京都・河原町の洒落た喫茶店は新たなVRゲームを生み出す秘密基地!? 「THE VR ROOM KYOTO」訪問レポート

5月16日、VRゲーム開発などを手掛けるクラウドクリエイティブスタジオは京都・河原町に「THE VR ROOM KYOTO」をオープン。インサイド編集部はオープンに先駆け、工事中の店舗の内覧と同社代表の秦泉寺章夫氏に本施設オープンの意図を伺いました。

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京都・河原町の洒落た喫茶店は新たなVRゲームを生み出す秘密基地!? 「THE VR ROOM KYOTO」訪問レポート
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5月16日、VRゲーム開発などを手掛けるクラウドクリエイティブスタジオは京都・河原町に「THE VR ROOM KYOTO」をオープン。インサイド編集部はオープンに先駆け、工事中の店舗の内覧と同社代表の秦泉寺章夫氏に本施設オープンの意図を伺いました。

テーブルやカウンターにはコンセントや給電用のUSBポートが用意されています。もちろん無線LANも装備。

VRエリアは店の奥にあり、実は外からは見えません。HTC VIVE2台を用意しており、さまざまなタイトルが体験できます。また、VIVEトラッカーを搭載したガンを持ち、3面プロジェクターの映像の中で楽しむシューティングゲームも遊べます。体験は500円ですが、ドリンクメニューをオーダーすることで無料になります。

クラウドクリエイティブスタジオ代表の秦泉寺章夫氏。

クラウドクリエイティブスタジオは2011年に設立された、主にゲームのオンライン部分の受託開発を行っている開発会社で、2017年よりVRゲームの開発にも着手、アーケード向けVRゲーム配信システム「V-REVOLUTION」をサービスインしています。

もちろん、THE VR ROOM KYOTOでも「V-REVOLUTION」のタイトル「DEATH・GAME」「妖怪探偵倶楽部」「脱出大作戦!~豪華客船から宝石を奪え!~」がプレイ可能となっています。

なお、「V-REVOLUTION」は今年1月には台北ゲームショウのビジネスデイにも出展しており、海外のデベロッパーからの売り込みも多かった、ということで、海外のVRゲームをいち早く遊べる場所になるかもしれません。

秦泉寺氏に施設をオープンした理由を伺ったところ、「関西にはVRを遊ぶ施設が少なく、かつ“VRを能動的に遊びに行く”施設がほとんどで、一般の人にはヘッドマウントディスプレイを付けてもらうことも含めて敷居が高い」と考えて、このTHE VR ROOM KYOTOをオープンさせたそうです。

ロケーションに河原町を選んだ理由は、「若者や観光客が多く集まるカフェの激戦地であるものの、個性が活かせる場所でもあるから」とのこと。


VRとついているものの、VRがメインでフードメニューはおざなり……ではなく、むしろそっちがメインと言わんばかりになっているのも特徴です。カフェラテ、ショコララテ、ブラックラテ、クリームマンゴースムージー、京都の有名なお茶屋さんの茶葉を使った抹茶ラテや抹茶チーズケーキなどなど、インスタ映えしそうなメニューが揃っています。カフェに行っておいしいドリンクやスイーツを食べるとVRがタダで遊べる、という感じですね。

そして、この店の店長はなんと社長の秦泉寺氏! このためにバリスタの資格を取ってラテアートも自分で作る、というから恐れ入ります。

また、「V-REVOLUTION」タイトルのテストを店内で実施して、バグやバランス修正を店内で行う!? という話も飛び交いました。なお、お店のターゲット層は10~20代の女性とのこと。今までのVRを遊ぶ人とは違った層にアピールすることで、また新しい発想がTHE VR ROOM KYOTOから飛び出す、ということも期待できそうです。



THE VR ROOM KYOTO
〒604-8022
京都府京都市中京区河原町通
三条下る三丁目 東入南車屋町280番地
キャニオンテラス1F

阪急京都線 河原町駅から徒歩6分
京阪本線 祇園四条駅から徒歩7分

営業時間:11:00~23:00

《岩井省吾》

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