『閃乱カグラ Burst Re Newal』は色気だけのゲームじゃない! “セクシー”以外に注目したプレイレポをお届け

パッケージや広告に「美少女」を前面に押し出す家庭用向けゲームは、今ももちろんですが、一昔前も数多くリリースされていました。ハードのみならずジャンルも問わず、実に多彩な展開を見せていたことは、古参ゲーマーならばご存じでしょう。

ソニー PS4
『閃乱カグラ Burst Re Newal』は色気だけのゲームじゃない! “セクシー”以外に注目したプレイレポをお届け
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パッケージや広告に「美少女」を前面に押し出す家庭用向けゲームは、今ももちろんですが、一昔前も数多くリリースされていました。ハードのみならずジャンルも問わず、実に多彩な展開を見せていたことは、古参ゲーマーならばご存じでしょう。

しかし当時は、「美少女さえ出せばいい」といったゲームも少なからず存在し、中には目玉であるはずの「美少女」についてすら不十分だったものも。かつて“セクシー”な売り文句に惹かれて手に取り、しかし期待に応えてもらえず悔しい思いをした方も多いのでは。

ですが、“美少女”や“セクシー”を魅力のひとつに掲げながらも、しっかりとしたゲーム性を備えるゲームも増えてきました。中には、厚い支持を得てシリーズ展開に発展するタイトルもあるほど。その中の代表作のひとつとして、『閃乱カグラ』シリーズもよく知られています。

3DS向けにデビューを果たした1作目は、立体視を活用して「美少女の胸が飛び出して見える!」という衝撃を提供。一種、バカゲーにも通じる突き抜けたその姿勢に、多くのユーザーが驚き、注目を寄せました。

しかし実際にプレイしてみると、決して「美少女“だけ”」のゲームではなく、爽快感が手軽に楽しめ、テンポの良さが光るベルトスクロールアクションとしても心地よい一作でした。こうして「美少女」と「ゲーム性」を両立させた『閃乱カグラ』はシリーズ化するほどの人気を博し、後に3Dアクションへとゲーム性を変化。今日に至るまで多数の作品をリリースし続けてきました。



そんな『閃乱カグラ』のデビュー作を含んだ2作目『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』が、PS4向けに登場。『閃乱カグラ Burst Re Newal』と名を変えた本作は、ゲームシステムを3Dアクションへと進化させ、グラフィックも大幅強化。一新した装いで、3DS版のシナリオが楽しめる内容となっています。

HDリニューアルの恩恵で、もちろん“セクシー”な演出も魅力が増しており、男子ならばついそこに惹かれてしまうのも無理のない話。ですが、『閃乱カグラ』は「美少女“だけ”」のゲームではありません。そこで今回は、“セクシー”な部分からは敢えて目を背け、『閃乱カグラ Burst Re Newal』のゲーム部分のみに集中したプレイレポをお届けしたいと思います。べ、別に、無理なんかしてませんよっ!

◆実は説明書も嬉しい『閃乱カグラ』



ゲーム性に迫る前にまず触れておきたいのが、説明書について。昨今は説明書の電子化が進んでおり、ダウンロード版はもちろん、パッケージ版に説明書がついていないこともしばしば。簡単な操作説明の紙が入っていたり、もしくはチラシやアンケートの案内のみというケースもあります。

ですが『閃乱カグラ』シリーズは紙の説明書をしっかり封入しており、『閃乱カグラ Burst Re Newal』にも、表紙や裏表紙も含め全32ページのプレイングマニュアルが用意されています。本作は多彩なアクションが可能なので、手元で気軽にチェックできるのは実に嬉しいところです。もちろん電子化された説明書が悪いわけではありませんが、画面を切り替えることなく操作説明を調べられるのは利点と言っていいでしょう。

また、今時の風潮とは合わない感覚と言われてしまえばそれまでですが、ゲームをプレイする前にまず説明書を読むワクワク感も見逃せないポイントのひとつ。例えるならば、メインディッシュをいただく前のオードブルと言えるでしょうか。


「どんな物語が楽しめるのかな」「こんな操作もできるのか」「これを覚えておくと役に立ちそうだ!」と、読み進めるだけでプレイ意欲が上がり、ゲームプレイをより美味しくいただけるようになります。ダウンロード販売もなく通販も整っていない時代に、隣町のゲーム屋から帰る途中の電車で、よく説明書を読みました。プレステの説明書は、パッケージの表紙にもなっていた優れものです。

人によってメリットか否かは意見が分かれるところかと思いますが、今の時代にしっかりとした紙媒体の説明書を同梱してくれるのは、やはり大きな特徴です。特にメリットと感じない人にとっても、読まなければいいだけでデメリットはありません。そして、嬉しい人がいるのもまた事実。筆者も嬉しい人のひとりなので、出来れば今後も続けて欲しいばかりです。

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《臥待 弦》

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