ゲーム実況のTwitch、3DSやVitaへの対応も検討

ゲームの実況プレイが非常に高い注目を集める中、今年のE3のオフィシャルストリーミングパートナーとして、様々な番組を会場から配信。存在感を増してきたTwitch.tv。

任天堂 3DS
E3 2014のTwitchブースの様子。多数の番組が現地から配信されていた
E3 2014のTwitchブースの様子。多数の番組が現地から配信されていた 全 1 枚 拡大写真
ゲームの実況プレイが非常に高い注目を集める中、今年のE3のオフィシャルストリーミングパートナーとして、様々な番組を会場から配信。存在感を増してきたTwitch.tv。PlayStation 4やXbox Oneから直接実況プレイができる機能はユーザーの拡大を大きく促しましたが、同社は携帯ゲーム機でも同様の取り組みを模索しているようです。

Twitch.tvのCOOのKevin Lin氏はGameIndustry.bizとのインタビューで次のように述べ、ニンテンドー3DSやPSVitaでの展開についても模索しているとしました。

「モバイルという観点では、ゲームロフトのスマホ向け『アスファルト8』で実況機能の組み込みを実現しました。ゲーム単位で同様の取り組みを進めています。また、携帯ゲーム機でもサーバーやCPUの問題はあるものの、前に進めていきたいと思います。視聴アプリは作りたいですね、こちらはCPUの負荷は配信ほどではないと思いますので」

Twitch.tvは元々は汎用的な動画のストリーミングポータルJustin.tvとして誕生。しかしUstreamなどとの競争に遅れを取り、方針を転換し、ゲーム実況を専門とするTwitch.tvを立ち上げ、成功を収めました。月間ユーザー数は4500万人、100万人以上の実況者がおり、月間の配信時間の130億分にも達するそうです。米国内でのインターネットトラフィックの1.8%を占め、グーグル、アップル、ネットフリックスに次ぐ4位の規模を誇ります。

国内ではニコニコ動画のアプリがニンテンドー3DSやPSVitaでも配信されていますが、視聴専用で、今のところ配信には対応していません。負荷の問題は大きいところですが、配信にも対応するようになれば市場がまた大きく変わることもありそうです。

《土本学》

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