マイナーな物語を世界に届けたい―五十嵐孝司氏が"野望"を語った『リボルバーズエイト』発表会レポート&プレイインプレッション

10月10日、株式会社セガゲームスは秋葉原UDXシアターで新作スマートフォンアプリ『リボルバーズエイト』を発表しました。プロデューサーの菊池正義氏とキャラクター原案の五十嵐孝司氏が登壇した発表会の模様とプレイインプレッションをお届けします。

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マイナーな物語を世界に届けたい―五十嵐孝司氏が
マイナーな物語を世界に届けたい―五十嵐孝司氏が"野望"を語った『リボルバーズエイト』発表会レポート&プレイインプレッション 全 14 枚 拡大写真

◆筋肉は敵の攻撃を防ぐ最高のソリューション!


発表会終了後、開発中のビルドを試遊できましたのでプレイインプレッションをお届けします。まずは任意のヒーロー1人をリーダーに選び、他のヒーロー、ミニオン、建物、魔法からカード8枚を組み合わせてデッキを作成します。作成すると、画面の右上にそのデッキが「強襲」、「砲撃」、「反攻」のどのタイプに近いかが表示されますので、それぞれのタイプに沿った戦い方をすればおのずと基本が身に着いていく仕組みになっています。

ソロ用のモードとしては物語を楽しむメインクエストや、ヒーロー1人ひとりに焦点を当てたヒーローストーリーが用意されていますが、メインクエストでのバトルは基礎を教えるチュートリアル色も強く、リアルタイムストラテジーとしてのメインは対人戦の「リーグ」となります。勝利を重ねればリーグのランクが上がり、それによって新たなストーリーが開放されたり、カードを獲得できたりするようです。

写真左:とりあえずデッキを組めば、この3タイプのどれに近いかを自動で判別してくれます
写真右:メインクエスト第1章は桃太郎、浦島太郎、金太郎という3人の"太郎"がメインの物語

今回の試遊では会場内の他のメディアとマッチングできるとのことで、チュートリアルを終えたらさっそく対戦にチャレンジ。タンクタイプのはだかの王様を盾に敵陣に攻め込み、その後ろから赤ずきんが攻撃するという、強襲デッキのスタンダードな戦法で敵タワーを2本倒し、初戦はなんとか勝利できました。

筋肉にモノを言わせてはだかの王様が敵陣に突入

二戦目の相手は、浦島太郎を擁する反攻デッキ。同じ戦法で戦いを挑むも、浦島太郎のスペシャルスキルで敵陣全体にダメージ効果のある渦潮が発生。遠距離攻撃ができないはだかの王様や桃太郎がなす術もなくやられ、そのまま押し切られてしまいました。対戦時の立ち回り次第で覆せる場合もあるかも思いますが、基本的には
強襲デッキ→砲撃デッキ→反攻デッキ→強襲デッキ……
という3すくみで成り立っているとのことで、なるほどとうなずかされました。

浦島太郎の堅固な守りの前に筋肉はあえなく敗北

本作はスタンダードな基本無料+アイテム課金という形態ですが、いわゆるスタミナが存在しないのがうれしいところ。時間がある時に好きなだけ遊んで、じっくり自分のペースで上達ができそうだと感じました。最後に、その辺のこともまじえてお話をうかがった、菊池氏と五十嵐氏へのミニインタビューをお届けします。

――ゲーム中でも手に入る次元書を開くとカードを複数枚ランダムで入手できるようですが、これの購入が主な課金要素でしょうか?

菊池次元書の購入と、その鍵が開くまでの時短などですね。この辺はオーソドックスにまとめていますので、分かりづらいことはないと思います。

――いわゆるスタミナがないのが嬉しい仕様だと感じました。

菊池今の時代は何につけても"時間の取り合い"になりますので、遊んでいただけるときに好きなだけ遊べる方がよいだろうと思い、このようにいたしました。

次元書を開くと、ヒーロー、ミニオン、魔法などのカードを複数枚ランダム入手できる

――カードの育成はどのように行うのでしょうか。

菊池同一のカードを重ねて、既定の枚数に達するごとにレベルが上昇するようになっています。

――リアルタイムストラテジーとしてのメインはPvPになりそうですが、ゆくゆくは大会の開催なども考えておられますか?

