今回プレイするのは、コナミが贈るPlayStation 4向けハイスピードロボットアクション『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』です。
本作は、PlayStation 2で発売された『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』のHDリマスター版『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION 』にさらにブラッシュアップを施したものです。4K解像度に対応してグラフィックが進化した上、VRにも対応しています。
オリジナル版が発売された当時、僕は20歳だったのですが、3歳から始まった32年のゲーム人生において何故かゲームを全くやらない時期でした。
インドア趣味をやめて若者らしく「ウェ~イ!」とかやってたんかと言うと……
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家で本ばっかり読んでる謎の時期でした。どう転んでもインドア……
4K対応!最早オリジナル版とは別物だ!
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ディンゴ・イーグリットは木星衛星で砕氷作業中、オービタルフレーム・ジェフティを発見する。その直後バフラムの襲撃に合い、ディンゴはジェフティに乗り込みバフラムを迎撃するのだが、それはジェフティと運命を共にする戦いの幕開けだったのだ……というのが本作の物語。
のっけから専門用語がいっぱいでよくわからないが、要するにロボットものでよくあるなし崩しに謎の機体に乗り込む内に、なんかこう色々事件に巻き込まれて行くやつなのだろう。
前述したとおり、本作は4Kに対応しているのだが、うちのテレビは4K対応じゃないしPlayStation 4 Proでも無いので、4Kの恩恵はあるのかと心配していたのだが……
めっちゃ綺麗でした!
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4K対応テレビとPlayStation 4 Proがあればもっと綺麗になるのかもしれないが、これでも十分。15年前に発売されたゲームとは思えない程の綺麗さだ!
上の動画を見るとよくわかるのだが、オリジナル版・HDリマスター版と比べても段違いで綺麗になっている。どういう技術で何がどうなったのかはわからないけど、こんなに綺麗になるなら過去作をどんどんリマスターしていただきたい。
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ちなみに、有名な「はいだらー!」というセリフの意味。
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後で調べてみたのだが、特に意味は無いらしい。
VRで超スピードアクション!
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前述したとおり本作はVR対応!「……って言ってもどのくらいのものなのかなぁ?どうせしょーもないミニゲームとかが追加されて、それがVR要素なんでしょ?は~ん?」という捻くれた気持ちでいたのだが、まさかの全編完全VR対応!
通常プレイでは三人称視点だが、VRモードではコクピットでの一人称視点でゲームが進むぞ!
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ちなみに、難易度は四段階から選べるのだが、「初めてVRゲームを遊ぶ場合はVR EASY(一番簡単なやつ)をおすすめします」というメッセージが出たので、それに従いVR EASYを選択した。
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戦闘は基本的に遠距離・接近攻撃を駆使して行う。ウジャウジャ出てくるザコ敵には、遠距離からホーミング武器で攻撃。格好良い。
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ちょっとでかくて硬い敵には接近してブレード武器で攻撃。格好良い。
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敵はとにかく四方八方から襲ってくるので、上向いたり下向いたりで非常に忙しい。ターゲットを自動で追尾してくれるのはありがたいが、慣れない内はなんかもうどっちが上やら下やらでパニックになり……
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平衡感覚がバグってしまった。
そのスピード感はまるで「ドラゴンボ◯ル」のバトルシーンのようだ。本当に目まぐるしく動き回る。
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めちゃくちゃ複雑な操作をしてそうだけど、実は攻撃ボタンを連打しているだけ。単純な操作でスタイリッシュな操作が出来るのは、僕のような下手くそ勢にはとてもありがたいし、やっていて非常に気持ちが良い。
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ところで話はズレるけど、VRの電源を入れてカメラで自分が映し出される時、なんとも言えない気持ちになるよね。
モード色々!隅々まで眺めつくせ!
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本編の他にも、様々な動作確認が出来るトレーニングモードや、対人・CPU戦のVSモード、ゲーム中に登場したメカの鑑賞モードがある。
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VSモードは残念ながらVRは対応しておらず、通常の画面でのプレイとなる。
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鑑賞モードはVRに対応しているので、本編中に登場したメカを色んな角度から眺める事が可能だ。
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マントの中に潜り込み、大迫力のメカの臀部を眺める事だって出来る。
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オリジナル版、HDリマスター版、そして4K・VR対応した本作を合わせて3回も出たわけなんですが、やっぱり往年の名作を最新機種でプレイ出来るのは非常にありがたいですね。
VRモードは、ロボットバトルモノが好きな人ならマストバイです。プレイしている内に、前だか後ろだか上だか下だかわからなくなるフワフワ感は、オリジナル版のキャッチコピーでもある「未確認浮遊快感」に正に相応しく思いました。ターゲットの自動追尾機能のおかげで、自分で視点を動かす事が無かった為か、普段他のゲームではすぐVR酔いするのに全く酔いませんでした。酔い止め必須な僕にとってVRゲームを遊ぶ上で「酔いにくい」というのが最重要ポイントなので助かりました。
VR酔いしやすい方も、試しに本作のVRモードに挑戦してみてはいかがでしょうか。もし、それでダメだったとしても通常モードでプレイすればいいですしね。
『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』は、PlayStation 4/PCを対象に発売中。価格はPS4版(パッケージ/ダウンロード版)が4,980円(税別)、PS4限定版が8,980円(税別)、Steam版が4,980円(税別)です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営している。