ポケカ「ミュウツーHR争奪戦」現場レポート─梅原大吾氏を始めとする豪華メンバーはどんな願いをカードに込めたのか、その舞台裏に迫る

7月4日(木)、池袋ニコニコ本社にてポケモンカードのイベント「ミュウツーHR争奪戦」1stバトルが行われました。

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ポケカ「ミュウツーHR争奪戦」現場レポート─梅原大吾氏を始めとする豪華メンバーはどんな願いをカードに込めたのか、その舞台裏に迫る
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準決勝第1試合:藤井氏vsライバロリ氏



準決勝第1試合でライバロリ選手が最初にセットしたポケモンは、モンジャラ。「どくどく」を使い、じわじわと藤井氏のポケモン・ロトムの体力を削っていきます。藤井選手はロトムを後退させ、ギャロップをセット。「かけぬける」でライバロリ氏のモンジャラを攻撃しつつ、ベンチにいるフシギバナ&ツタージャGXにもダメージを与えていきます。

終盤では藤井氏がグレートキャッチャーの効果でライバロリ氏のフシギバナ&ツタージャGXを呼び寄せ。リザードン&テールナーGXの「シャイニーフレア」を決め、藤井氏が決勝戦へと進みました。

準決勝第2試合:はじめしゃちょー氏vs原根氏



1ターン目からフシギバナ&ツタージャGXをバトル場に出すなど、手札にかなりの自信を持っている様子をみせる原根氏。一方、はじめしゃちょー氏はカイオーガの「みちしお」を使い、水エネルギーを蓄積します。

原根氏はフシギバナ&ツタージャGXの「かがやくつる」を使い、相手のカイオーガとホエルオーを強制入れ替え。ホエルオーにはエネルギーカードが付いていなかったため、はじめしゃちょー氏のプレイは停滞気味に。



プレイの流れを変えたいはじめしゃちょー氏は、サマヨールをバトル場に出し、「かなしばり」でフシギバナ&ツタージャGXの攻撃を封印。そのまま時間を稼ぎたいはじめしゃちょー氏でしたが、フィオネの「ひきよせのうず」の効果でベンチポケモンとの入れ替えを強制させられることに。はじめしゃちょー氏の反撃かなわず、第2試合は原根氏の勝利となりました。

【はじめしゃちょー氏&ライバロリ氏 インタビュー】

─対戦をしていかがでしたか?

はじめしゃちょー氏:1回勝てたのが嬉しかったですね。あと、普段とは違う40枚デッキというルールは新鮮でした。ただ、良いデッキは作れたものの、相手に上手く弱点を突かれてしまって…。

ライバロリ氏:カードの引き自体は良かったんですが、お相手の藤井先生のほうがいっぱい良いカード引いてたなぁと(笑)。あとこんなに凄い方々と対戦することはないので緊張しましたが、そういった面でも楽しかったですね。

─お二人はそれぞれ、どんなデッキを組んだのですか?

はじめしゃちょー氏:僕はカメックス&ポッチャマGXが2枚出たんです。15パックでこれって相当凄いですよね。当然水ベースで組みましたが、相手が草だったという(笑)。ザングース等で対策はしていましたが、上手くかわされてしまいました。

ライバロリ氏:僕はフシギバナ&ツタージャGXとカメックス&ポッチャマGXが出たので、草と水をベースにしました。弱点も分散できて良い感じと思っていましたが、最後フシギバナ&ツタージャGXが、相手のリザードン&テールナーGXにやられてしまいました。

─今回のシールド戦で注目しているカードを教えてください。

はじめしゃちょー氏:サマヨールですね。ヨマワルから特性で進化しやすく、技が1つしかないポケモンに対して「かなしばり」でロックできるのが強いです。隠れ強カードな気がします。

ライバロリ氏:アローラペルシアンGXですね。シールド戦だけじゃなく、普通の対戦環境にも影響を与えそうです。タッグチームだけのデッキも変わりそうですね。

─今日を振り返って、一言お願いします。

はじめしゃちょー氏:今回使用した強化拡張パック「リミックスバウト」は火・水・草がメインと分かりやすく、シールド戦はデッキを持っていない方もすぐに始められるので、オススメです!

ライバロリ氏:シールド戦は開けたパックだけでデッキを作るので、初心者にも勝てるチャンスがありますし、1箱買えばすぐに二人で対戦できます。これをきっかけにポケカに触ってみるのも、良いかなと思います!

