【ニコニコ超会議3】実物のマンホールにお腹に刺さる電話まで…子どもから大人までワクワクするNTTが描く超未来

ニコニコ超会議3でNTTが出展した「超未来研究所」では、実物のマンホールから、最新技術の「ズームアップマイク」、なつかしのポケベルまで、子どもから大人までワクワクする技術が展示されていました。NTTが描く超未来とは?

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【ニコニコ超会議3】実物のマンホールにお腹に刺さる電話まで…子どもから大人までワクワクするNTTが描く超未来
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4月26日、27日に開催されたニコニコ超会議3。NTTが出展した「超未来研究所」では、実物のマンホールから、最新技術の「ズームアップマイク」、なつかしのポケベルまで、子どもから大人までワクワクする技術が展示されていました。NTTが描く超未来とは?各展示技術を紹介していきます。

■実物のマンホールが丸見えに!






普段はなかなか意識することのないマンホールですが、その内部が公開されていました。光ケーブル等を収容する管路の中継地点でもあるため、内部には複数のケーブルが。下からも、上からも覗くことができるので非常に新鮮でした。ちなみに今回展示されていたマンホールはNTT筑波研究開発センタから輸送されてきたそうで、その費用はウン百万円にもなったそうです。

■誰でもカンタンにプログラミングを学べる「ビスケット」




NTTの研究所開発されたビジュアルプログラミング言語「ビスケット」。複雑な言語を用いることなく、プログラミングを学ぶことができるということで、学校教育にも取り入れられている言語です。実際のブースでも子どもが楽しそうに遊んでいる姿もみられました。



■現代の千里眼?「リモート・ウォーカー」






「リモート・ウォーカー」とは複数の視聴者が離れた場所の様子を360度見回せるNTTの新技術です。「複数同時」というのが技術のキモで、会場でも5名程度の来場者が手元の端末で思い思いに会場の様子を見ていました。

■遠くの音声もよりクリアになる「ズームアップマイク」
その名の通り、遠方の音声をよりクリアに集音する新技術。これまでの技術よりも精度が高く、例えばスポーツ観戦・中継で指定した選手の声を回りの音をカットし聞くことができるようになるとされています。





今回の展示では、数メートル先にスピーカーが設置されており、そのスピーカーに照準をあわせることで、会場の騒音を気にせず音を聞くことができました。





■普段はお目にかかることのない管路洗浄


これまたユニークな展示だったのが、地中の光ケーブルなどを収容する管路を洗浄する技術です。普段地中を意識して生活することがないので、ピンときませんでしたが、地中のケーブルは錆や土砂がどんどん溜まっていくので、定期的な洗浄が必要になるとのこと。その際、毎回ケーブルを抜いて洗浄していては非経済的ということで、高圧水で洗浄しているそうです。実際に高圧水が出る装置も見せてもらいました。

■声がお腹刺さる?超未来体感型公衆電話






懐かしい緑の公衆電話を利用した「超未来体感型公衆電話」。聴覚だけでなく、触覚も利用した新しいコミュニケーションの形を提示する展示となっていました。2人1組で実際に体験できる本ブースでは、専用のベルトをお腹に巻くことで、電話を通じお互いの声が振動として相手に伝わります。ちなみに、どんな電話でも良かったということですが、あえて懐かしさを演出するために公衆電話を利用したとのこと。ただ、若年層の多いニコニコユーザーには逆に新鮮だったかもしれません。

他にも、なつかしの黒電話からショルダーフォン、ポケベルにフィーチャーフォンなどこれまで発売された電話や、東レと共同開発した着るだけで生体情報(心拍はもちろん、心電図も!)が計測できる機能素材なども展示されていました。

今回の出展については、niconicoを運営するドワンゴとNTT持ち株会社が資本・業務提携したことがきっかけになっているとのこと。何を出展しようか検討した結果、各研究の成果をまとめて展示しようということになったそうです。ユーザーの反応も上々ということで、ゲームエリアに構えたブースには子どもから大人まで大勢の人が集まり、また楽しんでいる姿が印象的でした。

《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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