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本記事には『Fate/Grand Order』全般(特に「神代巨神海洋 アトランティス」)のネタバレが含まれています。
本記事には『Fate/Grand Order』全般(特に「神代巨神海洋 アトランティス」)のネタバレが含まれています。
iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』(以下、FGO)では、様々な期間限定イベントも楽しみのひとつですが、物語の軸となるメインクエストの展開もまた見逃せません。
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現時点では、メインクエスト第2部 第5章「Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス 神を撃ち落とす日」まで配信されていますが、この第2部 第5章はまだ完結していません。
以前の告知では、2020年春に行われると発表され、次いで4月に開幕と告知。そして、4月8日に行われた特別番組「Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.13 第2部 第5章 オリュンポス 配信直前SP」にて、近日の配信が明らかとなりました。
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「Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス 神を撃ち落とす日」の開幕が目前へと迫りましたが、待ち望んだ分だけ期待は自然と高まるもの。特に今回は、「神代巨神海洋 アトランティス」との繋がりが密接のため、気になる点も多々あります。
そこで今回は、『FGO』の一ファンである筆者が、「星間都市山脈 オリュンポス」に期待するポイントを独断でピックアップ。気になる点はユーザーごとにそれぞれ異なるかと思いますが、ひとつの意見としてご一読いただければ幸いです。
なお、『FGO』全般(特に「神代巨神海洋 アトランティス」)のネタバレなども含まれているので、未プレイの方は閲覧をお控えください。
◆「神を撃ち落とす日」の決着とは何なのか──キリシュタリアの動きに期待大
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「神代巨神海洋 アトランティス」では様々な激戦が描かれましたが、その中でも間違いなく上位に上がるシーンと言えば、衛星軌道上の狙撃型星間戦闘機・アルテミスをオリオンが撃ち抜く場面でしょう。怒りや憎しみではなく、溢れんばかりの想いで引き絞られた矢を受け、彼女は愛ゆえに滅ぶ──クライマックスを飾るに相応しい名シーンでした。
オリオンが去り際に放った「冠位のサーヴァントが召喚されるのには、大体の場合、きちんとした理由がある」といった台詞は、冠位持ちが立ち向かうべき存在が「星間都市山脈 オリュンポス」にいることを示唆しているのか。ここも気になるポイントですが、筆者がストーリー上の展開で最も注目している点は別にあります。
「Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス 神を撃ち落とす日」でアルテミスを、言い換えるなら神の一柱を撃墜。タイトルにある通り、見事“神を撃ち落とす日”を達成しました。ですが、次に待ち受けるメインクエスト「Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス 神を撃ち落とす日」にも、同じく“神を撃ち落とす日”という一文が盛り込まれています。
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同じ異聞帯の話なので「Lostbelt No.5」が共通しているのは分かりますが、「星間都市山脈 オリュンポス」にも“神を撃ち落とす日”というワードがあるのは、やはり無視できないところです。また、言葉をそのまま受け取ると、単に神を倒すのではなく、概念的にせよ物理的にせよ「高みにある存在を落とす」のでしょう。
「星間都市山脈 オリュンポス」では、すでにゼウスの登場も明らかとなっていますし、その他のギリシャ神話系の神々も姿を現すことでしょう。そんな神々を倒すことを“神を撃ち落とす”と表現してもおかしな話ではありませんが、「神代巨神海洋 アトランティス」での出来事と比べると、どうしてもパンチが弱く感じます。
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では、実際に神を撃ち落とすとしたら、誰がどの神に対して行うのか。ひとつの可能性としては、汎人類史側の神々が対象となるのかもしれません。神々を落とすことで、汎人類史の敗北を決定的なものとする──そんなキリシュタリアの行動を指して、“神を撃ち落とす日”と称するのでは、という予想もあります。
その場合、このLostbelt No.5では「カルデアに対して、キリシュタリアが勝利を収めて終わる」といった結末もあり得そうです。また、Lostbelt No.6以降は反撃の物語になると考えると、後々の展開も熱いものがあります。
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そしてもうひとつ。撃ち落とす神は、第2部の発端となった「異星の神」を指す可能性も充分ありそうです。未だ実態も分からず、何をどこまで目論んでいるのかも不透明ですが、汎人類史にとって脅威なのは間違いありません。
キリシュタリアを含むクリプターたちは、「異星の神」との契約により、汎人類史に背を向けました。ですが、彼らがどこまで「異星の神」と共に歩むつもりなのか。そこはクリプターによっても違いがある点かもしれませんが、キリシュタリアがここで反旗を翻し、「異星の神」の撃墜を狙うのでは、とも個人的に考えています。今の『FGO』において「異星の神」は、“撃ち落とす”相手として充分な存在です。
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ふたつのメインクエストに共通する“神を撃ち落とす日”──果たして「星間都市山脈 オリュンポス」では、誰がどの神を撃ち落とすのか。気になるところです。
◆継続して登場する登場人物たちも目が離せない!
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多くのサーヴァントと出会い、そして別れが繰り返されてきました。「神代巨神海洋 アトランティス」でもそれは同様で、新たな出会いはそのまま別れへと繋がります。
その一方で、継続して登場するサーヴァントたちも存在します。唯一のシールダーであるマシュ・キリエライトや、明晰な頭脳が頼もしいシャーロック・ホームズ、虚数潜航艇「シャドウ・ボーダー」に欠かせない存在であり、取りまとめ役としても優秀なダ・ヴィンチちゃんことレオナルド・ダ・ヴィンチ、そして「ノーチラス号」の艦長として活躍するキャプテン・ネモなどが、引き続き「神代巨神海洋 アトランティス」に向かいます。
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このサーヴァントたちにも、それぞれ気になるポイントがあります。まずマシュは、これまで何度か話に上がっていた「オルテナウスの強化があるのでは?」という点。先日お披露目された30秒CMの中で、マシュが大きな射撃武器のようなものを構えており、これがオルテナウスの強化に関係あるようにも思えます。もしかしたらオルテナウスに、攻撃宝具が実装されるのかも。早くも想像の翼が広がります。
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ダ・ヴィンチちゃんで気になるのは、やはり体調について。シナリオ中でも無理がたたっているように見えますし、バトル中のスキルや宝具台詞なども不穏なニュアンスを感じるので、今回も無事に乗り切ってくれるかどうか、戦々恐々です。
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キャプテン・ネモは、少なくとも今の立場は安定しており、他のサーヴァントたちと比べたらある程度安心して見ていられます。その油断につけ込むのが『Fate』らしい展開でもありますが、他の面々よりは不安感が比較的少なそうです。気になるところと言えば、サーヴァントとして実装された時に、プロフェッサーやベーカリーも内包してくれるかどうか。ワルキューレ方式でぜひお願いします。
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そしてホームズは、どうしても“カルデア内部にいる、信用してはいけない者”への疑惑が拭えません。無論この点については、上記のサーヴァントたちも対象になりますし、新所長やムニエルも例外ではありません。しかし、ジェームズ・モリアーティの幕間を踏まえると、ホームズに対しての警戒心が沸き上がります。その一方で、それはミスリードで、新所長がたびたび名前を間違えるムニエルが本命、という可能性も。ああ、疑惑は尽きません。
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「神代巨神海洋 アトランティス」でようやく姿を見せた「カルデアの者」も、当然気になります。ですが、キリシュタリアとの取り引きでこの異聞帯から立ち去っている可能性が高いので、「星間都市山脈 オリュンポス」での再会はないかな、と考えています。