菊池そこは目指していきたいですね。そのためにもまずはプレイヤーのみなさんに受け入れてもらえるゲームであることが大切ですので、できるところから確実に、大きくしていければと思っています。対戦時は、相手とのチャットはできませんがスタンプのようなものでちょっとしたコミュニケーションは取れるようにする予定です。

――プレイヤー同士でギルドを組めるようですが、どのようなメリットがありますか。

菊池ギルド内の仲間同士で対戦したり、カードのトレードができたりします。また、ギルドメンバーとはチャットもできます。ゆくゆくは、ギルド同士でなにかできればと考えています。

――サウンドについてもおうかがいします。さまざまな物語のキャラが大胆に解釈されている本作ですが、ラップまじりのロックサウンドというホーム画面の曲もかなり大胆で印象に残りました。

菊池古今東西いろいろな物語のキャラや舞台が登場する作品ですので、さまざまな国の特色が出せるよう、いろいろな民族楽器を使っていただけませんかと光田さん(光田康典氏)にお願いしました。光田さんは民族楽器コレクターでもあって、多彩な楽器をお持ちなんです。ある楽器の音を異なる国のテイストを持つ曲に入れてみたりなど、こだわっていただいていますよ。

――採用する作品の選定はどのようにされたのでしょうか。

五十嵐リアルタイムストラテジーとしてのゲームバランスを優先し、まずはユニットの性能を決めています。そのあとで「遠距離攻撃ユニットになりそうなキャラクターはなんだろう?」というように、バランスありきで決めていきました。

菊池僕はおもしろそうなキャラクターから優先的に提案していきましたので、そこはうまく噛み合ったのではないかと思います。

――クローズドβテストは世界11カ国で行われるとのことですが、ゆくゆくは日本人になじみのないようなおとぎ話や童話のキャラクターが取り上げられることもあるのでしょうか。

五十嵐それはかなり前向きに考えています。実はこの作品を通じて、マイナーなおとぎ話や童話を世界に発信していきたいという野望があるんです。みなさんが知っているキャラがどのようにアレンジされるのかに加えて、「へえ、こんな話があるんだ」という驚きも提供できたらと思います。マイナーなおとぎ話や童話の情報はいつでもお待ちしています(笑)。そういうキャラを実装するときは、アレンジを加えずド直球でもいいのかもしれませんね。

――プレイするときに注目してほしいキャラはいますか?

五十嵐「アルプスの少女ハイジ」のクララですね。「ゼーゼマン家の財力があれば、脚が不自由でも自分で立つ必要はないのでは?」という発想からあの車イスが生まれたのですが……。

――車イスというより、もうパワードスーツですよね……(笑)。

車イス(?)に乗っているクララ。クララが……というより完全に車イスが立っています

五十嵐しかもこれ、変形するんですよ。デザイナーの方に「白フラッシュを挟んで(変形の過程をにごして)くれていいので、変形するようにしてください」とお願いしたら、フラッシュなしで完全変形してくれるように仕上げていただけました。必見ですよ。

クララにかぎらず、Ryota-Hさんのキャラとセガゲームスさんの技術力のおかげで、どのキャラクターもスキがないクオリティになりました。リアルタイムストラテジーというジャンルを土台に、おとぎ話や童話をモチーフにしたキャラクター、菊池さんが前述した豊かなサウンドなど、興味を惹かれるフックがたくさんある作品になっています。

――車イスの変形を見るのが楽しみです(笑)。菊池氏は発表会で「リアルタイムストラテジーの楽しさを一人でも多くの人に」と強調しておられましたが、最後にお二人がリアルタイムストラテジーの魅力を知るきっかけになった作品をおうかがいできますか。

五十嵐僕は『伝説のオウガバトル』ですね。あれは衝撃を受けました。

菊池リアルタイムストラテジーとは異なるのですが、自分の原点のひとつという意味で『ボコスカウォーズ』を挙げさせてください。幼いころに初めてプレイしたときのイメージは、頭の中にずっとあります。

――ありがとうございました。

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《蚩尤》

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