株式会社ポケモンは、ニンテンドー3DS『ポケットモンスター サン・ムーン』の新情報を公開しました。
『ポケットモンスター サン・ムーン』は、『ポケットモンスター』シリーズ最新作となるRPGです。本作は、温暖な島々からなるアローラ地方が舞台となっており、プレイヤーはさまざまな仲間やポケモンと出会い、「ソルガレオ」「ルナアーラ」といった伝説のポケモンによる物語に関わっていきます。
■百発百中のアーチャー「ジュナイパー」
●データ
・名前：ジュナイパー
・分類：やばねポケモン
・タイプ：くさ・ゴースト
・高さ：1.6m
・重さ：36.6kg
・特性：しんりょく
「フクスロー」が進化した姿。翼の中に仕込んだ羽根の矢を弓矢のように撃ちます。矢を抜いてから撃つまでの時間は、なんと0.1秒ほど。1キロ先の的でも射抜く正確さも持っています。また、自身の気配を完全に消して行動することも可能。気配を消して相手が見失っているうちにチャンスを狙います。
熟練したジュナイパーはアクロバティックな曲撃ちも得意。空高く舞い上がり、きりもみ状態で落下しながら複数の的を次々と射抜くこともできるようです。
ただし、普段はクールに振舞っていますが、予想外の事態に弱く不意打ちを受けると激しく狼狽してしまうことも。
「かげぬい」は、ジュナイパーだけが覚えることのできるゴーストタイプのぶつり技で、この技を受けた相手は逃げたり、交代したりすることができなくなります。
■傍若無人なプロレスラー「ガオガエン」
●データ
・名前：ガオガエン
・分類：ヒールポケモン
・タイプ：ほのお・あく
・高さ：1.8m
・重さ：83.0kg
・特性：もうか
「ニャヒート」が進化した姿。闘争心が高まると、体内で作った炎をヘソとその周囲から噴き出します。その炎がチャンピオンベルトのように見えるため、「炎のベルト」と呼ばれていることが特徴。炎を使う技は、この「炎のベルト」を使って繰り出します。
いざバトルとなれば、相手への気遣いなどせず時には相手のトレーナーを巻き込む攻撃を繰り出すことも。そのため、嫌われ、敬遠されることも多いです。また、バトルを見守るギャラリーが盛り上がれば、ガオガエン自身もより闘志を燃やします。一方でギャラリーが盛り上がらないと、集中しなくなったり手を抜いたりしてしまうことも。
幼いポケモンや子どもに懐かれると邪険な態度を示しますが、内心はとても喜んでいます。また、明らかに弱々しいポケモンや手負いのポケモンとのバトルでは闘争心が鈍ってしまい、そこに付け込まれてしまうことも。
「ＤＤラリアット」は、ガオガエンだけが覚えることのできるあくタイプのぶつり技で、相手の能力変化を受けずにダメージを与えることができます。
■大海原のシンガー「アシレーヌ」
●データ
・名前：アシレーヌ
・分類：ソリストポケモン
・タイプ：みず・フェアリー
・高さ：1.8m
・重さ：44.0kg
・特性：げきりゅう
「オシャマリ」が進化した姿です。アシレーヌは踊りながら水のバルーンを周囲に放ち、歌声の音波で操作。その姿からアシレーヌは歌姫と称されます。特に月明かりを反射してきらめくバルーンは、幻想的なステージのように美しいと評判です。
歌声でバルーンを操るアシレーヌにとって、喉を傷めることは重大な問題になります。乾燥地帯や連戦での酷使は大敵です。
アシレーヌの歌にはさまざまなバリエーションがあり、それぞれバルーンの動きが異なります。歌は周りの仲間から教わるため、群れによって歌が異なることがわかっています。また、バルーンは触れても破裂しないものと破裂するものが存在。アシレーヌは破裂しないバルーンでジャンプして相手を翻弄し、破裂するバルーンで連鎖爆発を起こします。
「うたかたのアリア」は、アシレーヌだけが覚えることのできるみずタイプのとくしゅ技で、この技を受けた相手は「やけど」状態が治ります。
アローラ地方は、4つの島と1つの人工島を中心とした地方で、4つの島にはそれぞれ守り神と呼ばれるポケモンたちがいるようです。守り神のポケモンたちは、みな“カプ”と呼ばれ、人々から崇められています。
島の首長であるしまキング、しまクイーンは、それぞれの島の“カプ”によって任命されます。メレメレじまの守り神、カプ・コケコも、守り神のポケモンの1匹です。
■アーカラじまの守り神「カプ・テテフ」
●データ
・分類：とちがみポケモン
・タイプ：エスパー・フェアリー
・高さ：1.2m
・重さ：18.6kg
・特性：サイコメイカー
カプ・テテフが身体から振りまく光る鱗粉は、体が活性化し怪我や病気を治す効果があります。ただしこの鱗粉は、一度にたくさん触れると体がその変化に耐えきれなくなるという、危険なものでもあります。そして、カプ・テテフは面白がって鱗粉を人間やポケモンに振りまきます。無邪気な反面、相手を破滅させてしまう残酷さも持っているのです。
大昔、カプ・テテフが鱗粉を振りまき疲れを癒すことで、島同士の争いを和解させたとの伝承が残っています。しかしその真相は、鱗粉の力で争っていた者たちがみな息絶えてしまったためとも言われています。
なお、カプ・テテフは殻にためられるエネルギーが少なく、真っ向勝負をすると力負けしてしまうことがあります。そのため、戦いになると勝つことよりも負けないことを重視し、相手を状態異常にする戦法を得意とします。
カプ・テテフが使う「しぜんのいかり」は、しぜんのいかりを相手にぶつけて相手のHPを半分にする技です。同じくこのポケモンが使う「サイコフィールド」は今までどのポケモンも覚えなかった技で、使用すると地面にいるポケモンのエスパータイプの技の威力が上がり、さらに先制技を受けなくなります。
