パズルゲームとなった『勇者のくせにこなまいきだDASH!』プレイレポ! スマホ向けにチューンしつつも魅力は健在

『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの最新作となるスマートフォンアプリ『勇者のくせにこなまいきだDASH!』は3マッチのパズルゲーム! メディア向けに行われた先行体験会でのプレイインプレッションをお届けします。

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パズルゲームとなった『勇者のくせにこなまいきだDASH!』プレイレポ! スマホ向けにチューンしつつも魅力は健在
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現在、事前登録を受け付け中のスマートフォンアプリ『勇者のくせにこなまいきだDASH!(『勇こな』)』。2007年にPSP(R)で発売されて以来、人気を博している『勇者のくせになまいきだ。(『勇なま』)』シリーズの最新作となる“勇者撃退系パズルRPG”です。プレイヤーが破壊神となって魔物に指示を出し魔王が連れ去られないよう勇者を撃退するというコンセプトやドットを用いたグラフィックはそのままに、システムはスマートフォン向けに大きくチューンされています。メディア向けの先行体験会で触れることができましたので、そのプレイインプレッションをお届けします。

◆勇者どもを撃退し、強制労働の刑にせよ!


勇こな』は「ダンジョン」と「採掘」という2つの遊びがゲームの柱。「ダンジョン」で侵入してくる勇者を撃退し、捕らえた勇者たちを「採掘」で強制労働させて新たな魔物や素材をゲット。それによって魔王軍を増強し、「ダンジョン」でさらなる強い勇者との戦いに備える……というサイクルで構成されています。それぞれのモードについて、順に紹介していきましょう。



◆ダンジョン――受動的にも能動的にも遊べるお手軽3マッチパズル


勇なま』はダンジョンにツルハシで穴を掘って魔物を発生させ、侵入してきた勇者を攻撃させるシステムでしたが、『勇こな』は3マッチパズルになっています。画面下部の任意のブロックや魔物をタッチするとその部分を崩すことができ、上にあるブロックが下にスライド。同じ魔物が縦か横に3つ以上並べば、その魔物を画面上部で勇者にけしかけることができます。

3マッチパズルで勇者を攻撃! 特定の条件を満たせば強力なスキルも発動します

また、タッチしてから崩れるまでには若干の猶予時間があり、その間に隣接するブロックを左右にスライドさせることができます。慣れないうちはタッチで崩し、慣れてきたらスライドして能動的に3マッチや連鎖を狙う……段階を追って上達できる仕組みです。

3マッチを連続して発動させるコンボを繰り返すことでフィーバーゲージがたまり、MAXになると「フィーバー」が発動。勇者の足を止めている間に魔物を大量召喚し、一気にけしかけることができます。勇者は3人一組で来襲し、3人目に強い個体がダンジョンに侵入してくるようになっていますので、ここにフィーバーを合わせることができれば強敵にも勝てそうです。


もちろん、にっくき勇者たちもただ黙々と前進してくるわけではありません。勇者は画面左側の攻撃カウントが0になるたびに攻撃をしかけてきて、画面下部のパズル部分に“オジャマブロック”を生成します。これはタッチで消滅させることができませんが、隣接する魔物ブロックを消したり、強大な力を持つドラゴンを3マッチさせれば消すことができます。画面右上では勇者たちの侵入度が確認でき、一番下の魔王の居場所まで到達されてしまうと、魔王が連れ去られて敗北となります。

順調に最初のステージをクリア。なんだか、微妙にディスられているような!?

◆採掘――過酷(?)な強制労働で素材や魔物をゲット!


「ダンジョン」で倒した勇者は一定確率で捕らえて魔王の部屋に閉じ込め、「採掘」で強制労働に派遣できるようになります。勇者たちが採掘から戻ってくるには一定時間の経過を待つ必要があり、かかった時間に応じて、新たな魔物や、魔物を成長させる各種素材を入手できます。この時間は、得られる報酬などによって決まるとのこと。配信が開始されて攻略が進めば「作業時間が40分だから、あのレア素材をゲットできるかも!」というような情報も出回るようになるのかもしれません。また、作業時間は「魔王石」を消費することで短縮することができます。

勇者を4人選択して採掘に派遣!(写真左) 採掘の結果、新たな魔物が生まれることも(写真右)

採掘派遣時は、一部の「キー勇者」と呼ばれる勇者を1人目に指定すると、残る3人に誰を選べばよいかという「レシピ」が表示されます(該当する勇者を捕らえていない場合はシルエットで表示)。特定の組み合わせで派遣することで、レア素材やレアな魔物を入手できる確率が飛躍的に上昇するとのことです。「レシピ」は一度開示したものであれば「魔王のへや」の「レシピ図鑑」でいつでも確認することができます。また、新たな魔物は採掘の他、ガチャでも入手できます。

勇者の中には、特定の魔物が出やすくなるスキルを持つものも存在します

余談ですが、破壊神(プレイヤーのこと)が使役する魔物たちは、ダンジョンで勇者を撃退したときに、間違いなくその命を奪っているようでした。では、死んでしまった勇者たちを、どのように採掘で使役しているのでしょうか? 武器を奪うなどして無力化したのちに生き返らせているのか、はたまた、ネクロマンシーと呼ばれる呪法の類で死体のまま使役しているのか……。ゲームを楽しむうえでは描かれずとも何の問題もないことですが、そんなチラリと見えるブラックさもこのゲームの魅力といえるでしょう。

どう見ても一度死んでいますが、その後、捕獲に成功。この間にどんなドラマが!?

勇者の中に「マサユキ」がいたり、ダンジョン侵入時に特定の作品を彷彿とさせるようなセリフを口にする者がいたりと、元ネタが分かるとニヤリとできるパロディやオマージュも健在の『勇こな』。レトロ調のグラフィックやかけ合いを気軽に楽しむもよし、300体以上の魔物、500体以上の勇者のコンプリートを目指してディープに遊び込むもよしという、懐の深い一本になりそうです。

ゲームには魔王だけでなく、魔王の娘も登場します

また、1月25日15時より、「サキプレ」の「ゲームギフト」コーナーにある特設サイトから、Androidユーザーを対象に先着1000名様限定で本作の先行体験版が配信されています。正式リリース版へのデータ移行には対応していないとのことですが、気になる方は、いち早く破壊神となってみてはいかがでしょうか。


※記事中の画面写真は開発中のものです。内容・仕様は予告なく変更になる場合があります。
(C) Sony Interactive Entertainment Inc.
(C) ForwardWorks Corporation

《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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