第87回のロコレポは、2014年9月24日からニンテンドーeショップで配信されているニンテンドー3DSダウンロードソフト『ピンチ50連発!!』のプレイレビューをお届けします。
『ピンチ50連発!!』は、トレジャーハンターを操作してピンチを切り抜けていく「シネマティック・ピンチ切り抜けアクションゲーム」。『チャリ走 DX』シリーズや『LORD of VERMILION』シリーズの開発で知られる、モバイル&ゲームスタジオからリリースされました。
■次々と襲いかかるピンチを、ひらめきとアクションで切り抜けろ!
『ピンチ50連発!!』のタイトル通り、プレイヤーに次々とピンチが襲いかかる本作。ピンチは数字ごとに細かく区切られており、トレジャーハンターを操作してクリアすれば先へ進むことができます。
■シンプルな操作方法だが、そこにワナも……。
トレジャーハンターの操作は、十字ボタンで移動、Aボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュするのが基本。状況に応じて水の中を泳いだり、ツタを登ったりすることもできます。2Dアクションゲームのスタンダードな操作方法ですが、注意しておきたい点としては、Bボタンのダッシュを一定時間以上続けるとトレジャーハンターが息を切らし、しばらく操作不能になってしまうこと。本作ではひとつのピンチを切り抜けたかに見えても、そのすぐ後にさらなる仕掛けが用意されていることも多く、それによってトレジャーハンターに幾度となく悲劇が訪れます。
操作方法がシンプルで分かりやすい分、ピンチや仕掛けのクリア方法など全体的にあえて説明を省いたゲームデザインになっており、それをプレイヤーが自らのアクションゲームスキルを駆使して見つけ出す楽しさを味わうことができる作品です。
■サウンドは「スーパースィープ」が担当!
シンプルな作風の本作ですが、グラフィックは3DSの立体視に対応。また、サウンド制作はサウンドクリエイター集団の「スーパースィープ(SuperSweep)」が担当しており、水や虫の音など、妙に雰囲気のある環境音と合わせて楽しむことができます。
■レトロゲームの難易度を思い起こさせてくれる「死にゲー」
『ピンチ50連発!!』。シンプルな操作系の本作ですが、アクションゲームとしての難易度は低くはなく、敵に接触したり穴に落ちたりと、初見プレイでは簡単にゲームオーバーになってしまうこともしばしば。いわゆる「死にゲー」の部類に入るタイプのゲーム性ですが、死に至るシチュエーションがシュールでどこか面白く、笑わせてくれる作品ですね。
随所で死にまくる作品だけに、簡単にリトライできる作りなのも嬉しいところ。ゲームのリプレイ機能やオンラインランキングも搭載されているので、アクションゲームの腕に覚えのある方はチャレンジされてはいかがでしょうか。
『ピンチ50連発!!』は、好評配信中で価格は500円(税込)です。
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
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