中世のボヘミアを生き抜く『キングダムカム・デリバランス』日本語版完成発表イベントレポート

DMM GAMESは、PS4/PC向けRPG『キングダムカム・デリバランス』の日本語版完成発表イベントをチェコ大使館で開催しました。

ソニー PS4
中世のボヘミアを生き抜く『キングダムカム・デリバランス』日本語版完成発表イベントレポート
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DMM GAMESは、PS4/PC向けRPG『キングダムカム・デリバランス』の日本語版完成発表イベントをチェコ大使館で開催しました。本作はWarhorse Studios開発の中世のボヘミアを舞台としたオープンワールドRPG。6月27日の日本語版発売に向けたこのイベントは、抽選で当選した一般参加の方も来場し、トークや料理、模擬戦など盛りだくさんのイベントを楽しみました。そんな当日の会場の様子をお届けします。


イベントは第一部にトークショー、第二部に立食パーティーや模擬戦等が行われました。第一部のステージに登壇したのは、Warhorse StudiosのPRマネージャーであるトビーことTobias Stolz-Zwilling氏、DMM GAMESの松本卓也プロデューサー、鈴木瑛美瑠ディレクターの3名。来場者に感謝を述べた後、プレイムービーを上映しながらトビー氏がゲームについて語ってくれました。


まずは戦闘シーン。ゲームは一人称視点で進むのですが、画面の自分や相手の動きから、剣の重さや一挙一動の筋肉の使い方などを感じられました。スピード感はないものの生々しい斬り合いが繰り広げられ、一振り一振りに緊張感があります。そう見せるために、人の関節などにも工夫をしているとのことでした。戦いの途中相手が降参しても、選択肢によってはとどめを刺すこともでき、自由に振る舞えます。そうしたリアルな部分は戦闘だけではありません。戦闘で怪我をした場合、包帯を巻く事はできますが、あくまで出血を止めるだけ。傷を癒すにはポーションなどを飲まなければならないそうです。そしてスキルがあれば、自分でポーションを精製できるとのことでした。


町のシーンに移ると、建物自体はもちろん、建物同士の間隔の空き方や歩いている人の数などもリアリティがありました。建造物も史実をもとに作っていて、まだチェコに実在しているものも登場するそうです。


こだわりは鎧にもあり、「炎の鎧はありませんが……」と一言入れながらも、史実に基づいたビジュアルを披露。デザインの細かい違いや、実際に使っていたと思えない防具の鮮やかな色使いに驚きます。防具は頭、上半身、下半身で複数付けられるそうです。

プレイヤーの強さを決めるのは体力、筋力、敏捷、スピーチ力の4種類のパラメーター。あまり聞いたことのない「スピーチ力」ですが、捕まってしまった時や値切る時の交渉に使えるそうです。他にも夜の酒場では悪いことができ、スリになって人の家に侵入することができたりするとのことでした。善か悪か、プレイングの幅も広がりそうですね。


さらにステージでは、できたばかりだというPS4の初回限定盤をお披露目。まだ開発途中でしたが、ブックレットやコインなど、細部までこだわっているそうです。



コインはチェーンを通してペンダントにしたりと、様々な使い方ができるとのことでした。


ステージの後半には、チェコ政府観光局のディレクターであるマルチナ・ツィールコヴァー氏とPR&マーケティングマネージャーの麻生理子氏が登壇し「チェコ共和国×キングダムカム・デリバランス コラボプロジェクト」を紹介しました。このプロジェクトは、PS4パッケージに封入されている「チェコ共和国 600年後のボヘミア王国」というフライヤー。


紙面にはゲームに登場する場所を巡りやすいよう、さらにはクエストを設定して楽しんで旅ができるよう、チェコの各地が紹介されています。歴史的価値がある場所や醸造所見学やゴーレムVRなど、見たり体験できる場所が盛りだくさんです。


続く第二部では、ビールや料理が振る舞われました。「ピルスナー・ウルケル」というチェコのビールは、くどすぎない苦味にすっきりとした喉越し。実際にその場で注いでくれるとあって、長蛇の列ができていました。


振る舞われた料理は7割以上肉料理といっても過言ではなく、ボリューム満点。チェコは周りに海がないので、お肉が多いのも納得です。




お肉が多いと言っても味付けはそれぞれ全く異なり、独特なスパイスなどもなく、食べやすくて美味しかったです。


イベントの終盤には、「キャッスル・ティンタジェル」による模擬戦が行われました。鎧を身にまとった騎士が登場すると、会場の注目は一気にそちらへ。既に鎧が重そうにもかかわらず、さらに重そうな武器を扱います。騎士は女性のために戦うということで、始まる前には参加者の女性に跪くシーンも。ロマンチックなひとときでしたが、その後の戦闘はガチでした。


3回勝負で行われた模擬戦は、毎回武器を変えながら。どの武器にせよ、当たった時の音の重さは半端じゃありません。危ないこともありガラス越しに見ていましたが、思わず声をあげてしまいそうなほどの迫力でした。

完成発表イベントは3時間近く行われましたが、お酒を飲んだり、料理を堪能したり、ゲームの試遊をしたりと、参加者の皆さんが思い思いに過ごされていました。その皆さんはもちろん、スタッフの皆さんも楽しそうに過ごされていたのが印象に残る、笑顔の多いイベントでした。そんな『キングダムカム・デリバランス』日本語版はPS4/PC共に6月27日に発売。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

《タカロク》

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