【今日のゲーム用語】「いしのなかにいる」とは ─ キャラロストの危険を告げる恐ろしいメッセージ
ソフトやハードはもちろん、専門的な名称から業界人まで、ゲームに関わる様々な用語を多数収録している「ゲーム大辞典」。その中からひとつずつピックアップして紹介するこのコーナー、本日のテーマは「いしのなかにいる」です。
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「いしのなかにいる」とは『Wizardry』シリーズに登場するメッセージ。文字通り「石の中にいる」という状況の時に表示されます。とはいえ、キャラクターやパーティが石の中にいるというのはどういう状況なのか、ピンと来ない方も少なくないでしょう。
ダンジョンRPGの草分け的存在として知られる名作『Wizardry』シリーズは、迷宮探索が主な冒険の舞台となります。迷宮はブロックで区切られた構造となっており、当然壁で埋め尽くされているブロックもあります。その壁の中に「出現」してしまうと、「かべのなかにいる」状態となります。
もちろん通常は、壁の中に出現するようなことはありません。ワープ系呪文(マロール)や同等の効果があるアイテムを使った際や、宝箱に仕掛けられている罠「テレポーター」が発動し強制転移させられた場合に、壁のブロックに転移してしまう可能性が生じるのです。つまり「いしのなかにいる」とは、壁の中で実体化してしまったという悲痛なメッセージの現れとなります。
壁の中に実体化すれば、当然キャラクターは生きていられません。『Wizardry』シリーズはオートセーブを採用していることが多く、「いしのなかにいる」状態を気付かずにメッセージを進めてしまうと、最悪キャラクターがロストしてしまう危険を伴います。その絶望感ゆえに、「いしのなかにいる」という一文は、恐怖と戦慄を伴うワードとして今も語り継がれているのです。
「いしのなかにいる」をより詳しく知りたい方は、下記リンクより「ゲーム大辞典」の該当項目をチェックしてみてください。
■ゲーム大辞典:「いしのなかにいる」 URL:http://game-lexicon.jp/word/%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B
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