【レポート】『モンハン』の頂点を目指せ! まずは東京地区大会が開幕─「狩王決定戦」で驚きのタイムが! 『ストーリーズ』決勝戦ではまさかの“夫婦”対決に

ハンティングアクションシリーズの草分け的存在であり、今も高い人気を誇る『モンスターハンター』シリーズ。強大なモンスターと対峙し、強烈な攻撃を叩き込んで打ち倒す爽快感は、『モンスターハンターダブルクロス』で更なる進化を遂げました。

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◆決勝戦ではまさかの夫婦対決!「エリア絆王決定戦」



息詰まるハンティングアクションが続きましたが、続いては『モンスターハンター ストーリーズ』の「エリア絆王決定戦」が開幕。この決勝に駒を進めたのは、クライドさん、しゃぺさん、hideさん、かのんたま。さんの4人。最強のライダーとそのオトモンに与えられる称号「絆王」を目指し、白熱した対戦バトルが繰り広げられました。

「パーティのレベル50固定のふらっとルール」「パーティは3体まで」「パーティに同種オトモンは禁止」「ライフポイント3つ」などの共通ルールのほか、「オトモレア度は★5まで」「バトルターン数20回」などのルールで、決勝に進出する2名を選出します。


まずは、クライドさんとかのんたま。さんが対戦。お互いリオレウスをオトモンにしていますが、かのんたま。さんはナルガクルガに入れ替えてトラップサイクロンを繰り出します。一方のクライドさんは、リオレウスの炎ブレスでライダーを一撃で仕留めます。

かのんたま。さんはベリオロスに替えて様々な戦法を放つものの、序盤を有利に運んだクライドさんはそのまま終始ペースを崩さず。飛行対決も制し、最後はロアルドロス亜種の根性猛毒水弾からの大タル爆弾コンボで、クライドさんが勝利を掴みました。


準決勝2戦目は、ラギアクルスを連れたhideさんと、ティガレックス亜種を従えたしゃぺさんの対決。しかしオトモンを、ベリオロスとドスファンゴにそれぞれチェンジ。真っ向勝負をベリオロスが制するものの、大タル爆弾での攻撃でベリオロスが倒れるという激しい攻防で幕を開けます。

2ターン目では再びオトモンを替え、それぞれ最初のオトモンへと戻します。真っ向勝負はあいこながらも、再度の大タル爆弾と状態異常でラギアクルスも沈没。次のターンでしゃぺさんがロアルドロス亜種の根性猛毒水弾を繰り出すものの、hideさんのベリオロスがこの一撃を耐え、反撃でロアルドロス亜種を倒します。これで1本返す形となりましたが、毒ダメージのスリップでベリオロスがダウン。毒を戦略に組み込んだしゃぺさんが決勝に進出します。

決勝では一部ルールが変更され、「オトモレア度は★8まで」「バトルターン数無制限」に。とはいえ、ここまで勝ち抜いた2人が全力を出し合うと、決着までの時間はそう長くはかからないことでしょう。


ここで決戦に向けて、クライドさんとしゃぺさんにコメントを求めたところ、なんと夫婦であることが判明。東京での「エリア絆王決定戦」は、夫vs妻という驚きの展開を迎えることに。ちなみにしゃぺさん曰く、「勝ったら、洗濯と皿洗いなどをやってくれるというので、頑張ります」とのこと。絆王という称号や豪華な副賞だけでなく、家事分担もかかった一戦となりました。


まさかの夫婦対決は、クライドさんのキリン、しゃぺさんのドスファンゴからスタート。まずはキリンの集中落雷で、しゃぺさんが早速ライフを1失います。対するドスファンゴの根性タックルは、キリンが辛うじて耐えました。そして2ターン目は、キリン亜種とティガレックス亜種にそれぞれ変更。雪とばしでしゃぺさんのライフがほとんど削られるものの、ティガレックス亜種と大タル爆弾の連携でキリン亜種を倒し、互いに1本ずつ奪った形に。


3ターン目で、しゃぺさんはロアルドロス亜種の根性猛毒水弾を、クライドさんはキリン亜種の大氷柱を放ち、それぞれが1ポイントを失います。こうして互いに後がなくなった夫婦対決は、クライドさんの入れ替えで登場したディノバルドが先制を取り、そのままライフと勝利をもぎ取る結果を迎えました。

