
1月22日より、セガの新作アプリ『リボルバーズエイト』がいよいよ配信されます。インサイドでは、過去2018年10月に開催されたクローズドβテストのレポート(「パリピ浦島太郎に裸の王様の肉体美…!セガ『リボルバーズエイト』CBTでぶっ飛びおとぎ話を体験」)を掲載しました。今回は配信直前のテスト版をプレイできましたので、改めてその魅力をお伝えします。

◆美麗なヒーローたちはちょっとネジが外れてる?
ゲームを初めてまず目に飛び込んでくるのは、美麗なキャラクター「ヒーロー」たちの数々。おとぎ話の主人公を中心としたヒーローたちは、原案を五十嵐孝司さん、デザインをRyota-Hさんが担当しています。カッコよさ、かわいさはもちろん、服やアイテムにとてもこだわりを感じるデザイン。そしてその設定もかなりクールです。

クローズドβテストで一番人気のあった赤ずきんは、SNS好き女子。ストーリーでも自撮りを始めたりと、今時の女子らしさを全開にしてきます。服装はクリスマスな色合いでかわいいですが、よく見たら尻尾とか目がついていて、狼風……制作過程が恐ろしくて聞けませんが、確かに映えますね。そして武器はボウガン風のもの。赤ずきんちゃんを助けてくれるのは猟師ですが、自分で打つんかーい。と思わずツッコみたくなります。

そしてメインビジュアルで大きく描かれているシンデレラは、イロモノアイドルという設定。それだけでも驚きですが、さらにいかつめのカボチャのバイクに乗っています。モーションもすごく良いので、早くぶんぶん乗り回すところを見たいですね。ちなみにカボチャの魔女がプロデューサーなので、他にどんなアイドルをプロデュースしてるのか……気になります。

さらに「アルプスの少女ハイジ」のクララはなんと、可変型の車椅子を操縦。実質ロボのようなものに乗っています。「クララが立った!」というより「クララ、大地に立つ」的なかっこよさがありますね。登場するヒーローたちには年功序列があるらしく、1880年に登場した「アルプスの少女ハイジ」のクララは全体的に後輩よりのようです。
さらには「白雪姫」の鏡の魔女や、「金太郎」のクマという保護者ポジションも登場!どちらも金太郎、白雪姫を大切に思っているようで、どう描かれるのか非常に楽しみです。というのも、近年のアプリゲームの傾向的に重厚で過酷なストーリーが増えているので、こうした微笑ましい関係性は貴重なのです……。
◆ぶっ飛んだ物語を楽しみ、クエストで学べる
ゲーム内では、メインクエストとヒーロークエストの2種類を楽しむことができます。

メインクエストではなぜ彼らが戦っているのか?という説明から始まり、ぶっ飛んだ物語が繰り広げられます。物語を超えたキャラクターたちの掛け合いは、フルボイスなので見ごたえ、聞きごたえがありますよ。

そのストーリーは「あとで読む」と「読む」のボイス有・無という3つの選択肢がありました。細かいところですが、その時々のプレイスタイルで変えられるのは嬉しいですよね。特にボイス無設定は、家庭用はともかくアプリゲームではなかなか見ない設定かなと思います。

もう一つのヒーロークエストでは、そのヒーローの使い方を学ぶことができます。どうすれば効果的に戦えるか?どんな組み合わせがいいのか?はもちろん、なんと弱点も学ぶことができるのです。

これが分かれば戦略、対策を立てることもできそうなので、力でゴリ推ししてしまうタイプの筆者的には、とてもありがたいクエストだと思いました。
さらにヒーロークエストにはストーリーもあります。もちろんフルボイス。最初に桃太郎のヒーロークエストを一通りプレイしましたが、思ったよりもヘビーな内容でした……とても続きを読みたくなったので、今後どう展開されるのかも気になります。

そしてその中でも一番気になるのは、プレイヤーが何者なのか?ゲームのチュートリアルで古書店員と話をするのですが、謎に包まれたまま。戦略の事を言われたり、メイン画面にいるヒーローに褒められることがあるので、指揮官的な立場なのかもしれませんが……果たして?
◆一進一退の戦略バトル
『リボルバーズエイト』は、ヒーローやミニオンのカードを8枚組み合わせて戦う戦略バトルがメイン。相手のタワーを壊すのが目的なのですが、カードを配置する場所やタイミングが勝負の命運を分けます。カード、特にヒーローの扱い方を理解していないと戦いにくいので、戦い方を学べるヒーロークエストが本当にありがたいですね。

バトルではデッキ編成が重要になってきますが、それぞれのカードのステータスはかなり細かく書かれていました。さらにカードのステータス画面の左下には、特性が分かるバトル動画が……これを見れば、どんなキャラだったかを確認することができます。

個人的にはデッキ編成の画面からレベルを上げたり、ステータスを見ることができたので、手間がかからず楽だと思いました。

このバトルはクエストでも行いますが、メインとなるのがリーグマッチでのリアルタイム対戦。リーグは現時点で1から11まであり、上がる事によってカードがアンロックされます。なので、色々なキャラを使いたい人はリーグの参加が必須です。

そして素敵だなと思ったのが、バトルの背景。おとぎ話に合せた世界観が表現されていて、かなり細かく作られています。こちらをじっくり見るのも、楽しみの一つとなりそうです。

改めてプレイしてみて、クローズドβテストの時よりもUIや文字の大きさなどが変わり、プレイがわかりやすくなった印象です。リーグマッチがメインコンテンツになると思うのでその辺りが気になるところですが、配信が始まったらプレイして確かめようと思います。気になる方は、1月22日からの配信を楽しみに待ちましょう。