【プレイレポ】『マリシアス フォールン』凝縮されたバトルに「あと一戦…」が止まらない!

昨年末に発表されたシリーズ最新作『マリシアス フォールン』が、PS4向けに2月10日より配信開始されました。

ソニー PS4
【プレイレポ】『マリシアス フォールン』凝縮されたバトルに「あと一戦…」が止まらない!
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昨年末に発表されたシリーズ最新作『マリシアス フォールン』が、PS4向けに2月10日より配信開始されました。ハードをPS4に移し、本作の大きな特徴であるアクションも、60fpsで描かれるように。さらに、新章「終焉編」では新規アクションが追加。ド派手で爽快なモーションがブラッシュアップされています。ハード性能の恩恵を受けたのはアクションだけでなく、その独特なグラフィックもより一層美しくなっています。また、本作には過去のステージも全て収録され、まさにシリーズの集大成というべき一本です。

今回はその『マリシアス フォールン』を発売に先駆けてプレイすることができましたので、ほんの少しながらプレイフィール等をお伝えしていきます。

◆美しくなった過去作ステージ



まず筆者がプレイしたのは、ストーリーモードの「討伐編」。これはシリーズの原点、初代『マリシアス』のステージになります。「討伐編」に限らず、過去作分については語られるストーリーや登場するボスなどには変更はなく、いわゆる「HDリマスター」のようなものになっています。「討伐編」では、各ボスを倒しながらマントの力を取り戻し、災厄「マリシアス」を倒すことが目的となります。

「全編ボスバトル」となっているマリシアスシリーズでは、ステージを選択すると即ボス戦が始まります。まどろっこしい道中ステージなどは一切なし。バトルシーンが凝縮され、その気持ちの良いアクションと相まって濃いバトルが展開されます。



さて、ステージに入ってまず思うのは、グラフィックについて。今回はハードがPS4ということで、冒頭の通り描画が強化されているのですが、一番恩恵を受けているのはこの「討伐編」かもしれない、と思うほど美しくなっています。強大なボスもその迫力を増し、背景においても本作の水彩画風なグラフィックが忠実に再現されています。

ボスを倒すと新たな能力が開放されます

マントアクションは、魔弾・槍・剣・拳の4種の攻撃、最大6段のジャンプや飛行など、初代とほぼ一緒ですが、やはりこの手のアクションゲームにおいて、60fpsというのはかなり大きい!本作のめちゃくちゃかっこいいアクションがより気持ちよく、よりかっこよくなり、動かしているだけで脳汁が溢れてきます。



6年前の過去作だから、もう一回やってるから、といわずにシリーズ経験者も改めて触ってみるべきです。昔の感覚が戻ってくるとともに、新しい快感を感じられますよ。

討伐編は、基本的なマントアクションが学べるストーリーであり、ボスを倒し、新たな能力を開放していくというシリーズおなじみの流れを体験することができます。初めてシリーズに触れる方は、ここで基本操作を叩き込んでおくことをオススメします。

◆新章「終焉編」は心して掛かれ!



前述の「討伐編」、Vita版のステージとなる「再誕編」をクリアすると、新章「終焉編」に挑むことができます。「終焉編」では、最初のムービーの後、いきなり【看守】との戦闘が始まります。その戦闘中に、プレイヤーはマントの力を回収していくことになるので、「あ、チュートリアルか」と甘く見ていたのですが、これが間違いでした…。


このボス、最初の1体ながらびっくりするほど強いです。各種ビームによる飽和攻撃と範囲の広い近接攻撃、移動速度を低下させる光柱など多彩過ぎる攻撃にやられ続け、筆者は結局15回ほど挑み、やっとのことで倒すことができました。初心者は心が折れてしまうかもしれません(そのためにも、「討伐編」「再誕編」でしっかりと操作をマスターしておきましょう…)。正直、経験者でもかなり手こずりそうです。


倒した後はいつもの『マリシアス』のようにステージ選択にはいるのですが、そこに控えるボスたちも一筋縄ではいかないものばかり。最初のボスにすら超苦戦していた筆者に、彼らを相手にできるはずもなく、ボロボロにされてしまいました。しかし、あと一戦…あと一戦…となってしまうのが「全編ボスバトル」の恐ろしい所。結局一体も倒せませんでしたが…。

「終焉編」は、それなりの覚悟と練習をしてから挑みましょう…!


ちなみに、『マリシアス フォールン』には超高難易度の新モード「フォールモード」も用意されています。「フォールモード」はいわゆる「ボスラッシュ」のようなモードで、同時出現するボスやザコを相手にしながら深淵の底を目指していきます。「終焉編」をもやり尽くしてしまったプレイヤーは“マリシアス史上最高難易度”とも言われる本モードに挑んでみてください。

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基本的にヒントは少なく、強大なボスの苛烈な攻撃をかいくぐりながら攻略していくのは、一苦労。また、多様なアクションとそれに相まって増えていくコマンドを使いこなすには、それなりの練習と経験も必要になってきます。しかしその分、理想の動きをできたときの快感もひとしお。「全編ボスバトル」は気軽に挑戦でき、短時間ながら濃密な体験を得られるので、3Dアクションファンはまず触ってみてはいかがでしょうか。

『MALICIOUS FALLEN(マリシアスフォールン)』は2017年2月10日。価格は3,600円(税込)です。

(C)2017 ALVION Inc.

《すえなが》

ソウルシリーズ大好き すえなが

1990年3月、神奈川県生まれ。パズル誌の編集を経て、イードへ。「Game*Spark」「インサイド」の編集業務に携わり、同社のアニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」も経験。幼少期よりゲームに触れ、現在はCS機・スマホを中心にプレイ中。好きなジャンルはアクションやFPS・TPSなど。『デモンズソウル』を始めとしたフロム・ソフトウェアの「ソウルシリーズ」や、2020年にサービスを終了した『ららマジ』に特に思い入れがある他、毎年の『Call of Duty』に一喜一憂したり、『アクアノートの休日』『FOREVER BLUE』の新作を待ち望んでいたりする。

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