
2月21日、株式会社カプコンは東京・ビックカメラ新宿西口店にて、同日発売のPS4/ニンテンドースイッチ/Xbox One用ソフト『逆転裁判123 成歩堂セレクション』の発売記念イベントを開催。ソフト購入者を対象に、同シリーズの江城元秀プロデューサーと巧 舟ディレクターによるサイン会と記念撮影会、描き下ろしイラスト色紙などが当たる抽選会が行われました。
発売記念イベントは午後12時からスタート。買ったばかりのソフトのパッケージにサインをしてもらう人がいれば、自前のスケッチブックやゲームボーイアドバンスSPのファミコンカラーを取り出す人もいたりと、参加者たちは思い思いの品にサインをしてもらっていました。





サイン会横の抽選会で最初にイラスト色紙を当てたのは、親子でシリーズのファンだという母娘2人組。このゲームならきっと親も楽しめるはずと娘さんが勧めてみたら親御さんもすっかり『逆転裁判』の魅力にハマってしまったとのことで、今では娘さんの都合がつかないときは代わりに『逆転裁判』のイベントに足を運ぶほどのファンだそう。元々ミュージカルや舞台を観劇される趣味がおありとのことで、宝塚版まで観ているというディープさで、同シリーズが幅広い年代に親しまれていることをあらためて実感できました。

最後に、江城氏と巧氏へのインタビューをお届けします。
――本作のアピールポイントをあらためて教えてください。
江城物語を追っていく楽しさと、謎を解いていく気持ちよさ。そしてなにより、逆転する爽快感ですね。HD画質でリファインされたことにより、キャラククターはもちろん、背景や証拠品も美しくなりました。プレイ済みという方も「ああ、こういう話だったな」と思いつつ美麗な画面でふたたび逆転を味わってもらえたらうれしいです。
巧ゲームボーイアドバンスで一作目が発売された当時は、漢字4文字のタイトルに難しそうな印象を抱いた人もいたかもしれません。ですが、これだけの年月とシリーズを積み重ねて、そのおもしろさは保証されているようなものだと思いますので、初めての方もぜひ安心して遊んでいただければと思います。
――グラフィックがリファインされたことで、特に魅力が際立ったと感じられたキャラクターはいますか?
江城スタッフは真宵に特にこだわったと聞いています。納得がいくまで何度もやり直していましたよ。僕は御剣が法廷パートで動揺したときに見せる表情が好きですね。よく見ると、目が泳いでいるんですよ。
――シリーズ初期は巧さんが成歩堂のボイスを担当しておられましたが、今あらためて聞いていかがですか。
巧たまにイベントなどで「ナルホドくんの声をやってください」と言われることがありますが、あの頃のハイトーンなボイスはもう出せませんね……(笑)。僕だけでなく、シリーズ初期は全キャラのボイスを社員で担当していました。当時のスタッフで今もカプコンにいるのは僕だけですが、彼らも自分の声がここまで長く親しまれるとは思っていなかったでしょう。今もいっしょに飲んだりしていますので、今度会ったら本作の発売を酒の肴にしたいと思います。

――シリーズを通して人気を誇る成歩堂、真宵、御剣以外でお気に入りのキャラクターを挙げるなら?
巧『逆転裁判3』のゴドー検事かな。今放送されているTVアニメでも、平田広明さんにイメージぴったりのゴドーを演じていただけています。
江城ちなみとか『3』のキャラは印象深いのが多いよね。
巧また、TVアニメは1話が20分ちょっとですので、ゲームから落とし込むにあたってかなりの情報をそぎ落としています。TVアニメから『逆転裁判』に触れていただけた方も、ぜひ本作を手に取っていただけたらと思います。情報量の違いに驚かれると思いますよ。
江城本作はスクリーンショットやプレイ動画の記録に、一切の制限を設けておりません。おもしろいと思ったキャラクターやシーンがありましたら、ぜひSNSなどでお気軽に共有して楽しんでいただければと思います。その際、物語の革新的な部分などに関しては、少しだけご配慮もいただけますとうれしいです!
『逆転裁判123 成歩堂セレクション』はPS4/ニンテンドースイッチ/Xbox Oneで好評発売中。今春には、Steamでも配信が予定されています。
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