【今日のゲーム用語】「カセットビジョン」とは ─ ファミコンよりも早い家庭用ゲーム機器
ソフトやハードはもちろん、専門的な名称から業界人まで、ゲームに関わる様々な用語を多数収録している「ゲーム大辞典」。その中からひとつずつピックアップして紹介するこのコーナー、本日のテーマは「カセットビジョン」です。
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カセットビジョンは、1981年にエポック社が発売したテレビゲーム機。ファミコンに先駆けること2年前に登場し、当時はまずここからゲームに触れたという少年少女も少なくありませんでした。
それまでのゲーム機はハードとソフトが一体化したものが多く、ハードを買えば複数のゲームが遊べる半面、拡張性に乏しく同じゲームをやり続けるしかないジレンマがありました。しかし「カセットビジョン」は、名前にある通りカセット方式を採用し、カセットを差し替えることでいろんなゲームを楽しめるようにした名ハードです。
ゲーム機本体の価格が安かったこともあり、日本国内でのカセット式テレビゲーム機として広く普及した「カセットビジョン」。ゲームのジャンルもスポーツ、シューティング、アクション、パズルなどが揃っていましたが、残念ながら本数そのものはあまり多いとはいいがたい状況にありました。
また本体の価格は安いものの、設計上の理由からゲームカセットの価格が高価だったこともネックでした。その辺りの足回りの悪さもあり、2年後にファミコンが登場すると、人気はそちらへ推移。後に次世代機としてスーパーカセットビジョンをリリースしますが巻き返すには及ばず、これを最後にエポック社はカセットビジョンの開発から撤退しました。
「カセットビジョン」をより詳しく知りたい方は、下記リンクより「ゲーム大辞典」の該当項目をチェックしてみてください。
■ゲーム大辞典:「カセットビジョン」 URL:http://game-lexicon.jp/word/%E3%82%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3
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