これまでPCでしか遊べなかった『DELTARUNE Chapter 1』が、ついに2019年2月28日からニンテンドースイッチとPlayStation 4にやってきます。『UNDERTALE』ファン垂涎の新作タイトル、楽しみに待っていた方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、トレーラーはイヌだらけでふざけすぎているのでどんなゲームかピンとこないかもしれません。というわけで今回は、すでにPC版をプレイしている筆者が本作の見どころをご紹介。核心に触れるネタバレは避けています。
◆1.とにもかくにも『UNDERTALE』をプレイして!

『DELTARUNE Chapter 1』は無料なので気軽に遊べるのですが、やはり最大限に楽しむのであれば前身となる『UNDERTALE』を遊んでおくべきでしょう。しかもただクリアするだけでなく、すべての結末を自分の目で見ておくのがベター。PCはもちろん、ニンテンドースイッチ・PS4・PS Vitaで遊べますのでそちらを先に済ませましょう。
もし『UNDERTALE』を遊ばずに『DELTARUNE Chapter 1』をプレイした場合、世界観の違いや街中にある小ネタにピンと来なくなってしまうかもしれません。逆に言えば、『UNDERTALE』を遊びさえすれば『DELTARUNE Chapter 1』がよりおもしろくなるということです。
◆2.はじまった瞬間からプレイヤーは試されている

PC版はゲームを開始してすぐに主人公を動かせるわけではありません。最初の最初だけ、何やら雰囲気が不気味なのです。このあたりはプレイしないと意味がわからないかもしれませんが、とにかく真剣に選択を行っていきましょう。ここもまた『DELTARUNE』の重要な要素となるでしょう。
◆3.『DELTARUNE』の世界は『UNDERTALE』と似ているけれどもどこか違う世界

『DELTARUNE Chapter 1』は“『UNDERTALE』の続編”というわけではありません。一部のキャラクターや世界設定は似ているのですが、キャラクターの頭身もあがっていたりと全般的にはガラッと変わっています。これはパラレルワールドのようなものだと解釈するといいでしょう。
しかし、7色の花や例のイヌが出てくるあたりはまさしく共通した世界です。それぞれの違いを確かめていくとより楽しめるはずです。
◆4.街の中にはたくさんの人がいる

『DELTARUNE Chapter 1』では不思議な場所の冒険を楽しむこともできるのですが、街中を自由に探索するパートもあります。そこにはさまざまなキャラクターがいるため、会話を楽しむのもいいでしょう。
進行度によって話す内容が変化するのはもちろん、後半になるとみんなが待ち望んでいる“アイツ”も出てきます。見逃さないように気をつけてください。
◆5.フィールドにもいろいろな要素が追加されている

『UNDERTALE』はいわゆるランダムエンカウントで、フィールドを歩いていると急に戦いがはじまりました。しかし『DELTARUNE Chapter 1』ではシンボルエンカウント制度が採用され、見えている敵に触れるとバトルがはじまります。
さらにフィールドで敵の攻撃が行われることもあります。その際は自分のハートに攻撃が当たるとダメージが入るので、ただ歩いているだけではなくなったのです。
◆6.バトルは3人で行う奥深いものに

バトルシステムも変化しています。今回は最大3人で戦うことができますし、さらに防御やTPという要素も追加されました。TPを貯めると魔法を使えるようになり、これがまたバトルでとても重要になってくるのです。
もちろん、敵の攻撃を弾幕シューティングのように避けるシステムは健在。さらに一筋縄ではいかない仲間もおり、より刺激的なバトルになっています。
◆7.考察する甲斐のあるたくさんの要素

『DELTARUNE Chapter 1』には気になる要素がたくさんあります。たとえば主人公の部屋を見てみましょう。左側はお兄さんのベッド、右側は主人公のベッドのようですが……、どちらも愛されている子供のはずなのにだいぶ様子が違いますよね。
さらにストーリーや世界設定を鑑みると、このひとつの部屋ですらとても意味深なように見えてきます。『DELTARUNE』の続きが出るのはまだ時間がかかりそうなので、チャプター1を考察して骨までしゃぶるのも悪くないかもしれません。
◆8.ただ優しいだけのゲームではない

『UNDERTALE』は「誰も死ななくていい優しいRPG」というキャッチコピーがつけられていましたが、どうやら『DELTARUNE』はそこまで優しいRPGではなさそうなのです。
今回遊べるのはあくまでチャプター1なので、物語が今後どう変化していくのかはわかりません。しかしながら優しいだけの世界ではないという“違い”が、本作における最も重要な部分となるのでしょう。