【特集】“『ブレイブルー』森P×かきゅん店長”特別対談 ~ゲームセンターの現状と未来~

アークシステムワークスの森利道プロデューサーと、アーケードシーンを現場で支えるゲームチャリオット五井店の店長であり、自らも格闘ゲーマーであるかきゅん氏の2人にゲームセンターの現状、そして未来について語ってもらった。

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◆ゲームセンターで育った2人がゲーセン通いをするようになったきっかけ


編集部が過去に取材した「渋谷会館モナコ」

──ちなみにゲームセンターで育ってきたお2人ですが、ゲームセンターに通うようになったきっかけって覚えてますか?

森:小学生の頃から通ってましたが、お金がなかったのでメインは駄菓子屋に置いてあるアップライト筐体でしたね。背が足りないんでビールケースを置いてその上に立って『スペースインベーダー』や『平安京エイリアン』を遊んでいました。

で、僕が本当にゲームを好きになったのは『ゼビウス』と『ドルアーガの塔』がゲーセンに登場した時なんです。その後『ドルアーガの塔』がファミコンで出るって聞いた時は嬉しかったですよ。

──お金を積まなくても好きなだけコンティニューできるわけですからね(笑)

森:そうそう(笑)。あとは初代『ストリートファイター』もでかいボタンの筐体で遊びましたけど、必殺技が本当に必殺技でしたからね。「昇竜拳、そこまで減るの!?」って感じで(笑)。それが中学校2年の頃でした。当時の話なんですが、友人が『ストリートファイター』に熱中してボタンを叩きすぎて骨折しちゃったんですよ。

突然ギブス巻いて学校来たので、理由を聞いてクラスのみんなで爆笑です(笑)。と言いつつ、自分も『テーカン ワールド カップ』をやりすぎてトラックボールのコンパネの間に手が挟まって切っちゃったりってこともありました(笑)。

──勢いよくトラックボールを回そうとして挟まっちゃうんですよね。

森:そうなんですよ(笑)。でもやっぱり『ゼビウス』はズバ抜けていました。グラフィックも綺麗だし、なんといっても「ソルバルウ」とか「アンドアジェネシス」といった名前がカッコイイんですもん。たぶん僕、『ゼビウス』がキッカケで中二病になったんじゃないかなって思いますよ。

かきゅん:『ブレイブルー』の原点が『ゼビウス』にあるんですね(笑)。

森:そうかも(笑)。中学校の時の版画制作の授業では『源平討魔伝』を題材にしたり……あの頃のナムコは大好きでしたね。「新明解ナム語辞典」っていう分厚いナムコの辞典が出たんですが、自分では買えなかったけど金持ちの友達が持ってたんで見せてもらったりしていました。

──「新明解ナム語辞典」は定価5000円でしたっけ。僕も買えなかったけど、同じく金持ちの友人が持ってて羨ましかったですね。

森:そうそう。子供に買える値段じゃないですよね。で、次に衝撃を受けたのは『リターン・オブ・イシター』でした。ゲームでちゃんとしたストーリー的な続編が出たってことと、パスワードで管理できるっていうのが驚きましたね。この時も金持ちの友人がお金をテーブル筐体の上に重ねて積んで遊んでいたんで「1枚くれよ、どうせ減ってくんだろ?」って言ってもらったりしてね。バカだったなあ(笑)

一同:(爆笑)

──自分たちも似たようなもんでした(笑)。高校までそんな状況が続きましたし。

森:高校生になるとさらにバカなことやる奴が増えてきて、また楽しくなっちゃうんだよね。バイトもできるようになるから、お金もある程度使えるようになるし。あと、その頃には「ブラストシティ」とかの新しい筐体が登場し始めて。テーブル筐体と違って蛍光灯の反射が筐体に映らないから画面がよく見えるんですよ。それで「すげー、画面がはっきり見えるよ!」って感動して(笑)

──テーブル筐体が一気に減っていきましたもんね(笑)。かきゅんさんはどうですか?

かきゅん:僕は小学生の頃にハマった『ファイナルファイト』ですね。ゲーセンで「メガロ50」みたいなデカい筐体で動いてるのを見て、「自分もあれで遊びたい!」って思ったのが最初でした。

でも小学生時代ってお金がなかったので本格的に通うようになったのは中学生になってからです。『ストリートファイターII』と『餓狼伝説』が同時に出た頃に、友人が「こういうゲームあるんだけどやってみれば?」って教えられて始めたのがきっかけです。「ボタンが6個もある、やばい」って思いましたね。格闘ゲーム自体初めてだったんですけど、『ストIIダッシュ』が出て対戦ができるようになったら一気にハマっちゃいました。

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《風のイオナ》

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