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本作は、艦船を擬人化した美少女キャラクターを編成して敵と戦う横スクロールシューティングRPGで、200体以上の可愛く綺麗なキャラクターたちが特徴。お気に入りのキャラクターの育成はもちろんのこと、さまざまな衣装を着せ変えられたり、好感度をマックスにしたキャラとケッコンできたりすることから人気を集めています。
本大会は、5月20日から6月30日にかけてTwitterで実地したコンテストを通過した10人のコスプレイヤーに、会場で『アズールレーン』のコスプレをした1人を当日枠として加えた11人の中から、3人の入賞者を選ぶというもの。審査は、事前に採点した衣装得点と、当日のステージ得点を加えます。審査員は、本作を運営する株式会社ヨースター取締役の金傑氏、広報PR担当の運営Mさん、元WCS日本代表のSky★Reさんが務めました。
本企画開催の理由は、「『アズールレーン』のコスプレイヤーさんに感銘を受けて、公式でも盛り上がりの協力をしたいと思った」から。同日の真昼は39度を超える酷暑でしたが、それを上回る熱意を持ったコスプレイヤーたちが、抱負を語ったり、ランウェイしたりして最後のアピールをし、応援コスプレイヤー3人が決まりました。
■1位 環(めぐる)さん/サン=ルイ
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運営Mさんは「細かい所まで全て手造りということで、武器はとても難しいのに見事に表現してくれました」と造形のクオリティーの高さを絶賛。
優勝コメントを求められた環さんは、「サン=ルイのコスプレはコスサミの前までに2回撮影していて、このコンテストに出場が決まってから、槍とか造り直した部分がたくさんありました。すごく頑張った衣装だし、キャラも大好きなので、優勝することができてとても嬉しいです」と、努力が報われた喜びを爆発させていました。
■2位 尊みを感じて桜井さん/愛宕
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運営Mさんは、「身体のラインが綺麗に見えるような素材にしていただいたことがポイント高かったです」と特に上半身を絶賛。
■3位 ゆきちゃん丸さん/ヴィクトリアス
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運営Mさんは、「衣装は手造りの部分が多かったのも良かったですね」と、チラリと覗ける胸部の隙間など全体のバランスの良さを絶賛。
■その他のファイナリストたち
・天使ゆぃさん/ヴィクトリアス
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「ヴィクトリアスは一目惚れしたキャラクター」と語った天使ゆぃさん。見事な着こなしで胸元周りの完成度も高く、とにかく可愛いかったです。
・せっとん梓さん/アークロイヤル
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見事な艤装を身につけたせっとん梓さんは、「アークロイヤルのギャップの良さを伝えていきたい!」と意気込み、躍動感ある動きを見せてくれました。
・空綺 一愛(そらきひめ)さん/プリンツ・オイゲン
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「好きなキャラクターでこの場に立てて嬉しい」と、造り込んだ艤装を身につけて迫力満点だった空綺 一愛さん。
・椿姫さん/逸仙(イーシェン)
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ボイスが実装されていないキャラクターであるため、スケッチブックに意気込みを書くというキャラ作りを見せた椿姫さん。「裾の模様をもきれいに刺繍したかったので手刺繍にした」「ボディラインが綺麗に見えるようにした」と衣装製作の工夫を語り、実際に汗をかくと衣装が肌に張り付いておへそが浮き出る再現度の高さでした。
・白菜さん/ベルファスト
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「本当は艤装も作ってきたんですけど、名古屋の暑さでボンドが溶けてしまいました」と語った白菜さん。自分の引っ越しをおろそかにして造形に打ち込んだために、「家も無くなった」と驚きの発言をするほど意気込みを語ってくれました。
・ぴょんりささん/綾波
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「まさか最後まで残れるとは思っていなかったのでビックリしているんですけど、綾波でこのステージに立てて嬉しいです。綾波のカッコ良さと可愛さを皆さんに伝えられたらと思います」と語った地元名古屋出身のぴょんりささん。応援に駆けつけた多くのファンが、一際大きいエールを送っているのが印象的でした。
・リンさん/愛宕
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「『アズールレーン』の中でも高尾型がすごく好きなので、愛宕でステージに立たせてもらえていることをとてもありがたく思っています。今日は楽しみ切って帰りたい」と緊張を感じさせなかったリンさん。
・こゆきさん/長門
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会場内の『アズールレーン』ブースで配布している明石のお面を身につけていることが条件だった、当日参加枠へのエントリー。運営Mさんの「一番激しくお面を振っている人!」リクエストに応えたことで選ばれたこゆきさん。
「さっき選ばれたばかりで緊張してあまりしゃべれないんですけど、『アズールレーン』がとても好きなのでめちゃくちゃ嬉しいです」と喜びを爆発させました。
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■舞台度胸、軽快なトーク、ムードメーカーの運営Mとは何者なのか?
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オープニングに作中のドットサングラスを身につけて登場した運営Mさん。本名を明かさず、途中まではサングラスも取らない謎の美女として、終始オーディションを盛り上げるムードメーカーぶりを発揮していました。
大勢の観客を前にしても物怖じしない舞台度胸が光った運営Mさん。「ウォーキング審査の前に見本を見せて」とむちゃぶりをされても、颯爽と舞台に上がって「私はレイヤーの皆さんほどポーズは取れないですけど」と一歩下がりながらも、「今日は皆さん楽しんで行きましょ~!」と色んなポーズを決めました。さらに観客に拍手喝采を煽るなど、会場の雰囲気を良くしてウォーキングの盛り上がりに花を添えます。
さらに、審査員の枠を超えたコスプレイヤーへの気遣いも。白菜さんの艤装が溶けて持ち込めなかったと聞いた際も、「そのままでも可愛いんで問題はない」とフォローし、尊みを感じて桜井さんが「愛宕の台詞を覚えて来たので良かったら聞いてください」と意気込みで語った際には、「聞きたいな~!」と間髪入れずに頷くなど、緊張をほぐしたり、背中を押したりする姿が印象的でした。
一体何者なのでしょうか?こんな広報は見たことがありません。本作の盛り上がりをさらに期待してしまいます。
取締役の金氏は「参加者の皆さんが可愛かったので目の保養になりました。コスプレを僕が採点しても良いのかな?と思っていたのですが、終わってみて、三次元も悪くないなと思いました。皆さん素晴らしかったです。」と本大会の総評を語ってくれました。運営すらをも動かしてしまうなど、ゲーム業界においてのコスプレの影響力はどんどん高まっているようです。
「世界コスプレサミット2018」は、7月28日から8月5日にかけて愛知県で開催。世界各国の代表コスプレイヤーが舞台上でパフォーマンスを行い、グランドチャンピオンを決定する「コスプレチャンピオンシップ」や、大勢のコスプレイヤーによるパレード、オールナイトで翌朝までコスプレ撮影が楽しめる「ラグコス」などが行われ、街をにぎわせました。