キャラのパンツは毎日変わる!?『夏色ハイスクル』の学園生活について、理事長にインタビューした

11月末に発表され、大きな注目を浴びたPS4/PS3ソフト『夏色ハイスクル★青春白書 ~転校初日のオレが幼馴染と(略)』は、オープンワールドと恋愛ADVの融合という、これまでに類を見ない大胆な提案を行いました。

ソニー PS4
キャラのパンツは毎日変わる!?『夏色ハイスクル』の学園生活について、理事長にインタビューした
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◆気になるタイトルの意味とは




──ところで、どうしても気になるのが、先ほど言い切ることができなかったタイトルに関してなんですが。

代表:言い切るどころか、キミが言えたのは「パンツ写真」だけじゃないか

──か、重ね重ねすみません……。これだけ長いタイトルに決定した経緯や狙いなどがあれば、教えてください。

代表:ふむ。実は、ここだけの話なのだが……私も、こんなに長いタイトルになるとは思わなかったのだよ。タイトルに関してD3の岡島から相談を受けた時に、「こういう言葉は入れた方がいい」「こんなのも悪くないぞ」とアドバイスしたのだが、その時アイツは何を勘違いしたのか、私が言ったキーワードをそのまま全部ぶち込んだんだよ!

──複数の案として出したのに、全部がひとつの案だと思われたと!?

代表:このクソ長いタイトルに諸君も驚いたと思うが、世界で一番驚いたのはこの私だよ。正式なタイトルをツイッターで呟いたら、あと20文字も書けないんだぞ。「超面白そうだからお年玉を取っておくZ!」とか「楽しみすぎて発売日まで冬眠したいYO!」くらいしか書けないからな。みんなも気を付けてくれ

──心しておきます。ちなみに、タイトルの一部にも盛り込まれている「パンツ」ですが、やはりマイメモリーが埋まるほど多くの種類が用意されているのでしょうか。また、恋愛関係を進める上でパンツを撮影する必要やメリットがありますか?



代表:キミキミ、寝言は寝てから言いたまえ。パンツを撮られて喜ぶ女子がどこにいると思う! パンツを撮らないと恋愛できないゲームとか、嫌じゃないか

──た、確かにそうですね……。

代表:そういうのが好きな人はどうぞ、という選択肢として提案しているだけで、私としては「眩しい青春を謳歌して欲しい」という純粋な願いを持っているだけなのだ

──邪な質問をしてしまい、誠に申し訳ありません。

代表:ただし、パンツの種類はたくさんあるZ!

──ありがとうございます!

代表:しかもPS3版よりも、PS4版の方が……綺麗だ!

──感謝の極みです!

代表:さらに、女の子たちはパンツを毎日はきかえる。これが、本作の独自システム、P(パンツ)H(はきかえ)S(システム)だ!

──PHS! なぜだか、凄く耳に馴染みます。

代表:色んな女の子のパンツを撮ってもいいし、ひとりの女の子のパンツをゲーム終了までの90日間、ずっと追い続けてもいいのだよ。ローテーションの流れや、その子のお気に入りの一枚などが見つかるかもしれない



──多くのユーザーが期待すると思います。よろしくお願いします。

代表:そうかい?じゃあちょっとパンツ増やしておくよ

──重ね重ねありがとうございます! 時に、パンツを撮影することで女の子たちに嫌われたりするんでしょうか。

代表:パンツを撮られて嫌わない女は、痴女だけだ! それともキミは、パンツ写真を撮られるたびに「あなたのことが好きなの……」と言ってくる女の子が好みなのかね?



──い、いえ、そんなことは全然! ではパンツ撮影は、恋愛面でのハンデを覚悟して挑むわけですね。

代表:……だがまあ、これはゲームだ。ちょっとくらいパンツを撮影しても、そこまで深刻なことにはならないんじゃないかな。言葉を選ぶなら、そう……スウィートチューニングかな

──スウィートチューニング! 夢が溢れる、いいお言葉ですね。ちなみに、パンツを撮るのは難しいのでしょうか。

代表:パンチラ写真を撮るのが簡単だったら、日本は終わりだ!

──は、はい、その通りです!

代表:そもそも、簡単に撮れるパンチラ写真に価値などあるのかね。捕まり補導される覚悟を持って挑むからこそ、価値があるんだよ! ……っと、まあ、あくまでこれはゲームの中だけの話だからな。現実世界と混同しちゃ、駄目よ、ダメダメ!



──なるほど、重みを感じます。

代表:それにしても、キミはさっきから何を言ってるのだね。この素朴でのどかな島の中でどんな青春や恋愛が送れるのかという質問はせず、さっきからパンツやパンチラのことばかりというのは、一体どういうことなんだ!

──あ……す、すみません、つい……。

代表:そんなことでは、この『夏色ハイスクル★青春白書 ~転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方。~』の魅力が伝えられないではないか



──確かに、そちらにばかり意識が逸れていました。ぜひ、本作の魅力をお聞かせください。

代表:うむ、よかろう。そうだな、一言でいうならば……本作で、甘酸っぱさを味わってもらいたい

──おお……!

代表:高校生の恋愛ってこうだよね、といった空気を味わって欲しい。もどかしさや、些細なことでドキドキするといったことなどを

──理事長、 ガチでマジな発言ですね!

代表:私はいつだって真面目だよ、世界一真面目なのだ。失敬な!

──そ、そうですよね、はい。



代表:だからこそ、甘酸っぱい恋愛をしっかりと描く。青春の様々な場面も盛り込む。パンツもたくさん用意する

──あ、あれ? 今、理事長自ら、パンツって……。

代表:パンツが毎日変わる「パンツはきかえシステム(PHS)」。そして、パンツを激写できる「激写パンツシステム(GPS)」も、本作の重要なポイントだ

──は、はい……ということは、「PHS」を「GPS」で楽しめるんですね。

代表:そう、「PHS」を「GPS」でだ。覚えにくいが、忘れるなよ!

──不思議と、すんなり覚えていられそうです。

代表:よろしい! 

パンツを話題に出して怒られたはずなのに、代表が自らパンツに関する言及を行うと、言いたいことは全て口にしたとばかりに立ち上がり、そのまま部屋を後にしました。残された筆者は、その展開に口を挟む暇もありませんでした。

では!と去っていきました

謎めいていた本作の魅力や特徴が、いくつか明らかとなった今回のインタビュー。その秘密の一端を解き明かしてくれた人物こそが最も謎めいていましたが、ともあれ充分な収穫が得られたひとときと言えるでしょう。

疲れながらもどこか満足した気持ちで席を立ち上がったその瞬間、部屋のドアが前触れもなく開き、そこにはなんと──。
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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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