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その筆頭といえるのが、9月に開催された東京ゲームショウでも出典されて大好評だったヘッドマウントディスプレイ「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」や「Oculus Rift(オキュラス リフト)」。どちらもゲームショウの会場では長蛇の列ができていましたが、それを見て涙を飲まれた方も体験できるチャンスです。また、ヘッドマウントディスプレイでは「Oculus Rift」の製造元であるOculus VR社とSamsung社の共同開発による製品を用いてドラえもんの「どこでもドア」を擬似体験できるブースも魅力的でした。
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また、こちらの記事でも紹介している「多重化・不可視映像システム」は裸眼と専用の偏光メガネ着用時とで1画面で異なる映像を見ることができる技術。これは「家庭でのチャンネル争いに終止符を打つ」というコンセプトで開発されているものとのことで、こうした「だれか1人がテレビを占有せずに済むように」という考え方はWii Uにも通ずるものがあります。
ゲームに直接関係してくるわけではないかもしれませんが、ロボット周りの技術・展示も目を見張るものがありました。アニメさながらな巨大ロボットへの搭乗感が味わえる四肢動作拡大メカニカルスーツ「スケルトニクス」の展示は見ているだけでワクワクしてきますし、ロボット制御システム「V-Sido OS」の展示は劇場アニメ「機動警察パトレイバー the Movie」やTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」を彷彿とさせます(どちらも機体をOSで制御する描写が見られる作品でした)。ちょっと変わったところでは人間に勝率100%を誇るジャンケンロボットなども展示されており、ゲームファン、アニメファンであるならこうしたブースを見て回るだけでも楽しめるのでは、と感じました。
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東京・日本科学未来館にて10月23日から26日まで開催されている「DIGITAL CONTENT EXPO」は入場無料です。興味を持たれた方は、この週末に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。本記事内で触れたディスプレイ関連のブース、ロボット関連のブース、そしてドラえもんのどこでもドアを擬似体験できる展示に関しては別途記事を順次公開していきますので、よろしければそちらもご覧ください。
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