前回は、アッシュくんに連れられ砂漠の奥へと進んだところまででしたね! 入り口あたりに屯していたアリ&クイーンアントを軽く倒し……といきたかったのですが、この砂漠から敵が文字通り段違い、一段強くなるので簡単にはいきません。
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このアリがもー強いのなんのって、トナカイQB単体ではわずか10秒足らずの命……もちろんその場にいた他のプレイヤーと力を合わせ、クイーンアントと戦ったのです。なんですかね、「クイーン」って付くとみんな超強力になるじゃないですか。こいつぁソロでは、パワーローダー装備で身長180超えの女性じゃねえと勝てねえぜぇ……。
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ここでアッシュが、愛読書である「インディ冒険記」からの知識を披露。どうやらサボテン地獄なるトゲトゲしい名前の地域があるのだとか。しかし、名前が???になっているぁゃしぃ……まあどう見てもサボテンマンドラとかトゲマンドラとか名前が付いていそうなマンドラ種が、「水湧きのツボ」を狙っている様子。ここで盗まれたら前進不可能になるところでしたが、トゲトゲしいボスも含めて打ち倒しました。御多分にもれず高体力で、最初は厄介さんかとも思ったんですけどね、意外とすんなり倒してしまったのです。
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と、ヒナ様が探し求めていたナジルさんを発見! 何やってるんですかあなた! 唯一神ヒナ様の事を放っておいて、あなた何やってるんですか!? ていうかあなた女性キャラだとばかり思っていたら、公式HPで「彼」って書かれてるじゃないですか! 返せ! ボクのときめきを返せ! 純真なおっさんのときめきトゥナイトを返せええええええ!
閑話休題。実は彼、これから向かう先の遺跡に用があるらしく、アッシュに同行を願い出ます。ところが、猜疑心の強いアッシュくん一度はお断り。しかし、結局彼の口車に乗せられて連れて行く事になりました。
しかしまあ……男だったとは。言動がボクっ子というだけではなく、公式でも「彼」と書かれているのを確認したので間違いありません。いや待て、まつ毛とか長いしこれは女の子だろ……これきっと後でイベントがあるね。女子バレ来るねこれ。間違いねえよ。まちがい……は……よね?
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気を取り直して砂漠の昼間。砂漠の夜はとても寒くなるので、無闇に動くと体力を消耗しますからねえ。一方ナジル「くん」は女神の気配が分かるというプリシラに興味津々。ていうかあなたプリシラと肩幅変わらないじゃないですか。これはやはりそういう事なんじゃ……。
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根掘り葉掘り彼女の過去を聞き出すナジルに、ジョーが「女神の事を調べてるのか」と尋ねます。すると彼の口から出てきたのは、「いにしえの戦争」というキーワード。現在も調査中だというかつての戦争について詳しい内容まで語られませんが、女神たちと召喚術師の戦争がいにしえの戦争と呼ばれるもののようです。
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そう、ここで気になるのは「クククと意味深に笑う事でアイデンティティを保っている謎の人物・仮面の男」略して意味深謎仮面の事。ヤツはケルベロスを召喚し、闇魔法に通じていました。この先、禁術指定された召喚魔法は出てくるのか? 使用できるようになるのか? その辺りも気になりますが、普段使っている 武器スキルに女神様が出てくるのは召喚じゃなかったんだ……という衝撃の方が大きかったりします。後ほどのストーリーにも出てくるのですが、あれって「なんかそういう、女神的な力を借りてる気がするんだよねー」というノリで使われていたものなんですよ。 ……衝撃のじじつ!
