■ファン心を掴んでくるワールドにワクワクが止まらない!
――さて、『キングダム ハーツIII』を体験していただいたわけですが、いかがでしたか?
伊波
めちゃくちゃ楽しかったです!
私、シリーズでプレイしたことがあるのがゲームボーイアドバンスで出た『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』だけだったんですよ。
そのときも、ディズニーのキャラクターたちに出会えることが楽しくてしかたなかったんですが、今回は映像がとても綺麗で、普段映像で観ているとき以上にキャラクターたちがそばにいる感覚がありました。
久しぶりに触れると、この世界観やっぱり好きだなって思いますね……。

――まずは、「トイボックス」のワールドをプレイされてみてどうでしたか?
伊波
アンディの部屋をウッディたちと同じ視点で探検できるのは『キングダム ハーツ』ならではの体験って思いました。
本当に、プレイを始めた瞬間からワクワクでしたよ(笑)。

――「オリンポス」ワールドはいかがでしたか?
伊波
『ヘラクレス』って、楽曲もいいんですけど、私的には映像が大好きな作品なんです。それを体験できたのがとにかく嬉しかったですね。
今回やったステージって、劇中だとそこまで長くは描かれてなかったと思うんですが、そういった場所にもじっくり浸ることができたのはゲームならではだなって。雨とかもすごいリアルでしたし、ついつい立ち止まっちゃいます。

――今回、いきなりコントローラーを渡してプレイしていただいたわけですが、すんなりと入れましたか?
伊波
最初は「どうしよう、どうしよう!」って思いましたけど、スムーズにゲームに入ることができましたね。プレイステーション4ってほとんど触ったことがなかったのですが、そんな私でもすぐに慣れることができました。
――「こんなお仕事あっていいの!?」と言いながらエンジョイされてましたね(笑)。
伊波
「意外と私でも戦えるな!」って思ったので、完全にゲームモードになりましたね(笑)。
――今回は『トイ・ストーリー』と『ヘラクレス』が舞台のワールドをやっていただきましたが、本編では他にもたくさんのワールドを冒険することができます。伊波さん的には、どのワールドが気になりますか?(公式サイトに掲載のワールド一覧を見せる)
伊波
え! 『ベイマックス』もあるんですね!

――ビル街の中を飛べるようです。
伊波
すごい……。でも、一番気になるのは「モンストロポリス」ですね。
ピクサーの作品の中でも『モンスターズ・インク』は特に好きなタイトルなんですよ。続編の『モンスターズ・ユニバーシティ』も何回も劇場に足を運んだし……。
『ユニバーシティ』って、『トイ・ストーリー』みたいに先のお話を作るんじゃなくて、過去にあったふたりの関係の原点を描いていることが熱いんですよ。
『ユニバーシティ』を観たあとに『モンスターズ・インク』を観ると、また違った視点で観れますし!
ゲームだと、あの世界観やストーリーで重要なドアがどう描かれるか気になります!

■ディズニーのキャラクターへの思い入れ
――ちなみに、特に好きな作品は『モンスターズ・インク』ということですが、一番好きなキャラクターとなると、誰になるのでしょうか?
伊波
すごく迷ういますが……『リトル・マーメイド』のアリエルですね。
私、アリエルの影響で小さい頃の夢が人魚だったんですよ。そのくらい憧れの存在でした。
でも、パークに行くときプーさんを持っていく事も。どちらも同じくらい大好きですね。

――プーさんのどういうところに惹かれますか?
伊波
やっぱりフォルムとか性格とか、“圧倒的癒やし”に満ちている部分ですね。
あと、パークのパレードに出てくるハニーポットに乗ってるプーさんは特別なんです。むちゃくちゃ可愛くて、至高……って感じ(笑)。
そうだ、昔『チェイン オブ メモリーズ』をやっていたときに、シリアスなシーンの中で、プーさんに出会えてとてもほっこりしました。
ソラたちの等身と比べると、プーさんはすごく小さくて可愛くて、個人的に『キングダム ハーツ』の思い出のシーンなんですよね。
今作にもプーさんの暮らす「100エーカーの森」があるそうなので、今のグラフィックでプーさんに再会してふわふわ感を感じたいです(笑)。

