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今や、国内でも一般的なジャンルとなったファーストパーソンシューティング(FPS)。毎年、数多くのFPSタイトルが市場に送り出されていますが、2017年、ある革新的なタイトルが日本上陸を果たします。7月20日にPS4版、7月21日にはPlayStation VR版が到来するそのタイトルの名は、『SUPERHOT』(PC版は2016年発売済み)。本記事では、ポーランドのSUPERHOT Teamが開発した本作をプレイするべき"スーパーホット"な理由を10個ご紹介していきます。
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■スーパーホットな理由その1
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―自分が動けば時間が進むスローモーシューティング
本作では、プレイヤー(自分)が動いたときだけ時間が進む、ありそうでなかったFPSタイトルになっています。動き続けていれば、通常のFPSのように時間が進みますが、少しずつ動けばゆっくりと行動できます。とはいえ、止まっていたとしても、周りは非常に(本当に非常に)ゆるやかに動くので完全に止まっているわけではありません。また、HOTSWITCHと呼ばれる機能を使えば、自分とNPCの体を入れ替えることも……。
■スーパーホットな理由その2
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―見る者を惹き込む斬新なグラフィック
目新しいのは、スローモーションになるゲームシステムだけではありません。グラフィックは、クリスタルを思わせる敵や銃など、主に、赤/黒/白だけで構成された非常にシンプルなもの。「赤い」キャラクターは敵、「黒い」オブジェクトは銃や投擲物、と色によって役割が分かるようになっているところもポイントです。大作ゲームのような雄大な景色はありませんが、洗練された美しさには病みつきになるでしょう。
■スーパーホットな理由その3
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―本作は7日間でゲームを作るジャムで生まれた
『SUPERHOT』は、もともとは7日間でゲームを制作するジャム「7 Day FPS Challenge」の作品として2013年に生まれました。このジャムで生まれた初期のプロトタイプは今でも無料プレイ可能で、ブラウザ上から遊べます(IE、Firefox、Operaが推奨とされている)。その後、製品化の一環としてクラウドファンディングサイトKickstarterで支援を募り、25万ドル以上の資金を獲得しました。
■スーパーホットな理由その4
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―謎を呼ぶストーリー正体不明の実行ファイル「superhot.exe」とは……
製品版では、昔の「アングラサイト」を思い起こさせるストーリーが用意されており、その物語は友人から教えてもらった「superhot.exe」を起動するところから始まります。最初はただのゲームだったのに、遊び続けるうちに様子がおかしくなっていき……謎が謎を呼ぶ物語が描かれます。
■スーパーホットな理由その5
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―ただ珍しいだけじゃない、多くの人に愛される高評価タイトル
斬新なグラフィックやゲームシステムが目を引く本作ですが、単に珍しいだけで話題になったわけではありません。海外メディアからは、好評をもって受け入れられており、PC版の平均スコアは82点(総レビュー数93件)、Xbox One版平均スコアは83点(総レビュー数18件)となっています。また、2016年のIndependent Game Festivalでは、大賞および優秀デザイン賞にもノミネートされたことも。
■スーパーホットな理由その6
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―武器を奪う、銃弾を斬る、気分はさながら映画の主人公
本作の大きな特徴であるスローモーションを駆使すれば、映画の主人公さながらのクールなゲームプレイが可能になります。例えば、銃を突きつけられていても、敵を殴ってひるませれば武器を奪えますし、刀を装備していれば、敵が放った弾丸を斬鉄剣の如く斬り捨てることも可能です。普通のFPSでやるには難易度が高いことも、本作であれば簡単にできちゃいます。
■スーパーホットな理由その7
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―実はパズル/戦略要素も。自分だけの攻略法を見つけろ
今までにないプレイ体験が得られる本作ですが、スローモーションだからといって簡単なわけではないところもホットな魅力の1つ。連続して敵が出てきたり、絶体絶命なところからステージが始まったりするので、機転を利かせて、動き方を考える必要があります。そのため、ある種のパズル/戦略的ゲームとも言え、こうやって行動すればクリアできる、という順番を見つけていく楽しみも備わっています。
■スーパーホットな理由その8
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―いつまでも遊べる多彩なゲームモード
本作にはストーリーモードだけではなく、様々なゲームモードやミニゲームが収録されています。容赦なく押し寄せる攻撃を耐え続ける「エンドレスモード」、素手のみ/リスタートなし/制限時間内にクリアなどの条件が用意される「「チャレンジモード」のほか、「Tree Dude」と呼ばれるミニゲームなどがあり、決してプレイヤーを飽きさせません。
■スーパーホットな理由その9
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―古き良き名作FPSのエッセンスがそこに
開発元SUPERHOT Teamのクリエイターたちが「『DOOM』や『ウルフェンシュタイン3D』『Quake』といったFPSを初めて遊んだときの感動を、『SUPERHOT』に詰め込んでみたいと思って開発してきました」とGame*Sparkのインタビューで語っているように、本作には、ハードな手ごたえ、衝撃的なゲームデザインなどが盛り込まれています。『SUPERHOT』をプレイすれば、古き良き名作FPSたちのエッセンスがふんだんに感じられ、新時代の作品ながら、往年のFPSらしさも残る稀有なゲームだと気付くことでしょう。
■スーパーホットな理由その10
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―VRでも「スーパー、ホッ」体験
FPSタイトルである『SUPERHOT』ですが、本作にはVR版も存在。PC版がHTC ViveおよびOculus Riftに対応し、PlayStation VR版もリリースされます。VRコントローラー向けに完全リデザインされているため、『SUPERHOT』本編をプレイした方も仮想現実では新たな体験が楽しめます。
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以上、『SUPERHOT』をプレイするべき「スーパーホット」な理由を10個まとめてご紹介しました。遂に本格的な日本上陸を果たす本作には、珍しい要素が数多く含まれているため、想像しにくい面もあるかもしれません。しかし、本記事で紹介したように、今作には一言では言い表せないほどの魅力が溢れており、プレイする者だけでなく、見る者も惹きつける力を持っています。
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ゲームが進むうち、1回ではクリアできないステージも出てくるとは思いますが、クリアした際の達成感はかなりのもの。特に、毎ステージクリア後の「スーパーホッ、スーパーホッ」という音声はクセになるはず。目線が釘付けになってしまう摩訶不思議な設定も含めて、「ここ数年遊んだ中で、もっとも革新的なアクション・シューティングゲームだ」と言えるでしょう。それでは、「スーパーホット」な世界でお会いしましょう。スーパーホッ……スーパーホッ……スーパーホッ……。