優勝したクライドさんは、「隻眼のリオレウス&ライダー(男の子) ゴールドVer.」のamiiboをはじめとする賞品の数々を手にし、満面の笑みを浮かべます。また準優勝したしゃぺさんは、「リオレイア&シュヴァル シルバーVer.」などを手に、「洗濯やります」とユニークなコメントを残して笑いを誘いました。



◆驚きのクリアタイムで決着!「狩王決定戦」東京地区大会



そして、「モンスターハンター頂上大会2017 東京地区大会」の締めくくりを飾ったのが、ハンターの頂上を決める「狩王決定戦」東京地区大会の決勝ステージです。この決勝戦では、8チームが華麗なハンティングを見せ、そのクリアタイムで1位を決定。決勝戦進出チームと、予選クリアタイムは下記の通りです。

■東京地区大会 決勝戦進出チーム
・鈴天GX:1分50秒26
・JUVES:2分0秒53
・しゅうしをくらうもの:2分4秒51
・どじっこどうする:2分4秒66
・レンキン唐揚げバズーカ:2分10秒83
・狩・狩:2分12秒13
・蒼:2分20秒65
・Unshakable:2分24秒50

東京地区大会の決勝戦では、黒炎王リオレウスに挑みます。フィールドは闘技場で、制限時間は7分以内。武器のチョイスはもちろん、各キャラが持つアイテムをどのように活用するかで、立ち回りや戦法も大きく変わるため、その編成も『モンハン』ファンならば見逃せないポイントと言えるでしょう。


8チームを全体的に見ると、ほとんどのチームにヘビィボウガンが加わっており、唯一の例外は太刀/操虫棍の「蒼」のみ。「しゅうしをくらうもの」は2人ともヘビィボウガンという尖った編成です。このほかには、操虫棍を使うチームが3つ、双剣を使うチームが4つと、選ばれる武器の傾向が伺えます。

2チーム1組で行われた戦いはいずでも熾烈を極め、互いの武器の特性やアイテムを活用した立ち回りで、いずれのチームもリオレウスを圧倒。攻撃を巧みにかわし、落とし穴で拘束し、大タル爆弾を駆使する。致命的なダメージを与える攻撃の数々が矢継ぎ早に繰り出され、次々とリオレウスが討伐されていきます。


ヘビィボウガン同士の「しゅうしをくらうもの」は十字砲火を放つ場面もあり、攻撃でお互いを阻害しない立ち回りに開発陣も感心。事前の練習による積み重ねが、より的確な動きと効率的な攻撃を生み出しています。中には、クエストを1,000回練習したチームもあり、その積み重ねの成果をいずれのチームも惜しみなく披露しました。


運営側の設定ミスにより、「Unshakable」が仕切り直しするという一幕もありましたが、8チームの戦いはいずれも勝利で閉幕。クリアタイムでその勝敗を決することとなり、この東京地区では「鈴天GX」が見事頂点に君臨しました。そのクリアタイムは1分53秒21と、予選に続き決勝でも2分切りに成功。「何事もなく練習通りやれてよかったです」といった優勝コメントは、積み上げた修練の重みを感じさせます。

また、準優勝は「UNshakable」(クリアタイム:2分1秒20)が掴み取り、3位には「しゅうしをくらうもの」(クリアタイム:2分6秒85)が、4位には「JUVES」(クリアタイム:2分7秒68)がそれぞれ食い込みました。また、大会終了後、5~8位のチームを対象に行われた再計測の結果、「狩*狩」(クリアタイム:1分56秒36)の決勝大会進出が決定。この5チームが、6月25日に行われる決勝大会へと進みます。


決勝大会では、更なる激戦が待ち受けていることでしょう。ですが、「モンスターハンター頂上大会2017」はまだ始まったばかり。今後5地区にて、予選大会が催されます。まずは、名古屋大会が4月30日に開幕。そこでは、どのような戦いやドラマが生まれるのか。ハンターとライダーたちの更なる戦いに、ご期待ください。


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東京地区大会における代表枠追加対応の報告に沿って、記事内容を一部修正いたしました。
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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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