国内最大規模となるこのインディーゲームの祭典には、コンシューマー向けタイトルでも活躍する企業も多数出展しています。今回はその中から「ヘキサドライブ」のブースレポートをお届けします。
ヘキサドライブは大阪を拠点とするゲーム制作会社。当時カプコンに在籍していた松下正和氏によって2007年に設立され、これまで『大神 絶景版』や『ゼルダの伝説 風のタクト HD』を手がけたことで知られています。
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今回のBitSummitでは、ヘキサドライブのオリジナルブランド「Ficustone project」にフィーチャーした出展が行われていました。Ficustone projectは若手社員教育プロジェクトから派生したコンテンツブランドで、小規模・短期間で開発されていることを感じさせない高いクオリティのスマートフォン向けアプリがリリースされています。
先月には第3弾タイトルとなるiOS/Androidアプリ『【終末放送】世界を救う枠』がリリース。ブースでは本作バトルシーンのチュートリアルパートを試遊することができました。
また、Ficustone projectの3部作関連グッズの販売も人気を集めており、中でも目玉商品となっていたのが「開発資料集」。この資料集には、なかなかユーザーが目にすることが少ない、ゲームの企画・仕様書や生データが多数収録されており、ゲームを専攻する学生を始めとして、教育機関などから大きな反響が寄せられているようでした。
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Ficustone projectに参加する若手ディレクターによりますと、「BitSummitには、参加すること自体に意義がある」とのこと。他の場と比べてもユーザーとの距離が非常に近いのでフィードバックにより得られるものが多いとされていました。また、会場で出展されている多くのインディーゲームの独特な発想やアイディアで、自分たちの立ち位置をあらためて確認することができるとも語られていました。
このほかブースでは、キャラクターデザイナーによる生イラストの掲載なども実施。Twitterアカウントでのリプライにより「スケブ感覚」でイラストがオーダーできるとあって、会場に来られないファンにも嬉しい企画となっていました。
※イラスト展示について※
— ネリネ (@ikei_nerine) 2018年5月13日
全てのイラストが展示され、ブースもにぎやかになりました!企画へのご協力、まことにありがとうございました! pic.twitter.com/wBi9ybU3Lm
(C)2017 HEXADRIVE Inc.