-14-
なんということだ、ここへ飛んできてしまうとは! 敢えて飛んできたのか? それとも気付かずに来てしまったのか? いや、どちらにしても、ここで待ち受けている運命に変わりはない。君は、インタビューを通り過ぎてしまったのだ。ここで、棺桶の釘のように横たわるしかない。
既にご存じの方にとっては無粋な説明となりますが、補足させていただきます。「14へ進め」というのは、名作ゲームブック「グレイルクエスト」シリーズでお決まりの、いわゆるデッドエンドパラグラフです。重要な選択肢を間違えてしまったり、戦闘中に死んだ場合に、決まって「14へ進め」と指示されており、そこで死の宣告を受けることになります。
このことから、一部のゲームブックファンの間では「14へ進め」=ゲームオーバーという不文律が出来上がり、またネタとして広く活用されました。ちなみに「棺桶の釘」の下りも「グレイルクエスト」の第一巻に当たる「暗黒城の魔術師」に出てきており、「死んでしまった。棺桶の釘のように死んでいる」との衝撃的な一節に盛り込まれています。
ただしこの14は、死を宣告すると同時に、次のプレイに導く役割も持っています。生と死が混在した境目とも言えるかもしれません。
さあ、うるさい注釈に耳を傾けるのはもうここまでだ。著者の図々しさに見切りをつけ、新たな冒険へと出かけよう!
・もう一度この記事を読み直す
→ 1へ進め
・インタビューは終わりだ。自分だけの冒険に踏み出そう
→ 現実へ進め
・もう一度この記事を読み直す
→ 1へ進め
・インタビューは終わりだ。自分だけの冒険に踏み出そう
→ 現実へ進め