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日本一ソフトウェアは、PS4/PS Vitaソフト『祝姫 -祀-』に収録される追加シナリオの内容を公開しました。
ゲーム展開のみならず、多彩な発展を遂げた『なく頃に』シリーズを手がけた竜騎士07氏が紡ぐ、「呪い」をテーマにした和風伝奇ホラーアドベンチャー『祝姫 -祀-』。本タイトルは、PCソフトとしてリリースされた『祝姫』本編の移植に加え、竜騎士07氏による追加シナリオも収録。悲しくもおぞましい物語が、新たな刺激と共に、PS4とPS Vitaに舞い降ります。
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今回追加収録されるシナリオ「結姫(ムスビヒメ)」編は、完結編に当たる内容になっており、本編でも重要な役割を持つ“雛形真由” について深く掘り下げたエピソードを展開。『祝姫』を遊んだ方も気になる「結姫」編の詳細をチェックし、発売日に備えておきましょう。
■キーワード「“呪い”と“霊障”」
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人は誰しも、程度の差はあるが霊的な防御力を持っている。しかし、須々田の特定の家系に受け継がれる“呪い”には、そうした霊的加護を失わせる効果がある。霊的加護を失った人間は霊障、すなわち霊による干渉を受けやすくなる。
心身が不安定な10代は特に霊的加護が低下する傾向があり、呪われた家系の末裔である十重、椿子、鼎、莉里杏の4人は現在、霊障による白昼夢に苦しんでいる。白昼夢の内容には個人差があり、現実で直面している困難や過去のトラウマが影響している場合も多い。
■雛形 真由(ヒナガタ マユ):CV 田中 涼子
「……お生憎ね、霊障さん。あんたとは、もうずっと長い付き合いだもの。全然へっちゃらなんだから……」
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「結姫編」のメインキャラクター。高校生の頃の雛形もまた、重い霊障に苦しんでいた。十重や椿子たちに比べて霊障に対し自覚的で、克服する方法を探している。
■シャチホコ部
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須々田高校の養護教諭となった雛形真由が設立した部活で、正式名称は「社会地域奉仕貢献部」。6人の部員はすべて雛形のスカウトによって集められた。
■雛形真由の霊障
霊による干渉――霊障は、多感な10代の頃にピークを迎える。
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霊障が見せる幻覚が突拍子もないものであれば、現実と整合性のない白昼夢として処理され、潜在意識からは消えてしまう。だが、雛形真由の霊障は夢として忘れるにはあまりにも現実的で陰湿な性質を持っていた。
雛形真由の霊障。それは「他者の発言や態度が悪意に満ちたものとして知覚される」という現象だった。出会う人すべてが自分の陰口を言っているように感じられる。そしてそれが現実なのか、霊障が見せている幻覚なのかを区別することはできない。
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「常に笑顔を絶やさず、他人に親切にしていれば嫌われるはずがない」と理性で霊障を否定し、普通の高校生活を送ろうとする雛形真由。しかし、クラスメイトたちは雛形の不自然なまでに明るい言動に違和感を抱くようになる。
単なる幻覚だと思っていた陰口はやがて現実のものとなり、陰惨ないじめへと発展していく。
「………千年を経ても。人の子らの下劣なること、改められる様子も無し……」
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■邪法の代償
雛形真由は、勤務のかたわら呪いと霊障について密かに研究していた。
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古い文献には、自らの生き血を飲ませることで相手の霊障を和らげることができたという記録がある。しかしそれは、相手の霊障を引き受ける術であり、術者自身の霊障を悪化させる邪法であった。
成人した自分ならば、霊障を引き受けても耐えられるはず。雛形は自身を犠牲にしてシャチホコ部の少女たちを救う決意をする。
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『祝姫 -祀-(いわいひめ まつり)』は2017年7月20日発売予定。価格は、PS4版が6,980円(税抜)、PS Vita版が5,980円(税抜)です。
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