EAブースにて行われた説明では、DICEのスタッフが本作の特徴を説明。オリジナルのビジュアルに忠実であり続けながら、本作のフィールドを大きく広げ、ゲームをより深くプレイしてもらえるようにしたかった、と述べていました。
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本作の主人公も「Faith」。今作では彼女の「ランナー」としての生い立ちを語るストーリーとなっています。今回は、市民を支配する「Conglomerate」に囚われたところからスタート。Faithが仮釈放されたのち、別の「ランナー」に誘われConglomerateに反旗を翻すシーンが描かれていました。
ここではチュートリアル的な要素が組み込まれており、ダッシュからの昇り降りやスライディングの操作が確認可能。序盤のストーリー終了後にプレイできたのは「Dash」「Billboard Hack」「Delivery」の3つのアクティビティーでしたが、それぞれのミッションがマップ上にアイコンで表示され、プレイヤーはその箇所よりオブジェクティブを開始することが可能です。
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「Dash」では、ローディングのないフリーローミングを体験できるタイムアタック。A地点からB地点へいかに早くたどり着けるか、といったものになっていますが、勢いを保ちながら壁を登り、遮断物を避けながらゴールへひた走る爽快感は圧巻。障害物の前でタイミング良くボタンを押すことができれば、パルクールアクションへの没入感を味わえました。
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「環境パズル」との代名詞にて紹介された「Billboard Hack」では、プロパガンダ広告を消すミッション。街中に点在する企業の電子広告を書き換えるべく、ポイントまで登りつめる必要があり、途中に出現する敵を排除しつつ様々なルートでハッキングを試みることに。『inFamous Second Son』で存在した「エリア決戦」でのグラフィティードローイングに通じるものがありました。
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「Delivery」は戦いがメイン。Conglomerateを相手に体術で対抗するFaithのアクションを確認できました。一人称視点での近接攻撃は細かい操作はなく、ボタンの押下のみ。高い場所からしてでの降下、真正面からの突撃と様々な角度からの戦いを試してみましたが、敵の近くでボタンを押せば多少視野に捉えてなくとも攻撃可能。また一定の条件でフィニッシュムーブの演出も出現。残念ながら筆者はその演出を見ることができませんでしたが、前作にも通じるものとなっているとのことです。
2008年に発売され、一人称視点のスピード感溢れるアクションタイトルとして高い評価を得た『Mirror's Edge』。その後継作として2016年春にリリースされる本作は、E3 2015のブースでは13分と短めのプレイ時間とはなりましたが、次世代機で進化した同シリーズの可能性は大いに感じ取ることができました。
記事提供元: Game*Spark