――ちなみに、ヴィランズ(悪役)だとお好きなキャラクターはいますか?
伊波
これもすごい迷いますが……『101匹わんちゃん』のクルエラかなあ。
パークで会ったときにすごく気さくでしたし、それでいて立ち振る舞いはヴィランそのものだったので、印象的なんです。
でも、一番となると『ヘラクレス』のハデスが好きかも!
ハデスはヴィランズの中でもとりわけお茶目じゃないですか。パレードに登場するときも、ちょっとラップっぽく歌ったりしていて、そういうお茶目担当なんだなって(笑)。
悪役として確立しているけど、彼らには彼らなりの強い軸があって、どこか憎めないっていうのもディズニーの魅力ですよね。

■『キングダム ハーツIII』は、ディズニーファンとして、自信をもっておすすめできる作品!
――普段からディズニーランドやディズニーシーはよく行かれるんですか?
伊波
昔、フロリダのディズニーワールドに行ったことがあるんですが今では、ご飯食べにいくだけでいいから行きたい! という気持ちです(笑)。
楽しんでる人たちで賑わっている、パークの空気感そのものが好きなんですよねえ……!
――海外のディズニーランドにも行かれていたんですね!
伊波
以前は、香港ディズニーランドに行きました。「トイ・ストーリーランド」(※『トイ・ストーリー』シリーズをテーマとしたテーマランド)がすごかったです!
入った瞬間、視界に入る全てのものが大きくて、「ウッディたちからは世界がこう見えていたのか!」って気持ちになりましたね。
今回プレイした「トイボックス」でも同じ感覚になって、パークに行けない日でもお家でディズニーの世界を感じられるとは、なんて良い時代なんだ! と(笑)。
――なるほど(笑)。日本のディズニーランドでは、どのアトラクションが好きですか?
伊波
トイマニ(「トイ・ストーリー・マニア!」)はやっぱり好きですね。「海底二万マイル」も世界観が大好きで、よく足を運びます。
「イッツ・ア・スモールワールド」とか、「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」も外せないです! このふたつは小さい頃から一番お父さんとよく乗ったアトラクションなので、思い入れがありますね。

――本当にディズニーを愛されていますね! そんな伊波さんにとって、ディズニーとはどういう存在でしょうか?
伊波
ある種の心の拠り所ですかね。疲れたときに「ドリーミング・アップ!」とか、パレード、ショーの曲や、パークBGMを聴いているんですが、そうすると心の底からパワーが湧いてくるんです。
ディズニーランドやディズニーの作品って、心の中を暖かいもので満たしてくれるんですよね。私にとっては心の拠り所でもあるし、力の源でもある、という感じです!
――ありがとうございます。最後に、『キングダム ハーツIII』のプレイを考えている方に向けて、ディズニーファンである伊波さんが感じた魅力を語っていただければと。
伊波
プレイする前は「うまく操作できるかなかな……」とドキドキしてたんですが、プレイし始めると、そんな不安はどこかへ飛んでいきました。
これが初めて触れる『キングダム ハーツ』だったり、初めて触れるゲームになる方でも、自信を持ってオススメしたい誰がやっても楽しめる作品です!
キャラクターが好きとか、パークが好きとか、入り口は様々だと思うんですが、その気持ちを大切に、本作を楽しんでいただければなと。
ちなみに私は、既に購入を決意しました(笑)。一度この世界に入ったら……抜け出せません!

『キングダム ハーツIII』

2019年1月25日(金)発売
販売元:スクウェア・エニックス
対応機種:PlayStation®4 / Xbox One
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