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シミュレーションの戦略性と、キャラクターを育てるRPGの要素が融合したジャンル「シミュレーションRPG」。作品によって難易度は様々ですが、的確な判断で激戦を乗り越えられる一方で、着実な育成で打破出来る可能性もあるなど、その多様性も魅力のひとつです。
家庭用ゲーム機におけるシミュレーションRPGは、1980年代後半~1990年代前半辺りに端を発し、現在にも至る活躍を見せています。そして、この黎明期に1作目がリリースされ、シリーズ最新作が昨年登場したばかりの『ファイアーエムブレム』は、本ジャンルを代表する人気作のひとつと言えるでしょう。
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ウォー・シミュレーションの多くは、同一のユニットであればステータスに違いがなく、次々と生産して消費しながら戦うものが主流でした。しかし『ファイアーエムブレム』は、同じ職業であってもそれぞれが名前を持ち、唯一無二の個性を覗かせます。
加入時のステータスにも違いがあり、実際に能力がどのように伸びていくかはランダム。それぞれに成長率が設定されているので、その傾向こそ予想できますが、思わぬ能力が伸びることも。そのため、繰り返しプレイの中にも驚きと発見が盛り込まれていました。
また、体力が尽きたユニットはそのまま死亡し、復活させる手段は一部の例外を除いてありません。一瞬の油断が取り返しのつかない事態を招くため、その緊張感も本作の面白さを支える大事な要素として定着しました。
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時代に合わせてシステムや難易度も変化し、後期のシリーズ作では体力がゼロになっても次のマップで復帰する「カジュアルモード」が搭載されるといった変化も見せています。その一方で、一度倒れたら復活しない「クラシックモード」も用意。楽しさの方向性をユーザーが取捨選択できるのも、本シリーズの魅力でしょう。
そんな人気シリーズの原点となったファミコンソフト『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』が発売されたのは、1990年4月20日のこと。もうじき30周年を迎えようとしています。そこで今回は、目前に迫った30周年に向け、本作に関する思い出やプレイ体験などを、読者の方々から大募集! 忘れられないシーンやお気に入りのキャラクター、魅力的なポイントなどをぜひお寄せ下さい。また、シリーズ最新作『ファイアーエムブレム 風花雪月』のプレイ状況についても教えていただければ幸いです。あなたのご意見、お待ちしております!
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