『ぷよぷよ』のプロスポーツ化を目指してセガに打診したものの、公認を得ることが叶わず、そのためゲーム性のみを取り入れて生み出された『Magical Stone』のβ版が、先月末に配信を開始しました。
対戦に特化したパズルゲームとして登場した本作。その基本ルールは『ぷよぷよ』とほぼ同じで、同色の「オーブ」を4つ以上繋げて消去し、消えたオーブの数や連鎖(コンボ)に応じた攻撃を対戦相手に加える、といったシステムになります。
その基本的なルールが『ぷよぷよ』と酷似していたため、ネット上の一部で賛否両論を巻き起こしましたが、『ぷよぷよ』の有名プレイヤーとしても知られており、また本作のリリースを発表したれそ氏が、『Magical Stone』の開発・運営に関する資金の一部を複数のゲームで行っているRMTの利益で賄っていたと告白。この発言がきっかけとなり、マナー・モラル面での議論がより活性化する形となりました。
そして先日、「RMT行為そのものが、いかにプレイヤーの皆様にご迷惑をお掛けするのかを考え直し、認識を改めました」と、これまでの姿勢を一変。そして『Magical Stone』に専念するため、「RMT事業からは既に撤退を始めております」と発表しました。
この度RMTを行っていたことについて多数のご指摘を受け、RMT行為そのものが、いかにプレイヤーの皆様にご迷惑をお掛けするのかを考え直し、認識を改めました。
れそ (@reso_puyo) 2016年4月2日
また私の考えが至らず、SNSや配信上で不快な発言を不用意にしてしまったことを深く反省し、お詫び致します。
申し訳ございません
今回の件を受け真剣に考え直し、協議した結果、私たちはどうしても成功させたいMagical Stoneに専念し、RMT事業からは既に撤退を始めております。
れそ (@reso_puyo) 2016年4月2日
会社として今後はシステムやweb開発受注などの領域を増やしていき、
RMTからの完全脱却を目指すと共に、その第一段階として、ドラゴンクエストXのRMTを廃止、廃業させて頂きます。
れそ (@reso_puyo) 2016年4月2日
運営会社様はもちろんのこと、プレイヤーの皆様に対し、多大なご迷惑をお掛けしましたことを重ね重ねお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
その第一段階として、オンラインゲーム『ドラゴンクエストX』のRMTを廃止および廃業するとしており、合わせて運営会社とプレイヤーに対して謝罪。『ドラゴンクエストX』では、RMTの影響で2015年にYahoo版がサービス終了しており、「いやがらせ行為」や「ゲームバランスを崩壊させる行為」などと同じく、RMT行為を利用規約で禁じています。同作の運営は定期的な調査も実施しており、RMT行為に関わったアカウントの永久停止処分なども実行。厳しい姿勢を露わとしています。
RMTそのものを罪として問う法律はありませんが、運営側の多くは規約の上で「NO」を突きつけているRMT。その利益も一部使って産み出された『Magical Stone』は、今回の方針転換をきっかけにユーザーからの信頼を得ることができるのでしょうか。今後もその動向に注目が集まることでしょう。