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目的地へと到着した我々取材班を待っていたものは、茹で上がったロブスターのように美味しそうなサソ……恐ろしいサソリさん。こいつがまた実に強く、体力は100万超えと、とにかく高耐久。周回でこの地へ来る事があっても、かなりの高レベルプレイヤーでないとすぐにやられてしまうレベルでした。
この砂漠の敵は本当に強くなっているため、試練やメタルハンターなどでしっかりレベル上げをして、最低でも各ジョブLv40以上でキャラアビリティを備えておくか、究極武器の強いのを得ないとマジヤバ。通常ボスだと、分かりやすく巨大な種類のものが配置されていたりします。しかしここは違い、普通にその辺りをうろついているサソリにシンボルエンカウントすると、連戦のラストにボスが出現。ですから、あらかじめパーティーを組むか声をかけ人数を集めてから挑みましょう。ハサミの攻撃も強力なので、物防を上げるなどしてしっかり対処。十万近い攻撃力が無ければ確実に持久戦になりますから、回復職を入れるかナイトさんにタゲを取ってもらいましょう。
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なんとか茹でロブス……サソリを倒したのはいいのですが、ここでうっかりアッシュ兵衛がサソリの毒を受けて倒れてしまいます。これは「火の呪毒」と呼ばれる種類の毒であるらしく、「奇跡のしずく」と呼ばれる霊薬が必要だというので、ジョー&ミーは一路ヒナ様の居られる砦へと向かうのでした。ヒナ様ああああ! いまあなた様の下へ爺めが罷り越しますぞー!
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ヒナ様は大変ご立腹でした。
それもそのはず、失踪したと思っていたナジルがヒナ様に何の連絡も寄越さなかったからです。けしからんな! しかもヒナ様、直接叱る意思を固められたご様子。こんな幼子に叱られるとか我々ジェントリの世界ではご褒美なわけですから、正座して待ち受けたいものです。叱られながら半笑いになり、「まじめにきくの!」とまたさらに叱られたりしてうへへ。いやはや、これも紳士たる者の務めですな。責務ですな。
ご立腹ヒナ様と一緒に女神のところへ向かうと、セイレーン様は霊薬を作るのに必要な「白銀の霊草」が、とある奴らに奪われているとおっしゃいました。ふえええ、またお使いっすか? どうもそれがないとキノくんの体から毒素(魔素?)を抜けないようなのです。
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そして、その霊薬の見た目は……大根。
そうか大根か。おでんとかさ、短冊にして味噌汁でもけんちん汁でもいいよね。切り干しにして甘辛く煮付けたものなんて、ご飯の友にもいい。さあ食べようすぐ食べよう。アッシュとかもういいや。こんな寒い季節だからこそ、ヒナ様とアサヤさんと3人で大根食って、すべてを冬のせいにして暖め合うんだ……。
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そして、その大根そっくりの霊草を盗むのも……大根。
おいおい待ってよ、そんなに大根づくしではどうにかなっちゃうよ。大根マンだとか言ってるけど、大根である以上は食えるはず。さあ食べようすぐ食べよう。もう大根って言えば、ジアスターゼが豊富で葉っぱにはビタミンAが豊富、消化酵素の 働きで胃腸を整え健康に良……あれ? 大根おクスリじゃん? これはなるべくしてなった形なのかも知れませんよ……。
そして! セイレーン様からのお使いを済ませるべく、腹をすかせて大根狩りに出かけた我々を待っていたのは! 「白銀の霊草」を盗んでいた下手人は! こいつらとなります。
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どららー!
いやもう驚くほど大根だったね。あれは大根だわ。大根マンだわ。そしてサボテンに続くマンドラ亜種だったわ。これから先も出てくるんだろうなあ。大根マンとは戦闘になりますが、砂漠で茹でサソリを倒した我々にもう怖いものはありません。奥の木の影からウシコクさんがチラリズムしたような気はしなくもありませんけど。
こちらもGスコーピオンと同様に、ザコ大根マンへのシンボルエンカウントからの3連戦で大根マンキング3体を倒すミッション。ここで怖いのは、スプラッシュバニッシュだけでしょう。他に物攻や物防を下げる攻撃もありますが、体感は誤差のレベル。ここでの戦闘は、ソロでもクリア可能だと思われます。
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大根マンから霊草を返してもらい、いよいよ芋煮会もとい儀式が始まります。それに先駆け、キングが「安静に眠っているキノくん」を会場に運んできました。なんだけど、どうも様子がおかしい。
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大丈夫、って言ってたけど?
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ダメだこれー!
