◆協力と競争の楽しさを味わえるモバイルMMORPG
本作の開発を手がけるNEXON REDの代表取締役社長キム・デフォン氏は、モバイルMMOの魅力はプレイヤー同士の「協力」と「競争」にあると分析。この二つの要素をゲームで表現することを目標に制作されている『FAITH』では、連合国ガラノスと神聖帝国ダルカンという異なる信念を持つ二国の抗争が描かれます。
プレイヤーはゲーム開始時にどちらの勢力に所属するかを選択。フィールドでは勢力同士の戦闘がリアルタイムで行われるようになっており、PvP(Player vs Player)やRvR(Realm vs Realm。数十人~100人規模で実施される大規模な集団戦)が頻繁に発生するようです。
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PC用のモニターに比べて画面の小さいスマホでも楽しめるよう、近くの敵を自動的にターゲッティングしてくれる「ターゲティングアシスタンス」や、招待や待機時間を発生させず、簡単にパーティーを組める「クイックパーティー」など、システム面でのサポートも充実しています。
また、日本市場を見据えたカルチャライズにも余念がありません。ストーリーは日本オリジナルのものに変更されているほか、キャラクターのモデリングを大幅に変更。配信開始後は日本版独自のアバターも提供予定とのことで、キム氏は「日本市場で長く愛されるタイトルになれるよう、全力を尽くしてまいります」と語りました。
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◆"競争"の紛争戦と"協力"のレイドバトルをそれぞれ体験!
ここからはプレイインプレッションをお届けします。プレイアブルキャラクターは連合国ガラノスがバーサーカーのアルゴ、ブレイダーのリン、アーチャーのリリィ。神聖帝国ダルカンがウォーリアーのレオニール、ガーディアンのフィーネ、メイジのエマの計6キャラとなっていました。いずれも公式サイトのPVで紹介されているキャラクターです。
キャラクターメイキングの項目は顔、肌の色、目の色、髪型、髪の色が用意されており、同じキャラでもかなり個性が出せます。また、ゲーム開始後も特定の装備で髪型や服装が変わるようです。今回は連合国のブレイダー、リンを選んでプレイしました。
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拠点からフィールドへと出ると、途端にイノシシの群れが。PvPがメインの本作ではありますが、序盤はこうしたモンスターを倒しながらレベルを上げていく、MMORPGの基本に則った流れになりそうです。操作は画面左下にあるバーチャルパッドでキャラを移動させ、右下にある各種アクションボタンで通常攻撃とスキル、回避を使用。スキルと回避は一度使用すると再使用までにクールタイムが発生しますので、ブレイダーのような近接攻撃を得意とするタイプは使いどころを見極める必要があります。
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画面左には現在受注しているクエストが表示されており、タップすると目的地までオートで移動を開始します。画面右上のマップ画面をタップするとマップ画面に移行。「ミニマップ」で任意の場所をタップするとそこにマーカーが付加され、その地点までオート移動。「ワールドマップ」ではファストトラベルができるなど、移動周りは至れり尽くせり。スムーズにプレイできました。
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やがてスタッフの案内で、試遊するメディアが二つの勢力に分かれての「紛争戦(占領戦)」がスタート。最大23対23で行われる紛争戦では、フィールド上の特定のポイントが「占領地点」として設定されます。その上で相手勢力より人数が多い状態を一定時間維持すれば地点を占領でき、自勢力のポイントが増加していきます。ただし、占領に成功するとそれ以降は地点上で継続的なダメージを受けるようになるため、時間が経てば経つほど敵に奪われやすくなっていきます。
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これらの仕様から、占領地点を奪ったあとは体力が低い仲間をいかにかばいつつ戦うかが重要になりそうですが、敵味方合わせて10キャラ程度が入り乱れるだけでかなりの大混戦に。目まぐるしく変わる戦況を見極めながら戦うのはなかなか修練が必要そうで、やりごたえを感じました。
続いては6人で協力して強大なボスモンスターに立ち向かう「レイド」を体験。今回戦った敵は「怒りの巨人アフェル」。参加人数(キャラクター数)が少ない分、紛争戦より状況が把握しやすいようにも感じましたが、紛争戦と異なりオート戦闘ができないので手動できちんと戦う必要があります。討伐には成功したものの、筆者は慎重に戦いすぎたのかパーティーへの「寄与度」がわずか14%という結果に。レイドの報酬は全員に等しく割り振られるだけに、ちょっと申し訳なさを感じました。
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スピーディーなアクション、練られたインターフェース、日本人好みにリファインされているキャラクター……と、かなりの好感触だった『FAITH』。日本向けに新規に書き下ろしされているというストーリーも楽しみになる試遊でした。11月初頭現在、公式サイトで事前登録を受け付けていますので、興味がある方はまず公式サイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。
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