◆モチベーションが続く、というのが重要
『リングフィット アドベンチャー』はけっこうキツいという部分が話題になりますが、きちんとモチベーションが続くのも嬉しいところ。たとえばプレイヤーの相棒になる「リング」と、悪役の「ドラゴ」には過去の因縁があるらしいのですが、なんだか別れた恋人同士みたいで気になります。
ワールドごとにコンプリート率が表示されるので「100%コンプしたい」とも思えますし、遊んでいると徐々にレベルアップするのも嬉しい要素。「頑張ってクリアしたい!」と思えますし、あるいは「フレンドがもう100レベルを越えているし自分も頑張ろう!」と思えるのがすごいところです。
「したほうがいいけど面倒なこと」というのは、やろうと思っていてもなかなか腰が重くて動かないものです。『リングフィット アドベンチャー』はそこにちょっとしたスパイスを加えてやる気を引き出すような状態になっているのが嬉しいのなんの。ゲームの楽しさで運動を気楽なものにしてくれます。
◆最大のメリットは「よく眠れる」
私が『リングフィット アドベンチャー』を遊んでいて一番うれしいのは「よく眠れる」ということです。私は身体より頭を動かす仕事が多く、座って原稿仕事ばかりをしていると頭は疲れていても目が冴えてしまって眠れない、なんてことがしばしばあります。
しかし身体が疲れていればすぐ眠ることができますし、眠りも深くなります。『リングフィット アドベンチャー』は楽しいゲームだから運動できる、そしてしっかり運動できるからよく眠れる、それによって健やかに過ごせる……と好循環が生み出されているわけです。そして気づけば筋肉もついてきて、自分の自信にもなるのです。
正直なところ本作がだいぶ日常生活に馴染んできているため、アドベンチャーモードに終わりがあるということがイヤだなと思うくらいには楽しんでいます。2020年から『リングフィット アドベンチャー』で運動をはじめるのもアリかもしれませんね。