アウトだこれ! キング! 完全にキノくんあっちの世界に旅立ってますよ!? 「もうこのキノコはダメだ、置いていこう」「そんな! こいつを見殺しにするなんてできない!」みたいな小芝居レベルでアウトじゃないですか。
キノくんはお星様になりました(第13章・完)
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なんて考えていたら、案の定、セイレーン様の魔力に抗い霊草にも反発したキノ君ゾンビが暴れだす! 属性は見た目通りの闇属性で、体力はなんと100万。闇属性の武器を装備している場合は交換しておきましょう。キノ君ゾンビが吐き出すのもダークジェルなので、闇属性では厳しい戦いを強いられますよ。総合値次第ですが、もうこのあたりの章になってくるとパーティー戦が当たり前のようになってきますから、あらかじめ組んでおくか人が多くいるルームを選択した方が無難です。
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悪魔の毒々キノくんと戦い終えた我々は、取り押さえたキノくんらしき物体を、面取りした「白銀の大根」入りの鍋にぶち込みました。ジョーは「大根入りのキノポスープ」などと言っていますが、このキノくんって毒々モンスターだったんで、きっとスープの色は紫ですよね。それもう毒だろって感じです。しかもダシが出るとか、それダシじゃないから! それ絶対に毒汁だから! 体中の毒素を排出した悪魔の毒々モンスターキノくんも、ついに赤まるほっぺのキノくんに戻る時が。煮出して戻るとか、こいつキノコじゃなくてスポンジだな……。
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ここで一つ気付いたんですけど、そう言えばアッシュくん、毒で苦しんでたわ。大根とかキノコとかおでんとかですっかり忘れてたノポ。正直面倒……いや、我らが頼れる団長を救うため、滋味あふれる毒々パワフルエキスを飲ませると、彼の体から嘘のように呪毒が消えた様子。マジかよ。これこそ毒をもって毒を制す、と言う事か? キノコ毒は呪いにも対処可能……悪魔の毒々キノ君すげーな。
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そんな様子を影から見ていた、「クククと意味深に笑う事でアイデンティティを保っている謎の人物・仮面の男」略して意味深謎仮面が満を持して登場! しかもこいつ、話しかけるとしっかり「クク……」と笑ってくれます。いやあ、自分のキャラが分かってるな! それでこそ謎仮面。そしてこの謎仮面、先ほどのGスコーピオンの死骸を使って悪さを企みます。しかし聡明なヒナ様はいち早くその動きを察知しておられました。さすがですヒナ様! もう一生ついていきますよ! ヒナラブ! これは愛だ!
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スカルスコーピオンはレアモンなので、地道にエンカウントを待ちましょう。属性は闇・インセクト種であるため、光属性の武器と、インセクト種に特効の武器を持って行くと戦闘を有利に進められます。パラディンやプリを例に出すと、ゲートブレーカー(熊の付いてるやつね)などはガッツリ高火力。このサソリ戦も一人では厳しいので、あらかじめパーティーで。高レベルプレイヤーが回っている場合も多く、どうしても勝てそうにないなら素直に救援要請をした方がいいかも知れません。難易度は下がってしまいますが、ストーリーを進めないとやれないクエストも多くありますから。
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スカルの付いたサソリを倒した跡には、ハイベルク先生のものと思われる短剣が落ちていました。果たしてナジルの想像通りにハイベルクは操られたフリをしているのか? それとも何かの罠なのか? これから先は、是非あなた自身のキャラクターで攻略してみてください。
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10章まではファイターやナイトのソロでいけます。それ以降は、ボス戦だけではなく、ザコ戦にも回復職の必要な場面がありました。自らプリーストを選んでしまえば手っ取り早くはありますが、攻撃主体でプレイしたい方も多くいる事と思います。そんな時は、筆者のようにフラフラしている回復職を発見して、一声かけてみてください。私もこれからまだログレスの中で徘徊していますので、見かけたらお気軽にどうぞ。基本的にプリやってると思うので。やはり協力プレイで難敵を倒すのが、このゲームの醍醐味であり熱いところでしょう。今回も、多くのプレイヤーの方々に助けられてストーリーを攻略してきました。名前を出す事はできませんが、手助けいただいた方々に感謝を。ありがとうございました。
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物防の低さがまぶしい上記は、正月バージョンのパラメーターです。獅子舞のグランダッシャーは本当に痛かったなあ……。各ジョブのレベルは50ほど、メインのプリーストは69です。プレイ日数は約1ヶ月、仕事をしながらこれなので、今からログレスをやってみたいという方でも参入しやすいのではないでしょうか? ポイントは、メタルハンターの回数をこなしてレベルアップさせる事ですね。
さて、ログレス日記もこれで一旦は終了です。続きに関しては乞うご期待ということで…ではまた何処かでお会いしましょう!