プロ格闘ゲーマーのウメハラ氏が格ゲー世界大会EVO 2004において繰り出した、いわゆる「背水の逆転劇」です。『STREET FIGHTER III 3rd STRIKE』部門の準決勝、ウメハラ氏のケンは対戦相手ジャスティン・ウォン氏の春麗に押され、ライフが1ドットに。弱攻撃どころか必殺技をガードしただけでも負けてしまう状況で、春麗が繰り出したスーパーアーツ 鳳翼扇を全てブロッキング、そこからコンボで反撃し、トドメにスーパーアーツ 疾風迅雷脚を叩き込み大逆転します。
ブロッキングというのは相手の攻撃が当たる寸前に、レバーを前あるいは下に一度だけ入力する事でダメージを無効化し、反撃のチャンスを獲得するシステムです。失敗すればほぼ確実にダメージを受けてしまうブロッキングを、世界大会の準決勝中に、しかもミスが許されない状況で確実に決め、更に逆転勝ちするという衝撃的な展開に会場はスタンディングオベーションとなりました。
なお、この逆転劇から10周年を記念して昨年開催されたMoment 37 | Reloadedでは、ウメハラ氏とジャスティン・ウォン氏とのエキシビジョンマッチが実施。2004年の試合と同じステージ、同じキャラクターで対戦しましたが、そこでなんと「背水の逆転劇」を再現!
両氏ともに狙っている部分があるとはいえ、本当に再現できてしまうのは素晴らしいですね。フルバージョンの映像ではミスしているシーンも収められています。10年後の伝説再現という事で、ファンも興奮したのではないでしょうか。なお、ウメハラ氏のスーパープレイ映像は動画サイトで多数見つかりますが、個人的にはいつ溜めてるか分からないバイソンが好きです。
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いかがでしたでしょうか。もの凄いスーパープレイ映像は何度見ても興奮しますね。ここで紹介した以外にも多くの神業プレイがあると思うので、ご存じの方は是非コメント欄で教えてください。
記事提供元: Game*Spark