間で大ブームらしい。テレビってやっぱり伝播力あるよね。あと、LEVEL5社長の日野さんの作風は、子供向けの方が当たるのは明らかのように思う。
Aoba (@hongo) March 30, 2014
やっぱり日野さんは天才。スーパーヒットメーカーだな。「ジバニャン」はピカチュウと同レベルまで行くかも・・・と思ったり思わなかったり。
小学生を虜にする「妖怪ウォッチ」 関連グッズが品切れ続出|NEWSポストセブン http://t.co/ZjHOwUvmRp #postseven
オガヒロ (@kenshun2319) March 28, 2014
メディアミックスなんてレベルファイブのお家芸だろ。にしてもこの販売戦略は的を射すぎるほど大成功だなあ。すげえや日野さん。
小学生を虜にする「妖怪ウォッチ」 関連グッズが品切れ続出 http://t.co/Zg0LGK7Uoo
Kakei Tomine / 渡嶺 霞渓 (@kstbit) March 28, 2014