◆プレイヤーはなぜかガラクタを集めるハメに
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本作をやりこんだプレイヤーならば、ガラクタというアイテムが印象深いのではないでしょうか。これは名前そのままガラクタなのですが、たくさん集めると素晴らしい武器と交換してもらえるのです。
前述の武器カスタマイズで最強の装備を作ろうと意気込む場合、このガラクタ集めが必要になってきます。カラスからガラクタを盗みまくるアヤの姿が目に浮かぶ、なんてプレイヤーもいるかもしれません。
◆クライスラービルの恐ろしさ
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そしてRPGならではの隠しダンジョンがあるのも『パラサイト・イヴ』の魅力。実はニューヨークの街中にはクライスラービルという隠された場所があり、ここに挑戦すると秘密のエンディングが見られるのです。
しかしビルは77階層もありますし、出てくる敵もなかなか強い連中ばかり。とはいえノーマルエンドとなる最後の巡洋艦を耐えることができたプレイヤーならば乗り越えられることでしょう。真エンドを見れていない人は、プレイステーションクラシックやゲームアーカイブスで挑戦してみるのもいいかもしれません。
◆終わりに
『パラサイト・イヴ』は今になってみると少し遊ぶのがキツいゲームかもしれません。イベントのスキップがなくアヤの移動が遅いなど気になるところも多く、単純に洗練されていないように見えるかもしれません。
しかし、本作は方向性が独特なのでこれに代わるようなゲームもあまりないですし、続編となる『パラサイト・イヴ2』は『バイオハザード』のようなゲームになってしまったのもあり、今でも印象深い一作です。今でも時折「シリーズが復活しないかなあ」と思ってしまうこともあります。
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