カプ・テテフの特性は、これまでどのポケモンも持っていなかった「サイコメイカー」。「サイコメイカー」によって、カプ・テテフが登場したとき足元にサイコフィールドが張り巡らされます。
■ウラウラじまの守り神「カプ・ブルル」
●データ
・分類：とちがみポケモン
・タイプ：くさ・フェアリー
・高さ：1.9m
・重さ：45.5kg
・特性：グラスメイカー
カプ・ブルルは、草木を操って成長させる力を持っています。木でできた自身の角も、この力で巨大化させたり変形させたりして戦うことが可能です。
ただし、無用な戦いをしたり、ほかのポケモンたちを驚かせたりすることを好まない性格をしています。そのため、移動するときは尻尾から大きな音を鳴らし、周りに自分がいることを伝えます。また、あまり活動的ではなくどっしりと構えています。落ち着いているのか、ただものぐさで動かないのだけなのか、人によって意見が分かれています。
争いごとは好みませんが、悪者に対しては容赦をしません。遺跡を荒らした盗賊相手に、大木を振り回して懲らしめたといわれています。
なお、カプ・ブルルも「しぜんのいかり」を使うことができます。
カプ・ブルルの特性は、これまでどのポケモンも持っていなかった「グラスメイカー」。「グラスメイカー」によって、カプ・ブルルが登場したとき足元にグラスフィールドを張り巡らされます。グラスフィールドにより地面にいるポケモンはくさタイプの技の威力が上がり、HPを毎ターン少しずつ回復するように。また、じしんやマグニチュード、じならしの技で受けるダメージが1/2になります。
■ポニじまの守り神「カプ・レヒレ」
●データ
・名前：カプ・レヒレ
・分類：とちがみポケモン
・タイプ：みず・フェアリー
・高さ：1.3m
・重さ：21.2kg
・特性：ミストメイカー
カプ・レヒレは水を操り攻撃することができます。しかし、戦いで自分が傷つくことを嫌っているため、濃い霧を発生させて相手を幻惑し自滅するように仕向けることが多いです。
さらに、心身を浄化する特別な水を作り出すことができるのも特徴。しかしこの浄化の水を得るためには、カプ・レヒレの発生させる霧に耐え、力を認められる必要があります。かつては、浄化の水を求め多くの人間がカプ・レヒレの発生させる霧に挑んだことも。しかし中には邪悪な考えを持って挑む人間がおり、そんな人間たちにうんざりしたのか、カプ・レヒレはやがて姿を見せなくなりました。
カプ・レヒレは、技を使うときにけだるそうな表情を見せます。技を使用することの消耗が大きいため、このように見えると言われています。なお、カプ・レヒレも「しぜんのいかり」を使うことができます。
カプ・レヒレの特性は、これまでどのポケモンも持っていなかった「ミストメイカー」。「ミストメイカー」は、カプ・レヒレが登場したとき、足元にミストフィールドを張り巡らせるというもの。地面にいるポケモンはドラゴンタイプの技で受けるダメージが1/2になり、状態異常とこんらん状態にならなくなります。
■守り神たちの専用Ｚワザ「ガーディアン・デ・アローラ」
アローラ地方の守り神カプたちは、専用のＺワザ「ガーディアン・デ・アローラ」を使うことができます。「ガーディアン・デ・アローラ」は、カプたちが殻を閉じ、地面から現れた巨大な化身が相手のポケモンに攻撃を行うというもので、相手の残りのHPの3/4のダメージを与えます。
■「星の子」と呼ばれたポケモン「コスモッグ」
●データ
・名前：コスモッグ
・分類：せいうんポケモン
・タイプ：エスパー
・高さ：0.2m
・重さ：0.1kg
・特性：てんねん
コスモッグは非常に珍しいポケモンで、アローラでも一部の人にしかその存在を知られていません。かつては、アローラの王とその後継者のみに知られ「星の子」と呼ばれていました。
好奇心が強く、どんな人やポケモンにも怯えることなくかまってもらうとすぐに懐きます。その性格のためか、危険にさらされることも多いです。また、ガス状の体は風が吹けば飛ばされてしまうほどに軽くなっています。浴びた光を吸収することで育ちます。
エーテル財団はこの珍しいポケモンを研究しており、コスモッグという名前は財団の博士が近年になって命名したものです。
■美しい（？）進化したアローラ地方の人気者「ペルシアン」
●データ
・分類：シャムネコポケモン
・タイプ：あく
・高さ：1.1m
・重さ：33.0kg
・特性：ファーコート／テクニシャン
●これまでに発見されていた「ペルシアン」
高い知性とそれ以上に高い気位をもち、基本的に自身以外のすべてを見下しています。トレーナーに懐くこともあまりないため、バトルのパートナーにするのは難しいです。美しい毛並みは深く上質な光を放ち、人もポケモンも魅了します。
普段は優雅に立ち振る舞いますが、一度バトルとなれば、不意打ち・闇討ち・だまし討ちなど手段を選びません。しかし尊大な性格のためか相手を見くびり、逆襲を受けてしまうこともしばしば。
アローラ地方のペルシアンの丸顔は豊かなアローラ地方の象徴とされ、美しいポケモンと考えられています。観光客がほかの地方にペルシアンを連れて帰るにも厳しい審査があるほど、アローラ地方の独自のポケモンとして、地方をあげて保護されています。
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『ポケットモンスター サン・ムーン』は2016年11月18日発売予定です。
※画面は開発中のものです。
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