1.Windows 7/8向けの無料アップグレードの予約と取り消し方法

Windows 10では、Windows 7/8向けに1年間の期間限定無償アップグレードプランが用意されています。加えて、「Windows 10を入手する」から、PCのスペック確認や予約と予約取り消しをすることが可能で、搭載されている各機能の特徴のチェックも出来ます。アップグレードは予約を済ませたユーザーへ一斉に配布されるわけではなく、初めにInsiderプログラムの参加者向けに、次に予約登録したユーザー向けにという形で段階ごとに配布されます。
2.DirectX 12対応タイトルと特徴

Windows 10には、最新のグラフィックAPIであるDirectX 12が同梱。このDirectXでは、CPUの負担を抑えグラフィックカードの性能をより高く引き出すことが出来るローレベルAPIに対応しており、DirectX 11に比べ、処理速度が向上しています。
現時点では、Lionhead Studiosの『Fable Legends』やThe Coalitionの『Gears of War: Ultimate Edition』、Snail Gameの『King of Wushu』が対応。ゲームエンジンではUnreal Engine 4やUnity 3D Engine、Frostbiteがサポートを予定しています。
3.DirectX 12対応のグラフィックカード

DirectX 12に対応したグラフィックカードは、NVIDIAのGTX Titan Xを筆頭に、GTX 900シリーズと一部700シリーズのMaxwellアーキテクチャーと、一部700シリーズと600シリーズが採用しているKeplerアーキテクチャーが対応。GTX 500シリーズを筆頭としたFermiアーキテクチャーは後日にサポート予定。AMDのグラフィックカードでは、R9/R7R5 240/HD 8000/HD 7000シリーズが対応します。
4.Windows 10対応ドライバの状況

現時点でWindows 10対応のグラフィックカード向けドライバは、NVIDIAのものとAMDからの2つがリリースされています。NVIDIAのドライバ自動ダウンロードやShadow PlayをサポートするアプリGeForce Experienceでは、最新バージョン2.5.11にてWindows 10で動作するDX12のビデオキャプチャに対応。リリースから早い段階でドライバなどが更新されるかもしれないので、Windows 10に移行を考えるユーザーは細かなチェックをしておきましょう。
5.音声アシスタント「Cortana」と新ブラウザ「Microsoft Edge」
Windows 10に搭載される音声アシスタントアプリ「Cortana」。本アプリはもともとWindows Phone向けのアプリとして開発されたもので、文字や音声から情報の検索が行えます。Windows 10向け「Cortana」はインターネットの情報だけでなく、PC内のファイルやフォルダ、アプリケーションの検索が可能です。
「Cortana」の名前は同社のSFシューター『Halo』シリーズに登場する女性型アシスタントAIから来ており、英語版では本編でコルタナ役を担当しているジェン・テイラー氏の声が採用されています。Windows 10リリース時には英/米/中/仏/伊/独/西の7か国で実装。日本向けには今後数か月の間に実装される予定です。
新ブラウザ「Microsoft Edge」は、もともと“Project Spartan”と呼ばれたもので、Internet Explorerの後継に当たります。タッチスクリーン又はマウスを利用したWebページへの直接的な手書き入力や、Webから収集したものを確認するハブ、読み取りに特化した専用ビューモードを搭載しています。
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