『バイオハザード RE:3』Steam体験版プレイレポート……シリーズ初心者、はじめてのラクーンシティーデビュー

シリーズ初心者が「バイオハザード RE:3 Raccoon City Demo」をプレイ。華々しいラクーンシティデビューを飾れるか…?

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『バイオハザード RE:3』Steam体験版プレイレポート……シリーズ初心者、はじめてのラクーンシティーデビュー
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カプコンより4月3日より発売予定の『バイオハザード RE:3』。多くのファンから注目されている同作ですが、本稿の筆者こと吉河卓人、昔友人のM君に言われた「『バイオ』なんか全然怖くないぜ!」という言葉をなんとなく長年信じ込んでしまっていました。

当時はひりつくようなホラー作品を求める若輩者だったゆえM君の言葉を素直に飲み込み、なんとなくプレイを後回しにしてしまっていたのですが、気付けば筆者も齢二十二。M君もすっかり大人で、昨年には仮想通貨でそこそこの失敗をやらかしたと聞きます。もはや私も彼も、多少なりとも「昔はさあ……」と思い出を振り返ることのできる年齢なのです。

というわけで、最近は「今更だけどM君が言ってたことは本当なのか……?」「ていうかゲームライターだし、この歳になっても『バイオ』にほぼノータッチなのは普通に良くないのでは……?」と当時を思い返しながらじっとしていられない気分になっていました。そんなタイミングで、Steam向けに同作のデモ版『バイオハザード RE:3 Raccoon City Demo』の配信がスタート。これ幸い! ということで、本記事では今までほぼ『バイオハザード』シリーズに触れたことがなかった筆者によるプレイレポートをお届けします。

プレイレポートを始める前に……



レポートを開始する前に、まずは筆者のプレイ環境についてお伝えしておきます。ストアページに記載されている推奨/最低スペックをチェックしつつ、今回は以下の環境でプレイしました。

OS:Windows 10
プロセッサー:Intel i7-6700 3.40GHz
メモリ:16GB
グラフィックボード:NVIDIA Geforce GTX 1060 6GB
(ファイルはHDDに保存)

ちなみに、イメージクオリティは最大の200%、レンダリング方式はインターレースに設定してプレイしましたが、ゲーム中の描画では特に不自然な点や不自由な点はありませんでした。

ただし、起動時には他ゲーム向けのMod(恐らくは「FAR」もしくは「Special K」だと思われます)が干渉したのか正常に動作しないこともあったので、これらを導入している場合は注意が必要かもしれません。

プレイ開始!






というわけで、動作環境を整えてプレイスタート。体験版は登場人物らが会話するムービーからスタートし、簡単なチュートリアル・解説を経て市街地に出ることになります。ムービー含めグラフィックスや音響はかなり良好で、辛うじて登場人物の名前が分かる程度の筆者でも、「ジル」や「カルロス」の格好良さをひしひしと感じられました。グラフィックスの品質が良いと、ポスターをはじめとした小ネタや小物に目を配る余裕も生まれますね。




目玉であるゾンビとの戦闘や探索ですが、総じて解説やシステムもわかりやすく、シリーズ初心者である筆者でもすぐに操作に馴染めました。それと同時にハンドガンの絶妙な頼りなさやナイフの難しさを思い知り、「『バイオ』を遊んでた友人らが“ナイフのみ攻略は凄い”、“銃弾はすぐなくなる”と話題にしてたのはこういう意味だったのか……」という妙な納得と感慨を覚えることに。

ちなみに筆者はステルスゲームがかなり不得意で、『バイオ』シリーズもステルスプレイが重要になるゲームだと思い込んで苦手意識を持っていました。これもプレイを後回しにしていた理由のひとつです。しかし実際は(少なくとも『バイオ RE:3』体験版に限って言えば)そんなことはなく、むしろ「緊急回避」を中心としたアクション性や、物資を充実させておくための探索性が主な魅力だと感じられました。そのため、筆者のようにステルスアクションが苦手なプレイヤーでも想像以上に楽しめるのではないかと思います。



ちなみに筆者は普段『オーバーウォッチ』や『7 Days to Die』、『PAYDAY 2』などのシューター作品を結構遊ぶほうですが、はじめて遭遇したゾンビに恐れ慄き銃撃を外しまくってしまいました(恥ずかしながら怖すぎて1マガジン分くらい使いました)。きっと現実でゾンビが湧いてもこんな感じで弾を無駄にするのかもしれません。ぶざま……。



今回の体験版は、道中で放水用ホースを手に入れ、キーアイテムとして使用し路地の炎を消すシーンまでがプレイ可能になっていますが、終盤には強敵「ネメシス(追跡者)」も登場します。ルックスの厳つさに「『バイオ』って本当に怖いんだ!!」と2020年の今になって恐怖を感じましたが、道中に手に入れた武器の数々や緊急回避を駆使してなんとか脱出。

ゾンビに囲まれる絶望感もさることながら、手持ちのアイテムやマップのギミック、地の利などを見極めて突破口を探す感覚もなかなか刺激的ですね。プレイし終えたころにはM君に「いや『バイオ』めっちゃ怖いやんけ!!!」と言ってやりたい気持ちでいっぱいになりましたがいったん置いておいて、彼の懐事情が落ち着いた頃にでも、昔のことを思い出しながら語ってみたいと思います。



総じてリアルな緊張感とスリルたっぷりなアクション性に満ちた『バイオ RE:3』ですが、リザルト画面を見るにマップに計20体登場する人形を探す周回プレイも楽しめるようです(筆者は怖くてそれどころじゃありませんでしたが……)。本作は『バイオ』シリーズデビューにもうってつけなので、まずは一度プレイしてみるといいかもしれません。その他、今回の体験版に関する情報はこちらからご確認ください。

『バイオハザード RE:3』はPS4/Xbox One/PC向けに2020年4月3日発売予定です。

《吉河卓人》

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