こう書くと、おそらく「興味はあるけれども出遅れちゃったし……」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかしそれは逆で、むしろまだ『スプラトゥーン』は拡大している途中なのです。この世界に来たいのであれば、最もアツいであろう今のうちに一歩を踏み出すといいでしょう。
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さて、まずは『スプラトゥーン』について説明しておきましょう。本作は、人の姿になれるイカたちが、インクを塗って縄張りを奪い合う対戦アクションゲームです。インターネットで世界中のプレイヤーと対戦できるほか、シングルプレイ、キャラクターのブキやギア(衣服)の収集要素などが用意されています。
2015年8月6日には大型アップデートが実施(Ver.2.0.0に更新)されており、新たなブキやモードなど、さまざまな要素が追加されました。
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続いては『スプラトゥーン』の魅力をお話。本作は対戦アクションゲームというジャンルのとおり、対戦がメインです。最も基本的なルールである「ナワバリバトル」は、4対4でインクを塗り合い陣地を奪い合うというもの。この手のシューターと言われるジャンルは殺伐としがちなのですが、独特でキャッチーなキャラクターや、インクでの塗り合いという世界設定がゲームプレイを穏やかにしてくれます。また、Wii U GamePadのジャイロ操作のおかげで、“敵に狙いをつけて撃つ”という動作がかなりわかりやすくなっているのも大きい要素です。
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なお、本作には熟練度を示す「ランク」や、名前のとおり腕前を示す「ウデマエ」という階級のようなものが設けられており、基本的にそれが近い相手と戦うことになります。私は初心者が遊ぶ様子をしばらくチェックしていましたが、おおむね初心者同士が当たりやすくなっているようです。
そして、『スプラトゥーン』は毎週じわじわと売れているタイトルです。週間売上ランキングを見ると、発売からしばらく経った現在も毎週2万~4万ほど売れており、定期的に初心者が参入していると思われます。この点から見ても、今から参加するのは遅くないでしょう。
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さらに、理解しやすくキャッチーでありながら、対戦の刺激や良さを殺さない調整にもなっています。それがランク10になると開放される「ガチマッチ」というモードです。こちらのモードでは、複数のルールが用意されておりさらに奥深いです。
■ガチエリア
指定されたエリアを塗って奪い合う「ガチエリア」は、いかに敵を払いのけ陣地を奪うかが鍵。常に味方をフォローし、敵を潜り込ませず戦線を前方で維持するというチームでの制圧戦が楽しめます。
■ガチヤグラ
ヤグラに乗って敵陣のゴールを目指す「ガチヤグラ」は、エリア以上にチームの連携が大事です。ヤグラの動きが戦場の位置を変えることになるため、息つく暇のない刺激的なバトルになっています。
■ガチホコバトル
そして、2015年8月15日に追加された最も新しいガチ用ルールが「ガチホコバトル」。このルールでは、金色の「ガチホコ」を奪い相手ゴールに持っていけば勝利となります。ヤグラと違いガチホコを運ぶルートは固定ではないため、どのルートを攻めるか・守るかという、さらに複雑な読み合いが魅力となっています。
発売当初こそ「コンテンツが少ない」と言われたこともあった本作ですが、アップデートでその点も解決されています。正確に言うと、徐々にコンテンツが解禁される形式になっており、200時間ほど遊んでいる私もまだまだ飽きないほどに、日に日に新たなコンテンツが登場しているのです。
なお、先日の大型アップデートでは、フレンドと一緒に遊べるモードなどが追加。その内容についてもご紹介しておきましょう。
■新たなブキ・ギアが追加
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新カテゴリーのブキとして、バケツ型の「スロッシャー」と、ガトリングガンのような「スピナー」が追加されています。どちらもこれまでのブキとは違った特性になっており、ゲームプレイの幅を広げてくれます。
そして、これまで存在していたギアに加え、新たなものが多数追加されています。中には漫画「侵略!イカ娘」とコラボしたものまで用意されており、おしゃれもより楽しめるようになりました。
■タッグマッチ
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エクストリームに特殊なルールのガチなバトルを楽しむ「ガチマッチ」は、これまでフレンドと一緒に遊ぶことができませんでした。しかし、この新たなモード「タッグマッチ」ではそれが可能に。フレンドを募集して2~4人でチームを組み、相手チームと戦うことができます。
ゲーム内容はガチマッチと同じですが、やはりフレンドと一緒だとより盛り上がるというもの。知らない人と遊ぶより戦略も合わせやすいので、チーム戦の練習にもなります。
■プライベートマッチ
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そして、好きなルール・マップを自由に選んで遊ぶことのできるプライベートマッチも実装されています。このモードはフレンドを集めて2~8人で遊ぶことが可能。ほかのルールは遊べるルール・マップが時間ごとに変わりますが、こちらはいつでも好みのものを遊べます。
プライベートマッチの利点は、なんといってもその自由さ。ふつうにバトルをしてもいいですし、特定のブキだけで戦う場所も作れます。私が体験して一番面白かったのは、スロッシャーだらけの“バケツ部屋”でした。また、中には“かくれんぼ”という独自のルールを作って遊んでいる人たちもいるようです。
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なお、「イカリング」というフレンド交流サイトも登場しており、タッグマッチやプライベートマッチの募集もしやすくなっています。
これら大型アップデートの要素で盛り上がりを見せている『スプラトゥーン』ですが、これからまだしばらく祭りはまだ続くことでしょう。今から参加することは乗り遅れなどではなく、むしろ熟したところを楽しめると考えて良いと思います。
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『スプラトゥーン』は発売中で、価格はパッケージ版・DL版ともに5,700円(税別)です。
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