決勝戦:藤井氏vs原根氏


お互いがリザードン&テールナーGXを主力とする、ミラーマッチとなった決勝戦。両選手とも1ターン目からリザードン&テールナーGXをベンチに設置。原根氏はロトムの「サイクルドロー」で手札を充実させていきます。


トレーナーカード「ローラースケーター」を使い、手札を充実させたい藤井氏でしたが、原根氏が「ジャッジマン」を使い阻止。手札を強制的に4枚にさせられ、エネルギーカードに恵まれない藤井選手にとって厳しい展開に。


苦しい状況を打破したい藤井選手は、グレートキャッチャーを使用。原根氏のベンチからリザードン&テールナーGXをバトル場へと呼び出します。藤井氏自身もリザードン&テールナーGXを場に出し、180ダメージを与える大技「シャイニーフレア」を発動。

たまらず、原根氏はキテルグマに交代させるも、藤井選手が2枚目のグレートキャッチャーを使用。手負いのリザードン&テールナーに再び「シャイニーフレア」を決め、見事優勝を勝ち取りました。

表彰式で「ミュウツーHR」を手渡され、満面の笑顔を見せる藤井氏。最後に、藤井氏が「将棋を頑張らないといけないんですけど、ますますポケカにハマりそうで怖いです(笑)。応援してくださった方、本当に今日はありがとうございました」と挨拶し、イベントは終了の時間を迎えました。




【藤井氏&原根氏インタビュー】

─決勝を終えての感想をお願いできますか。

原根氏:とにかく緊張しまして…。準決勝まではそうでもなかったんですが、特に決勝戦は手汗が止まらないわ、考えもまとまらないわで。そんな状況の中、目の前の藤井先生は落ち着いていらっしゃるから圧が凄くて(笑)。最後は有効ではないプレイを繰り返してしまいました。カードゲームのプロっぽくなく、反省ですね。

藤井氏:僕は逆に、初戦はガチガチでしたが、そこからはリラックスして挑めました。負けて元々というか、初戦勝てたので落ち着けたというのはあると思います。

─お二人はどんなデッキを組まれたのでしょうか。

原根氏:リザードン&テールナーGXとフシギバナ&ツタージャGX、溶接工が出たので指針が決まりました。オーキド博士のセッティングやポケモン通信でGXポケモンやそれをサポートするポケモンに辿り着いて戦う構築にしています。

藤井氏:タッグチームは2枚引けたんですが、水のほうはほかのポケモンの引きが薄かったので、サイド落ちは覚悟の上でリザードン&テールナーGXに絞りました。ただ溶接工が無くエネルギー付けが困難なので、ロトムやエンブオーを入れています。ポニータ・ギャロップラインも厚めに引けました。

あとは、水と当たった時のためにウィークガードエネルギーを入れました。逆に相手の特殊エネルギーを壊すためのアブソル、大活躍するだろうと見込んだフィオネも入っています。

─この日に向けてどんな練習をしてきましたか?

原根氏:まずは基本的なルールや過去のシールド戦で強かったカードを調べました。カードリストが発表されてからは、「このカードが強いはず」と想定しながら進めていきました。

藤井氏:カードリストが公開されるまでは1度だけ練習を行った程度でした。リスト公開後は、周囲の仲間が即印刷してくれて(笑)。そこからはとにかく、“デッキを作る”という練習が中心でした。

─原根さんはポケカが子供時代以来とのことですが、プレイしてどうでしたか?

原根氏:とても奥深くて面白かったです。これまでやってきたカードゲームは、引いたカードだけでなんとかするというものが多かったのですが、ポケカはデッキのカード全てにアクセスできる状態が続くので、常に頭がフル回転でした。難しくも新鮮で、カードのつながりをひとつひとつ覚えていくのが楽しかったです。

─藤井先生は、ポケカ歴はどれくらいになりますか?

藤井氏:2018年12月に開催された「企業対抗戦」の前ぐらいからです。ポケカ始めて1ヶ月で配信卓に招かれるという恐怖を味わいまして…。そこからポケカにハマり、今年に入ってからは将棋かポケカしかやってないです(笑)。

現在「ミュウツーGX」のHRをかけた「ミュウツーHR争奪戦」が、全国のポケモンセンター、ポケモンカードステーション、ポケモンカードジムにて開催中! 本イベントと同じく、強化拡張パック「リミックスバウト」を使った、その場でパックから出たカードでデッキを作る「シールド戦」で行われます。

上位賞の「ミュウツーGX」HRのほか、参加賞としてプロモカード「エリカ」、デッキあがりシート(シールド戦ver)、基本エネルギーカード90枚が用意されているとのこと。7月19日(金)19時より、8月開催分の事前予約がプレイヤーズクラブから申し込みできるので、興味のある方はぜひチェックしておきましょう!

大会についての詳細はコチラ

●ミュウツーHR争奪戦1stイベント
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《島中一郎》

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