◆プププランドの危機に立ち向かったのは「5回」

あきれかえるほど平和な国と言われるプププランドですが、意外と危機に陥っています。『星のカービィ スーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」ではメタナイトたちがプププランドを制圧しようと企み、「銀河にねがいを」では太陽と月のケンカをキッカケとしてプププランドや全宇宙の危機に発展していきます。
また、『星のカービィ3』では空から邪悪な黒い雲が登場しデデデ大王たちが操られるという大変な問題が発生しますし、『星のカービィ トリプルデラックス』ではプププランドに謎のツタが生えてデデデ大王がタランザに連れ去られてしまいます(デデデ大王もけっこう巻き込まれ型かも)。

この手の侵略系で一番インパクトが大きいのは『星のカービィ ロボボプラネット』でしょうか。ハルトマンワークスカンパニーが侵略を行い、プププランドは機械化されてしまいます。プププランド、あんなにほんわかとした世界なのに……。いえ、平和だからこそ他の連中が狙うのでしょうか。
◆カービィは巻き込まれて戦うことが一番多かった

こうしてカービィが戦うことになる理由を調べてみましたが、一番大きいのは“巻き込まれ型”の7回でした。カービィは食べ物やプププランドの危機に関して戦うイメージが大きかったものの、むしろ偶然だとか、たまたま悪いやつにちょっかいを出してしまっただとか、あるいは急に敵が現れて分裂させられるだとか、そういうケースのほうが多かったのです。
しかし、そう考えるとカービィのかわいらしさと勇敢さが両立する理由もわかります。カービィは確かに強いけれども偶然にも戦わざるを得なくなってしまうことが多いだけで、基本的にはかわいい。そんな不思議な存在なのかもしれません。