「妖怪ウォッチ」 がグランプリ ライセンシング・オブ・ザ・イヤー 2015に

社会現象化した「妖怪ウォッチ」が、キャラクターおよびライセンスビジネス業界のアワード「Licensing of the Year 2015 in JAPAN」のグランプリに選ばれた。

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ジバニャン
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キャラクターおよびライセンスビジネス業界のアワード「Licensing of the Year 2015 in JAPAN」のグランプリに、ゲームやアニメで子供たちを中心に大人気の『妖怪ウォッチ』が選ばれた。
『妖怪ウォッチ』は、関連商品は品切れ続出となり、動画投稿サイトにはアニメのエンディングに流れる「妖怪体操」を踊るファンの動画が多数投稿されるなど、社会現象とも呼べるブームを巻き起こした。同じく主題歌が大ブームとなった『アナと雪の女王』を退けてのグランプリ受賞となった。

主催のキャラクター・データバンクは、『妖怪ウォッチ』のグランプリ受賞について「クロスメディア戦略の成功とコンテンツの魅力によって14年のキャラクター商品市場を牽引」と、その理由を挙げた。海外展開を含め、今後の更なるブーム拡大への期待も大きい。

キャラクター・ライセンス賞の『アナと雪の女王』については「クォリティの高い映像と音楽が幅広い女性層から支持された」ことがポイントとなった。関連商品は女児を中心に幅広い層にヒットした。
ライシング・エージェンシー賞には、前回選定委員特別賞を獲得した「コップのフチ子」が選ばれた。企業とのタイアップや様々なキャラクターとのコラボ展開など、「カプセルトイの枠を遥かに超えた展開は、さまざまなメディアからも注目された」と評価した。

その他ブランド・ライセンス賞に、”週末に行く小さな旅”を提案するガイドブック「ことりっぷ」、プロダクト・ライセンシー賞に『妖怪ウォッチ』の中心アイテム「DX妖怪ウォッチシリーズ」、プロモーション・ライセンシー賞に「大井川鉄道蒸気機関車のきかんしゃトーマス号」、リテイル賞に「LINE Creators Market」、ニューフェイス賞に「プリパラ」、選定委員特別賞に「TSUMU TSUMU」と「ドラえもん」が選ばれた。

7月1日には、東京ビッグサイトで開催される「キャラクター&ブランドライセンス展」の会場内で、本アワードの授賞式が行われる。この展示会は「ライセンス取引の専門展」として、世界中から様々なキャラクター・ブランドが出展し、ライセンス交渉が行われる場として2011年にスタートした。
第5回となる今年の展示会では、台湾の人気キャラクター「Gherng」が出展する現地ではFacebookで98万もの”いいね”を集め、タイアップ商品は売り切れ続出という。業界の注目を集めそうだ。

「Licensing of the Year」
http://www.charabiz.com/award/index.html

[各賞結果]

グランプリ 
「妖怪ウォッチ」(レベルファイブ)

キャラクター・ライセンス賞 
「アナと雪の女王」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)

ブランド・ライセンス賞
「ことりっぷ」(昭文社)

プロダクト・ライセンシー賞 
「DX妖怪ウォッチシリーズ」(バンダイ)

ライセンシング・エージェンシー賞 
「コップのフチ子」(スパイラルキュート)

プロモーション・ライセンシー賞 
「大井川鉄道 蒸気機関車きかんしゃトーマス号」(JR博多シティ)

リテイル賞 
「LINE Creators Market」(LINE)

ニューフェイス賞 
「プリパラ」(プリパラ製作委員会)

選定委員特別賞 
「TSUMU TSUMU」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)
「ドラえもん」(藤子・F・不二雄プロ)

社会現象となった妖怪ウォッチ がグランプリ ライセンシング・オブ・ザ・イヤー 2015

《相馬 亨》

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