『FGO』第2部OPから考察する新たなサーヴァントたち、君の名は……【特集】

『Fate/Grand Order』第2部のサーヴァントたちを、オープニングから考察する特集記事。新サーヴァントは一体誰なのでしょうか。

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『FGO』第2部OPから考察する新たなサーヴァントたち、君の名は……【特集】
『FGO』第2部OPから考察する新たなサーヴァントたち、君の名は……【特集】 全 9 枚 拡大写真

◆双剣を振るう仮面の美青年



黒髪の青年、アナスタシアに続いて登場したのは、中華チックな衣装に身を包んだ仮面の青年。双剣なので、おそらくセイバーではないかと思われます。仮面には額に水晶、目と耳と牙っぽいものが付いていて、何かの獣を表しているように見えますね。肩には勾玉のような装飾も付いています。

こちらについては、蘭陵王ではないかという意見が多く出ており、私もそう考えています。というか、他に思いつかないぐらいですね……。蘭陵王と言えば日本では雅楽で有名です。実際は中国の高長恭という人の王号になります。美貌故に仮面を付けて戦ったという伝説があり、雅楽でも特徴的な仮面を付けて踊ります。高長恭は自軍を勝利へ導きながらも、それを気にくわなかった主君に追いつめられ、最後には毒薬で自殺するという悲劇の人物です。異聞帯という言葉にも合っているのではないかと思います。

他には「三国志」の劉備の予想も見かけましたが、あまり他の意見は見かけませんね。個人的には蘭陵王だと思っていますが、もしかして女性なんじゃないかな……とも思ったり。体の細いラインもそうなのですが、顔のつくりがなんとなく女の子っぽいような気がします。

◆黒いハットのかわいい女の子と謎の妖精



続いて登場したのが黒いハットに白いドレスの可愛らしい女性。頭には赤いバラ、ドレスには黒いバラがついていますね。そして卵が割れたような物体に唇と羽、わっかのついた妖精のようなものがいます。

彼女についてはシャルロット・コルデーではという意見が圧倒的に多いです。シャルロット・コルデーはフランスの暗殺者であり、その美貌から「暗殺の天使」とも呼ばれた人物。普通の女性でしたが、フランス革命の最中暗殺に手を染めます。しかしあまりの可愛さに、本人の絵や話が多く残っているという不思議な人物です。妖精は、彼女に暗殺を囁いた何かという捉え方もできそうですし、髪が短いのは処刑される前に切ったからかもしれません。ただ、シャルル=アンリ・サンソンに処刑された人物でもあり、同時期のマリー、モーツァルトと並べると、服装がやや近代的すぎる気が……そこだけ気になります。

あと予想できるのは「鏡の国のアリス」のアリスぐらいかなと。この予想は、卵っぽい妖精から。卵といえばハンプティ・ダンプティ、「鏡の国のアリス」に限らず色々な作品に登場しているキャラクターです。背景がどこかイギリスっぽいような気がするのも理由。そして「鏡の国のアリス」は作中で「ジャバウォックの詩」がうたわれるのですが、その中でヴォーパルソードという剣が登場します。アリス自身が使ったわけではなく、どういう剣なのか説明がほとんどないのでいかようにもできます。しかしアリスと言っても、『Fate/EXTRA』でのナーサリー・ライムがそれに似た立ち位置だったので、改めて書くだろうか?という疑問もあります。

あと気になる点は、持っている武器の形状。ペンチングナイフにも見えなくないので、画家かな?とも思ったのですが、時代が特定できないと難しいですね。ダ・ヴィンチちゃんのライバル画家も女の子になって登場とかでも面白いかもしれませんが……。

次のページでは褐色のランサーと謎の二人について
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《タカロク》

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