オーストラリアのメルボルンを拠点とするインディーメーカー・The Voxel Agentsが手掛けるニンテンドースイッチ向けソフト『The Gardens Between』が、ニンテンドーeショップにて2019年11月20日23時59分までの期間中、55%オフの989円(税込)で配信中です。
本作は、不思議な小島の時間を操作して主人公達を導いていくパズルアドベンチャーです。主人公は、親友同士のArinaとFrendtのふたり。彼らはギミックを作動したり、ゴール地点に入れる光を運んだりするためのアクションをするだけ。プレイヤーが、小島の時間を進めたり、逆に戻したりして、彼らをゴール地点まで導いていきます。
小島には彼らの思い出の品々が置かれており、ステージを進めていくにつれてこれまで二人がどのような関係を築いてきたのかがわかります。パズルを解いていくことで本作のストーリーが理解できる構造になっているのです。
ArinaとFrendtの二人はゲーム中に言葉を発しませんが、彼らのしぐさやお互いの態度を見る限り、どのような性格なのかわかってきます。例えば、Arinaは、男勝りの女の子でいつもFrendtより先に歩いていますし、Frendtは、ビデオゲームや電子機器が好きなオタクで、内向的な性格だということがわかります。
その一方で「そもそもこの不思議な島は何なんだろうか?」「時間を進めたり戻せたりできるところにも意味はあるのだろうか?」「なぜ二人は思い出を振り返っているのだろうか?」といった疑問が生まれます。
これらを考察していくことこそが、本作の醍醐味なのです。
ゲームの基本的な進め方
前述でゲームの内容を説明しましたが、ここで基本的な流れを紹介します。
まずは左スティックを右に倒します。するとArinaとFrendtが歩きはじめ、小島の時間も流れていきます。
しかし、時間をひたすら進めてもゴールにはたどり着けません。そこで左スティックを左に倒して時間を戻します。
時間を巻き戻したらギミックが作動しました。これで先に進めるようになります。
Arinaは光を運ぶカゴを持っており、光をゴール地点に運べばステージクリアです。一方、Frendtはギミックを作動できます。この二人の特徴を生かしてステージを進めていくのです。
パズルがどうしても解けない時は、ポーズボタンを押して小島の全体を見渡してみるのも重要です。
またギミックだけではなく、二人のリアクションにも注目してみると何かヒントが見つかるかもしれません。
まだまだ語りたい本作の魅力…
本作最大の魅力は、主人公達が冒険する場所……つまり小島です。彼らの思い出の品々が散りばめられた島は、乱雑さを感じながらも美しさがあり、さらに遊び心を感じるミニチュアっぽさもあります。この小島を色んな角度から眺めるだけで面白さを感じるのです。
またBGMも特筆すべき点です。彼らの思い出を覗き込むには丁度良い、静けさを感じる音楽が流れます。ついつい長時間プレイすると心地よさのあまり眠気を感じてしまいました。逆に睡眠前にちょっとプレイしてみると心地よく寝られるかもしれませんね。
そして本作にはゲームオーバーがないので、ゲームが苦手な人にも安心。本作のストーリーに少しでも興味を持ったのならプレイしてみてはいかがでしょうか。
なお、ニンテンドーeショップでは以下のタイトルもセール対象(記事執筆時点)になっているので、Game*Spark/インサイドで取り上げた過去記事を参考にしながら購入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
セール対象タイトル
『Tokyo Dark -Remembrance-』:1,440円(20%オフ)(11月13日23時59分まで)
紹介記事:困難に直面したとき、あなたは何を選ぶのか―スイッチ向けサイコロジカルホラーADV『Tokyo Dark -Remembrance-』プレイレポ&インタビュー
『Iconoclasts』:880円(60%オフ)(11月14日23時59分まで)
紹介記事:【吉田輝和の絵日記】謎解き2DACT『アイコノクラスツ』崖によじ登れるゲームは名作が多い!(おじさん調べ)
『ディアブロ III エターナルコレクション』:3,839円(50%オフ)(11月15日23時59分まで)
紹介記事:【吉田輝和の絵日記】『ディアブロ III エターナルコレクション』死霊を召喚しまくって疑似多人数プレイ!