漫画「ニーチェ先生」ドラマ化決定、監督は「勇者ヨシヒコ」の福田雄一
『ニーチェ先生』のドラマ化が決定した。キャストやスタッフが明かされ、2016年1月より配信と放送で同時展開することが発表された。
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福田雄一が脚本・演出を手掛ける。またニーチェ先生こと仁井智慧役を間宮祥太郎が、松駒役を浦井健治が演じる。
『ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~』は2013年にTwitterで発表されたものを、その後SNSのまとめツールTogetterでまとめられ大反響を呼んだ作品だ。
その後すぐに、「月刊コミックジーン」(KADOKAWA メディアファクトリー)で連載中され人気を博した。累計発行部数は105万部を突破、8月27日には4巻が発売される。
今回注目されるのは、Huluでの動画配信が先行して発表されたことだ。テレビ放送決定は明らかにされているが、放送局、放送時期は明らかにされていない。動画配信主導の主導の新しいかたちのドラマになるとみられる。
インターネットを中心に展開する新作ドラマが、ネット上の人気コミュニケーションツールであるTwitter発の作品を原作にするにもユニークだ。話題性の大きさも意識した選択かもしれない。
この9月には、米国で大きな成功を収めた動画配信の大手Netflixが日本でサービスをスタートする。キラーコンテンツは日本で制作したオリジナルドラマである。サービスインと同時に、フジテレビ制作によるオリジナルドラマを配信する。
国内ですで同じ定額見放題サービスを提供するHuluが、『ニーチェ先生』でこれに対抗する。そこにはフジテレビとHuluの親会社である日本テレビとのライバル構造も見える。
監督の福田雄一は、実写ドラマ『アオイホノオ』や『勇者ヨシヒコ』シリーズで知られる。本作のドラマ化にあたっては次のようにコメントする。
「僕が初めて「監督」というお仕事をさせて頂いたのは「THE3名様」と言う作品でした。深夜のファミレスを舞台にどうにもならないフリーター3人がとりとめのない話をするドラマです。舞台は一歩もファミレスを出ません。「ニーチェ先生」のお話を頂いた時、神様に「お前、原点に戻って、笑いを1から考え直せ」と言われた気がしました。今度もコンビニを一歩も出ることなく、どうにもならない人間たちの笑いを考えてみようと思います。幸い、面白い原作、最高のキャストに恵まれました。こんな幸せはなかなかないことです。」
仁井智慧役の間宮祥太郎は、ドラマ『学校のカイダン』や『ちゃんぽん食べたか』に出演し、映画『ライチ☆光クラブ』にも出演が決定している若手実力派俳優だ。
松駒を演じるのは『アルジャーノンに花束を』、『デスノート The Musical』など幅広く舞台で活躍する浦井健治、2015年度の読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞している。人気若手俳優のW主演ということで注目を集めるだろう。
呟きから誕生したドラマがどのように映像化されるのか、注目したい。
「ニーチェ先生」ドラマ化決定 2016年1月よりHulu配信、TV放送も決定
《animeanime》
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